転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



この週末、今年もまた実家の村の神社の例祭が、行われた。
年末年始も思ったが、どうしてこう、神社のご奉仕というのは
夜更けまでやった翌日が早朝始まり、という仕組みなのだろうか(爆)。
大晦日のあと午前2時半に解散したのに、すぐに元旦で8時から歳旦祭とか、
前夜祭の神楽の撤収で午前様になったあと、翌日の例祭準備が8時集合とか、
……いずれも、働く側になって知ったが、実に眠いのだった(殴)!

という罰当たりな発言はおいといて。
今年は、好天に恵まれ、寒くなかったのが素晴らしかった。
空が高く晴れ晴れとしていると、祭りのひとつひとつが活気づき、
何をやっても盛り上がった。
祭典そのものも明るい澄んだ空気の中で行われたと感じたし、
余興の神楽や神輿、餅まきなども、いつにもまして生き生きと、
集まった皆のエネルギーがひとつになっている気がして、
なかなか良かった。

今回の準備では、宮司さんから許可を得て、初めてご本殿の階段を上がり、
ご神体の前に置かれているご神像とその御殿付近の掃除をした。
木造建築の室内とはいえ、経年劣化で板が縮んだり撓(たわ)んだりして、
壁や床などあちこちに隙間が出来ており、砂や枯れ葉なども入って来ていて、
少々掃除機で吸ってもハタキではたいても、完全に綺麗にはならなかった。
とりわけ、御殿にかけられている紺色の幕が悲惨な状態で、
私は思いあまってそれを外し、階段を降りて社殿の外まで持って出て、
景気よくホコリを叩いたのだが、なななんとカメムシが十数匹、落ちて来た(爆)。
幕のドレープの間でキモちよく暮らしておったのだな(--#)。

また、祭典前には幣殿(へいでん。祭祀の行われる間)に上がって、
お供えものの支度をする係をやらせて貰ったのだが、
出来上がりを見て頂いた神官さんに、しっかりと駄目出しをされた(^_^;。
お叱りということではなく、いろいろと教えて頂いたという意味だ。
私とてさすがに、昔から村のあちこちで祭りを見ているので、
三方の折敷(おしき)と台の組み合わせ方とか、
鯛のお頭の向きなどは知っていたが、全体の配置では微妙に迷った。
基本は、常にお米が真ん中、向かって右に酒、左に鯛、ということだった。
鯛は、麻紐で縛って「踊らせ」、南天などを飾ると良いとのこと、
また、下段は今回はお三方が三つしかなかったのが失敗で、
上段の三方が三つなら、下段は四つあるのが望ましいので、
乾物をもっと用意して、下段向かって左に供えると良いそうだ。
出し昆布、するめ、うずたかく盛り上げた削り節など。

もうひとつ、前夜祭の直前にこのお供えをして祭典を迎えたのだが、
翌日の例祭まで、ほかのことでとっちらかっていたせいもあり、
鯛がそのまま出しっ放しで放置されていたのは、いささか、まずかった。
宮司さんからは事前に、鯛は供えたままで良いと一応言われていたのだが、
大昔の霜月の感覚とは違い、昨今、今年などは特に、
気温が低いとは言えなかったし、そのような中で一晩おいた鯛は、
例祭当日になると、やはり良い状態とは言えなくなっていた。
総代長さんにもこの件を報告し、特にお咎めはなかったが(大汗)、
来年は気をつけなくてはと思ったことだった。
具体的には、保冷剤をつけて管理することや、
気温によっては、祭典前後すみやかに、鯛だけは冷蔵庫に移すこと等々。

メモメモ(._.)φ(._.)φ

きょう、全部の片付けが終わったあと幣殿を覗いたら、
誰かがなんとかしたらしく、鯛はもうどこにも居なかったが、
…………結局、どうなったんだろうかね(逃)。

(後日記:鯛の件、後日譚→2018年01月11日

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