転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



ついに、行った。
ずっとずっとずっと気になっていたのだが、
最終段階になって私が嘔吐下痢に倒れたものだから、
こんなぎりぎりになってしまったのだ。

悲しいことに、我が家の確定申告は、
年々、内容がややこしくなっている。
最初は、源泉徴収票にある主人の給与所得金額をもとに
医療費控除分を計算するだけだったのだが、
途中で一時期、私の極零細学習塾経営が加わり、
それから医療費が爆発的な金額になり、
私が塾をやめ、医療費が下り坂に入ると同時に、
今度は主人が相続した小さな土地の不動産所得が加わり
(住宅は建たない狭さ。舅の時代から貸店舗になっている)、
今年はついに、住宅ローンの返済まで始まって、
もう、どの数字をどこに書けばいいのか、
完全に私の能力を超えるようになった。

それで今年は、自分ひとりで記入するのは諦めて、
領収書の合計や、固定資産税の確認だけやってから、
書類一式を持って確定申告会場というところに初めて行った。

「もー、いろんなことをいっぺんにしよう言うてんじゃけ」
と思いっきり広島弁の税務署職員に文句を言われたが、
それはこっちの台詞だっ(--#)。
いろんなことを一枚の申告書にまとめなくてはならないから
こうして専門家の力を借りに来たのに、
もうちょっと親切な口の利き方は出来ないものか。
私が怠惰で無能なために、職員さんを煩わせているのは認めるが、
記入の仕方を間違えたらそれはそれで税務署は文句言って来るし、
こうやって聞きながら書くほかないではないか。

かつて、このような場面で、
『ほぅ?税金、要らん、言うんなら、わしゃ往(い)ぬるが?
(=税金は要らないと言うのであれば、ワシは帰るぞ?)』
と、亡きじーちゃんは係員を三白眼で見て、
いぢわるく言ったものだったが、きょうの場合、
ここで「ではお帰り下さい」と言われたら困るのは私なのだ。
だって私は、税金を払ってやるなどと大きく出るどころか、
微々たる税金を返して貰うために来たのだもの(T.T)。

心理的屈辱と焦燥感と、肉体的苦痛と疲労感とに耐えて、
職員さんに何度も何度も教えを乞い、
ときに無視され、大声で呼んで迷惑そうな顔をされつつ、
書いて書いて書きまくり、電卓を叩きまくって書類を埋め、
順番を待ってコンピュータの前に陣取り、
また係員さんに指導されながら打ち込んで申告書を完成させ、
長蛇の列に並び直して、とうとう、提出までこぎ着けた。
長かった(T.T)!

だが、私のきょうの仕事はこれで終わりではなかった。
私はその足で、今度は向かいの県庁にある、
地域事務所納税局に出向き、不動産取得の申告をした。
実は、入居して一年になるのに、まだ申告に行ってなかったのだ。
放っておいたって、どうせ納税通知書は送られて来るのだが、
これを済ませておかないと、不動産取得税の減額措置が受けられない、
ということに気づいたのが先週だった(爆)。
届け出が遅すぎると、叱られるかと思ったが、
減額措置の条件に適った物件であることを確認されただけで、
これはすんなり認められた。ああ、なんでも言ってみるもんだな。

とにかくきょうは、ヨカッタ(T.T)。これで安心だ。
所得税の還付と、不動産取得税の減額措置とが実現しなかったら、
あの、居間の壁面収納の計画が頓挫するところだった。
『今のところは、こっ、これで!すみません!』
と言って、グリーンジャンボの宝くじの束を
業者さんの前に置いて頭を下げる自分を想像していたぞ(^^ゞ。

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