やっぱり聞いてない

娘の、A中学2年生としての生活も、明日で終わりだ。
きょう、担任の先生から、通知表を見せられたとのことだった。
正式には、保護者宛に郵送となるのだが、その前に、
生徒本人に、段階点を見せるだけは、して下さったようだ。

音楽と美術が上がり、英語と数学と体育が下がり、
英会話と国語と社会と生物と物理化学は変わらず。
あれ？家庭科と聖書は・・・？
本人としては、結構真面目にやったつもりの英語が、
期末で痛恨のミスをし、評価に影響したのが不本意だったようだ。
しかしそれも含めて実力なんだから、しょーがないだろう。

画期的だったのは美術だ。初めて５を取ったのだ。
何を隠そう、娘はかつて、美術で１を取ったことがある。
私は、中学でこんな段階点が本当に存在したことに驚愕したものだった。
フザケたとか、欠席したとか、提出物を出さなかったとかではなく、
純粋に、作品への評価が、それだった。
これじゃ、ただの、美術部の面汚しではないか！！
それが今回、初めて面目を施したかたちとなったのだ。
なんと、めでたいことだ。
何を評価されているのかは、今もってサッパリわからんが。

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さて、とりあえず私が激怒するような成績でなかったことに
娘は一応、安堵して、極めて機嫌良く言った。
「あんね～、明日、お弁当、要るから」
え・・・？
終業礼拝の日に、なんでお弁当？？
「ほんでね、朝は9時半までに登校すればいいって」
いや、それはどうでもいいのだが、お弁当は、ナンのため？
「さあ・・・・？わからん」

私は、しばらく考えた。
どうして、終業礼拝の日に、昼食が必要なのか。
午後に、何があるのか。
・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・。

わかった。
明日の午後は、中学部の卒業礼拝があるのだ。
中２の娘達は、中３の先輩を送るため、その礼拝に出るのだ。
午前中は全体の終業礼拝、午後は中３のための卒業礼拝。
在校生として出るのは中２だけだ。
だから去年は無かったお弁当が、今年は要るのだ。
違うか？

「な～んだ！そっか～～♪」
どーーーして、当事者の自分が、ちゃんと聞いて来ないのだろう。
こくないかけんしんやどっ活の頃と、ほとんど変わっとらんなキミは。