転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
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HN「転勤族の妻よしこ」、筆名「山田亜葵」。家族は、転夫まーくん(またの名を「ツアコンころもん」)、転娘みーちゃん(1995年生まれ。首都圏在住。会社員)。
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雑日記
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2015年06月04日 22時13分04秒
『腕時計詐欺』が話題 「高価な時計貰って下さい」にご用心
(おたくま経済新聞)
『『腕時計詐欺』に遭いかけた。という話題が、Twitterまとめサービス『togetter』にまとめられ今ネット上で注目を集めています。』『体験談によると、道を歩いていたところ突然目の前で車が止まり、感じの良い老紳士から「ちょっといいですか?」と声をかけられたそうです。老紳士は「時計宝石をとりあつかっているサラリーマン」だと自分を名乗り、「今から会社に戻るところだが余ってしまったからこの時計いらないか?」ともちかけ、「持ち帰ると怒られる」「余ると私の首が飛ぶ」「(時計は)48万もする」という話をしてきたのだそう。』『実はこれ、冒頭でも触れましたが、割と昔からある詐欺の一つで『腕時計詐欺』といわれるもの。「高価な時計をいらないか?」ともちかけ、相手が受け取ると「今手持ちがないから飲み代ぐらいちょうだい」と、最終的に現金をたかるという手口です。そして肝心の時計の価値はというと、実際は二束三文。』『ターゲットにされるのは、新社会人や学生など比較的若い人が多いようす。犯人は2人1組で車にのって行動している事が特徴です。』
今でもあったんだ!と私は逆に懐かしくて感激(爆)した。
1980年代初頭、私は東京都小平市学園西町の住宅街で、
このテの人たちに遭遇したことがあった。
ある日の夕方、道を歩いていたら乗用車が横に止まり、見たら、
オッサンが二人乗っていて、私に向かってアタッシュケースを開き、
記事の通り、無理に時計をくれようとした。彼らも、
「余っちゃって、このまま会社に持ち帰れないから、貰ってほしい」
というようなことを、確かに言っていた。
しかし、いかに山奥の田舎から出てきたばかりの私でも、
こういう意味のわからない話に乗るほど素直ではなかった。
「そんなこと言われても困りますよ。要りません」
と私はすげなく断った。
うちの村だと、道で出会う人は大抵どこかで繋がっている親戚なので、
たとえ相手が理不尽であっても、うっかり尊大な態度を取ると、
その日から村じゅうで悪口を言われて大変なことになるのだが、
東京では全然しがらみがないので、私は不愉快そうな顔を
あからさまに見せることにも躊躇がなかった。
オッサンらは笑顔で、
「なんで困るんですか。あげるのに。このままじゃボクらが困るんですよ~」
となおも食い下がってきたが、
「いいえ、お断りします」
と私は無愛想にその場を立ち去った。
それ余らしたんは、お前らの不始末なんやろ、ほなら勝手に困っとき、
と私は内心で思っていた。
ただ、むこうは車だし、追いかけて来たらどうしよう、とちょっと怖かったが、
幸い、彼らはそれであきらめたようで、私と同じ方向には来たりせず、
また、私の下宿で待ち伏せしているというようなことも起こらなかった。
段取りも決着も、まったくもって、記事に出ている通りだった。
30年前から十年一日のごとく、この詐欺マニュアルは遵守されていると見える。
それにしても、
『ターゲットにされるのは、新社会人や学生など比較的若い人が多い』
と記事にあるが、ヤツらは開口一番、私に向かって、
「ねえ!奥さん奥さん!」
と言いやがった。これは今でも覚えている。
私はそのとき、芳紀まさに18歳であった。
オバさん呼ばわりされた挙げ句に人助けをする気には、
ゼッタイに、なりませんでしたね(--#)。
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