転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



ついに、やる気に、なった。
「続・果てしない物語」。

とは言え、いきなり出向いたら百発百中、無駄足になる。
きょうはとにかく関係各所に電話をした。
どういう手続きが必要か、何を準備すれば良いか、
当日は何を持参すれば良いか。

あちこち訊ねた中で、いちばん意味のわからないのが
やっぱり社会保険事務所だった。
姑が亡くなったことで、年金の振り込みが停止されるわけだが、
それについては、次のようなものが、手続きに必要だとのことだった。

・姑の年金手帳・年金証書
・主人の戸籍抄本(母子関係の証明のため)
・主人の住民票
・姑の住民票(「○日死亡」がわかる「除票」を含むもの)
・主人名義の通帳
・みとめ印
・手続きに来るのが私(嫁)ならば、主人からの委任状

主人名義の通帳、というのが、まず激しく疑問だった。
姑の死亡以降に姑の口座に振り込まれた年金を返却するために
我々は手続きをしようとしているのだから、
主人名義の口座など最初から全く関係がない。
先方だってそれを前提に話をしているというのに、
「必要ないんですが、ご主人の通帳、持ってきて下さい」と言う。
なんだそれ。

更に。
舅のときには無かったものが今回は登場した。
『主人と姑の書類上の住所が別であったので、
 親子であり別居関係にあったことを、第三者が証明した書類』。
書式は社会保険庁の定めるもので、我が家に近日中に送付されて来るのだが、
この『第三者』とは、相続関係だけでなく、血縁関係も一切ない、
ハッキリ言えば「近所の人」「友人」などでなければダメなのだという。

実家と私の関係なら、姓が違うのだから、
別居では血縁関係が疑われるのもまだわかるが、
姑と主人の親子関係は各種書類から明白で、
そのうえ主人が数年前まで姑と同居だったことさえ証明できるのに、
なぜ、ここで第三者が?

舅宅は、かつて新興住宅地だった場所だが、
今や、近所はかなり顔ぶれが変わっており、
御近所もデイサービスに通う年代の方々だし、普段の付き合いも少ない。
だいたい、姑本人がもうここ7年以上、病気で外に出られず、
舅が亡くなったのだって4年前なのだ。
町内会長さんにお願いに行けば、証明を書いて下さるかもしれないが
(ちなみに町内会長さんもご高齢で、奥様の介護をなさっている)、
多分、署名や捺印をして頂くような内容だろうし、申し訳ない気がする。

私の実家関係も、舅のイトコ関係も、
姑本人から見れば本来他人なのに、全部「血縁」と見なされ不可、
ほかに、我が家の事情を本当によく知っていて下さったのは、
ケアマネさんや、ヘルパーさん、それに特養の方々なのだが、
「施設関係は、書いてくれないことが多いですよ~」
と社会保険事務所のヒトは言った。

「もし、『第三者』が見つからないときは、どうなりますか?」
と試しに訊ねてみたらば、そういうときは死亡届だけの手続きになり、
姑生存中の6月分の年金まで返納対象になるのだという。
理由は、6月分の年金の振り込みが7月で、
7月には姑は生存していなかったことが死亡届から明らかになるので、
・・・という話なのだが、わかったような、わからないような。

四年前にも、随分と社会保険事務所のせいで迷走させられ
数ある役所の中でも一番多くの枚数の書類を要求され、
シヌほど名前と住所を繰り返し書かされ、
戸籍謄本も死亡診断書もあるのに、「除票を含む」の住民票がないから
死亡届けになっていないとハネられ、
・・・私は本当に、社会保険事務所にだけは、良い思い出がない。
民主党はこういうところを改善してくれるんですよね!???

舅宅界隈で、どなたか『第三者』になって書いて下さる方がないか、
考えてみるしかないが、このご時世、何かの『保証人』みたいで、
印象が悪いのではないかと心配だ。
つくづく意味のわからない手続きだと思った。

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