緩和ケア病棟に

舅は、きょうから緩和病棟に移れることになった。
室料は、我が家の家計では卒倒モノの金額だったが(^^ゞ、
同じ緩和ケア病棟で安い部屋に空きが出来たら、
すぐそちらに移らせて貰えるという話だったので、
私が勝手に決めた。主人にはメールで事後承諾（爆）。
なに、これまでだって道楽するお金は必ず捻出できたのだ。
どんな差額ベッド代だろうが、私にまかせておけ（殴）。

じーちゃんは、
「なんじゃ言うても、まず、流し台と冷蔵庫は、要らんわ」
と言い放って、婦長さんを苦笑させた。
この特等室みたいな部屋から、流し台と冷蔵庫を撤去しても、
部屋代は安くならんぞ、じーちゃん(^^ゞ？

それから、今はとりあえずこの部屋しか空いてないので、
・・・という説明を聞くと、じーちゃんは、
「やっぱり、高い部屋は、売れんのよ？」
と車椅子に座ったまま上目遣いに婦長さんを見てニヤリと笑った。
婦長さんはしかし、胸を張って首を横に振り、
「い～え♪つい先日まで、ここも含めて満床でしたのよ！」
と仰った(^^ゞ。

ともあれ、やっと落ち着いた快適な部屋に移れて良かった。
じーちゃんは、早速、テレビを点けた。
今までは四人部屋だったからテレビもイヤホン使用だったが、
ここなら、どれだけ何時まで観ていたって自由だ。

婦長さんからは、一ヶ月と待たなくても空室が出ますよ、
と言って頂いた。
緩和ケア病棟で空室が出来るというのは、どういうことか、
・・・と私は一瞬、考えそうになって、やめた。
ここで緩和ケアと抗ガン剤治療を受けて社会復帰する人もいる、
と入院案内に書いてあったからだ。
じーちゃんだって、体力がつけば退院して家に帰るのだ！