転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



マンションの6畳間の畳替えをした。
入居以来13年、いやついに14年目か、初めての畳替えだ。
昨日朝、これまで使っていた畳6枚が引き取られ、
加工されたあと本日午後、めでたく搬入された。
洋間のLDKとのつながりを考えて、初めて「縁なし」にしてみた。

(施工前(左)→畳を全部除いたところ(中央)→畳替え完了(右))
  

施工前、畳を除けるためにチェストを移動させたら、
新築のときからずっとチェストに隠れていた部分が「そこだけ若い」状態で、
もとはこんな色だったのだなと感じ入った。
巾木もチェストの陰になっていた部分だけ、色が白かった。


このあとは押し入れを仏壇に改造し、和室の壁のレイアウトを考えて、
舅宅の仏像などもこの部屋に安置したいと考えている。
今あるチェストは、既に中身は空にしてあるので、いずれ大型ゴミに出す予定だ。
神戸にいたとき、某百貨店の通販カタログで9000円で買ったチェスト(^_^;、
あの頃は服でも雑貨でも家具でも、1点1万円以上のものは買わない主義だった。
選び抜いて購入した、というほどの執着はなかったつもりだったのに、このチェストは
我々とともに今治に行き、広島に来て、マンションでも生活をともにし……、
実によく活躍してくれたことだった。ありがとうよ。

それにしても若い畳は良い香りだ。
これこそまさに、「転勤先の官舎の香り」(笑)!
かつて転勤族時代、数年ごとに主人に転勤の辞令が出て、
家中の荷物をまとめ、新たな任地に赴いて、初めての官舎に入ると、
いつも必ず、この畳の香りがしていたものだった。
昭和30年代に建った官舎などが普通に使用されている業界だったが、
畳だけは、入居のたびに新しくされていて、
どこへ行っても、新居の最初の記憶はいつもイ草の香りだった。
初めて住む官舎、初めて歩く街の新鮮さと、真新しい畳は常にセットだった。
未だ浅い春、この香りに包まれて山ほどの段ボールと格闘した日々を、
今は懐かしく思い出すばかりだ(笑)。

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