当面はKF94で

12月半ばにオミクロンが日本に入ってきた時点で、
マズいとは思っていたのだが、初詣行事をやめる訳にも行かず、
境内を、昨年同様に一方通行レイアウトにして、
コーンを置いて仕切り、あちこちに指示板を立てて順路を示し、
授与所の手前各所に御神札や御守の一覧を掲示し、随所に消毒液を置き、
御神酒は使い捨てコップ、……等々の感染防止対策を施したうえで、
我が村の神社を予定通り、12月31日の夜から1月11日まで、開けた。
獅子舞や、参道の露店は、今回も無し。

職員やバイト巫女さん、総代会の面々は全員不織布マスク着用、
休憩は同時に3人まで・対面で座らない・飲食中は無言徹底、とした。
全員、外作業でもマスクを忘れなくなったのは、昨年より進歩していたが、
……案外、皆さん、食事しながら喋るんですね(^_^;。
食べ始めから、食べ終わってマスク着用完了するまで無言で通す、
という行動が不可能な人が結構多いことを、私は今更ながら知った。
誰しも気を付けてはいるので、ぺちゃくちゃ喋りっぱなしではないのだが、
それでも食事の途中で、何往復かのやりとりがあってワっと笑ったり、
食後にお茶を飲みながら話し始め、マスクを外したまま会話を継続したり。
「感染対策していた。どこで感染したか、わからない」
と言う人も、実はこういう場面が日常生活の中で多々、あるのではないか。
ゆえに、自称コロナ脳の私は12日間、皆から離れて「ぼっち飯」を強行した。
人それぞれの「常識」があるのだから、他人をキイキイ咎めるより、
私は私ひとりだけで、悔いの無いように、やるのだ(^_^;。

そうやってどうにかこうにか12連勤を終え、神社を片付け、
昨日、総代会幹部で互いの労を（飲み会無しで言葉だけで）ねぎらい、
私は本日、晴れて、家に籠もった。
この初詣行事期間中に、市の、コロナ新規感染者数を示すグラフの線は、
Y軸に平行と言えるくらい急激に立ち上がってきており、
発表されているデータによると、特に広島（と沖縄）は
米軍基地からマトモに来たオミクロンで、
それまでのデルタがほとんど駆逐されてしまった。
まずは正月行事が全うできれば、と最初から願っていたのではあるが、
数字的なオミクロンの勢いは、私の予想以上であった。

Twitterで、Eric Topol氏やEric Feigl-Ding氏の情報を見る限り、
オミクロンの伝播性は尋常ではなく、これまでの対策ではほぼ確実に
いずれ自分も感染する、と私は覚悟するようになった。
3回目接種の案内は、実家の90歳超の両親宛にさえ、まだ来ていないので、
主人や私の番が回ってくるのは、やはり4月以降なのだろう。
仕方が無いから、とりあえず、KF94マスクの正規品を買った（汗）。
マスクをアップグレードする以外に、今できそうなことが無い。
N95マスクが最強であることは、十年前の原発事故のときに学んだが、
少々推奨されても、N95はやはり高密度なので呼吸しにくいのと、
隙間無く装着するためのフィットテスト等が難しいので、手を出しづらい。
その点、日常生活の感染予防ならKF94あたりが現実的だろうし、
一般の不織布マスクよりも、私にとってはフィット感が抜群に高いので、
今後しばらくはこれを使ってみようと思っている。

このあと総代会全員で集まる行事は2月3日の節分だけなので、
当面は出来る限り家に籠もっているつもりだ。
両親のいる某有料老人ホームも、「面会禁止」の状態に戻った。
年内に幾度か会っておいて良かった。
今後は、要予約のタブレット面会のみだ。
差し入れは受付に渡すかたちで可能なので、
また昼食やオヤツなどを持って行こう。
父は、納得したのか忘れたのか（！）、初詣期間中には電話はなかった。
母は、1月3日の昼間に一度電話してきて、またしても、
「電話のかけ方もわからんようになって、トシやから、もう」
的な、本人には切実なのだろうが客観的には全く緊急でない話を、
社務所でてんてこ舞いしている私にひとくさり語ったが、それ一回だった。
二人とも、正月に死なないでいてくれただけで御の字だよ、ありがとう。
あんまり親身にお付き合いしてあげられなくて、すみませんでした<(_ _)>。

ということで、これから私はStayHome。出かけるときはKF94（笑）。