住み替えの件で某サ高住の相談員さんから連絡があったので、
午前中、現地まで行って来た。
入居予定の部屋が決まったので見せて戴き、申込書類を作成した。
結局、両親には私からは何も説明していないのだが、
トシもトシだし、二人とも理解力のほうは心許ないので
もう良かろうということで、入居申込の書類を作成し、
このあとは、次回私が時間を取って、通帳と銀行印とを持参して出向き、
契約書に署名捺印し、入居予定等を決定することになった。
都合がつく限り、サ高住さんのほうのケアマネさんも同席して下さるそうだ。
帰りに、徒歩圏内にある某老人ホームに寄ったら、
午前11時過ぎになっていたので、両親とも昼食時間で、
ふたりとも車椅子で食堂に出てきて、テーブルについていた。
父のほうはとても眠そうで、私に挨拶だけはしたが、
すぐにうなだれてウトウトしており、
「もうすぐご飯ですよ~」
とスタッフさんが呼びかけると、
「(目の前に食事が)出てきたら、食べる」
と目を閉じたまま、返事だけをしていた。
母もさきほど起きたばかりだと言いつつ、機嫌も体調も良さそうで、
まずはお茶を淹れて貰って、美味しそうに飲んでいた。
飲みながら少し咳をしていたので、やはり誤嚥はありそうだったが、
きょうのところは元気そうで、最近では最も爽やかな顔つきをしていた。
昼食メニューは「サラダうどん」がメインで、
母は、スプーンを手に取り、フォークでパスタを食べるように、
スプーンをくるくると動かしていたが、めんが巧く巻き付いて来ないので
「えらい食べにくいね」
と言い、何度か同じことを試したあと、
「お兄さん、お箸かフォーク、貰えへん?」
とスタッフさんに声をかけた。
スプーンの使い方としてはおかしいが、箸かフォークでもあれば…、
と私も見ながら感じていたので、
母の言うことは、解決の方向性として完全に妥当であると思った。
実は、黒っぽいお箸がスプーンと一緒に最初からあったのだが、
お盆もまた黒だったので、よく見えておらず、
母も私もお箸の存在に気付いていなかっただけだった。
スタッフさんに教えて頂いて、お箸に持ち替えたら、
途端に食べやすくなり、母の機嫌はなおった。
そして私を見て、にっこりと笑い、
「あんた、なかなか、ボインやね」
と言った(爆)。
あまりにも、唐突だった。
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