転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



1月19日にはサントリーホールでポゴレリチを聴く予定なのだが。
今回は宿泊必至なので、翌日も朝から東京に居ることになる。
広島には晩までに帰るとして、何か、昼の間に、
都内にいる時間を利用して観られる舞台はないだろうか、
・・・と思っていたところ、格好のモノを見つけた。

歌舞伎座さよなら公演 壽初春大歌舞伎

『さよなら公演』たって、そのものに関しては焦ることはなくて、
現歌舞伎座の本当の最終公演は再来年の4月だ。
怒濤の勢いでサヨナラ公演を繰り出すどっかの劇団とは大違いで、
歌舞伎座の『さよなら公演』は、なんと延々16ヶ月間もあるのだ。
だがまあ、この1月からいよいよ、さよなら興行の幕開けとなるし、
何より今回は音羽屋(尾上菊五郎)さんがお出になるしで、
やはり自分の思い出として歌舞伎座の見納めをするなら、
音羽屋さんのときに、まず一度は行っておきたいと思った。
ちょうど、旧宝塚大劇場の見納めに花組公演を選んだように。

それで、昼の部というと、演目は、
三番叟(さんばそう)・俊寛・十六夜清心・鷺娘。
菊五郎の清心を観るなんて、十五年ぶりくらいではなかろうか。
前に観たのは90年代初頭で、一等席で観たあと
翌日にまた幕見に行った記憶がある
(『扇屋の夕霧だ!』事件のときだ・爆)。

しかし夜の部も、これまたなかなか良さそうではある。
曽我対面・鏡獅子・鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)。
音羽屋さんが曽我十郎でご出演になるとは、
さすがに歌舞伎座さよならだけのことはあって豪華なキャストだ。
そういえば今年は6月に博多座で、御曹司世代による、
新人公演のごとき曽我対面を見たが、
今度は吉右衛門・菊五郎という本公演版(苦笑)で、
菊之助が化粧坂少将あたりにまわっているという贅沢さだ。
夜の部とはいえ、うまい具合に最初の演目だし、
着いた19日に幕見でこれだけ入って観るか。
そのあとサントリーホールに直行すれば・・・。

・・・と、ここまで考えたのだが、私は、
この「夜の部・幕見プラン」を、やはり断念することにした。
観るなら、演奏会の済んだ、翌日の昼だけにすべきだと思った。
ここは一本に絞るのが、真の追っかけの正しい姿です
と、以前、宝塚ヲタ仲間に認定されたことを、思い出したからだ。

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