転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



通訳案内士の二次試験まで、残りあと一週間となった。
心理的にジタバタしてはいるのだが、シヌほど勉強しているとは言い難い。
これまで何ひとつ対策をして来なかったわけではないが、
必要な知識をきっちりバッチリ身につけて来たとも、到底言えない。
こういう曖昧な状態で試験当日を迎えると思うと、憂鬱だ。
じゃあ今からでも、寝食忘れて二次試験対策に打ち込めば良いではないか、
と言われそうだが、現実にはそれもシンドくて(殴)なかなか出来ない。
先日来、ウイルス性腸炎で弱っているし、そうでなくても、
私のような人間でも一応、主婦としての家事その他や社会生活があるのだ(汗)。

転妻「あーもー、早く終わりたい。二次試験が終わらんと腹具合も良くならんよ」
転夫「え~っ!!そんなことがプレッシャーになっとったん!!」
転妻「なっとらんとでも思うとったのか(--#)」
転夫「全然なんも考えとらんのかと思うとった!!」
転妻「んなワケないだろうが!落ちたらもう一年やらんといかんし」
転夫「別に絶対取らんといけん資格でもないじゃろ」
転妻「そりゃそーだが、やっぱ受ける以上はスベりたくないのだよ、当然だろ」
転夫「ふぅん?」

こういうとんちんかんな家族がいるせいで、私は更に調子が狂うのだった(--#)。
能天気な主人は、私が二次試験で福岡まで出向くと聞いて喜び、
そんならワシも一緒に行こう♪と新幹線のチケットを二人分取った。
当然のことながら、この男は応援のためについて来るのではない。
福岡市内で何か美味しい昼食を楽しもうという計画なのだ。自分ひとりで。

通訳案内士の二次試験は、試験委員2名対受験生1名の、10分弱ほどの面接なのだが、
単なる英語口述試験ではなく、受験生は通訳ガイドになったという設定で、
外国人観光客に英語で日本を案内するという、ロール・プレイング形式で行われる。
『もし一日しか観光できないとしたら、日本のどこを勧めますか』
『桜を見たいのですが、いつ頃、どこを訪ねるのが良いですか』
など全般的な観光案内を要求される質問もあれば、
『参勤交代とは何ですか』『将軍と天皇はどう違うのですか』
『日本の歴史において、最も重要な働きをした外国人は誰だとあなたは考えますか』
のような、歴史的な知識や事項に関する質問をされることもある。

また、『書道とは何ですか』『日本の武道について教えて下さい』
『陶器と磁器の違いは?』『「義理と人情」とはどういうものですか』
などの、なんとなくわかっちゃいるが知識が曖昧で、英語なんかじゃますます言えない、
みたいな細かい質問も毎年ある。

家にいて面接の練習をしている私には、試験委員役をしてくれる人はいないから、
過去問の本を見ながら、答だけを自分なりに英語で言うことを繰り返しているのだが、
本番の問いは、当然のことながら音声で来るのだ。大丈夫だろうか(汗)。
昨日など、What is hanamachi?(花街とはなんですか)という問いがあって、
随分色っぽいことを訊くんだなあと思いながら、
♪人に訊かれりゃお前のことを~トシの離れた妹と~@金田たつえ、
の知識をもとに回答してから、もう一度問題文を見直してみたら、
問いは、What is hanamichi?(花道とは何ですか)だった(爆)。
老眼にも困ったものだ。

今朝、眺めていた過去問には、『「家元制度」について説明して下さい』
というのがあった。
「家元」。お茶もお花も踊りもやったことのない私には縁のないものだ。
漫画とか火曜サスペンスの登場人物では割と見かける設定だが、つまり何だっけ。
確か、そういう芸事の頂点にいる、その流派トップの指導者が家元で、
家元が技量を認めた弟子は、一定の金額を支払って免状を貰う制度になっている筈。
名取りになるにはそれなりの経済力が必要だ、と日舞やってる友人が言っていたものだ。
家元はそうやって、ほうぼうからお金を吸い上げているので、
跡目相続を巡ってはしばしば殺人事件が起きる、
……うぅむ、そっちへ行っては、いかんのだよな(爆)。

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