転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



姑が、座布団や箪笥とお話できるようになって久しいのだが、
昨夜は、暗闇のなかで一晩中語っていて、
ちょっと鬼気迫るものがあった。
でも、ときどき小さく笑ったりして、とても楽しそうだったので、
まぁいいかと、そのままお喋りしていて貰った。
そうしたら、今朝はさすがに疲れたらしく、今、爆睡である。
友達と徹夜で話すと、翌日、眠いのよね(^_^;。

今は入院中だから居ないが、舅が家にいると、
この人もまた夜中はちょっとおかしくなる。
彼は変なところで神経質で
(『デリケートなんじゃろうよ』と元気な頃の姑が言っていた)、
夜になると寝付きが悪くて、ほとんど毎晩、安定剤を飲む。
しかし、おじーさんの常として、
寝ていてもすぐオシッコに行きたくなる。
安定剤を飲んでラリった状態でトイレまでふらふら歩いて行く姿は、
徘徊以外のなにものでもなく、初めて見たとき私は仰天したのだが、
目つきと足取りと言動がおかしい他は、
用足し以外のことはしないので、今では慣れた。

別の意味で薄気味悪いのが、うちの娘で、
彼女は異様に怪談が好きである。
彼女の本棚は、『恐怖の人食い観覧車』『幽霊人形を見たね』
『亡霊レストラン』『ミイラ物語』等々と、
タイトルだけでも霊気の漂うようなものが、ずらりと並んでいる。
しかも、この娘は、そういう怪談の本を持ってトイレにも行く。
「赤いマントは要りませんか~」とか「便器の中から緑色の手が!」
という話を、まさにトイレに座って読めるというのは、どういうことか。
こいつは、夜中は怖くてオシッコに行けない、などと言ったこともない。
「あんた、よく、そんなもの、トイレで読めるね」と私が言ったら、
「なにが?」という返事だった。
基本的に読解力がひどく欠如しているのではないかと心配である。
しかしまぁ、彼女の怪談好きは、ある意味、私の遺伝で、
私も、「新・耳・袋」とか「本当にあった怖い話」などはよく読む。
私は一応、娘よりは読解力があるので、夜は読まないようにしているけど。

唯一、怪奇な要素のない人間が、我が家では夫なのだが、
彼は、今、仕事で刑事事件を扱っているので、
彼の持って帰る記録書類のたぐいには、
水死体や焼死体や殺人現場の写真が、いろいろと収められている
(らしい。守秘義務があるから見せてくれない)。

玄関に、盛り塩でもしたほうがいいだろうか?

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