転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



きょうも舅のところで一日、過ごした。

舅は、昨日とはうってかわって、しんどそうになっていた。
朝、私が行ったときから、呼吸がせわしなく、
ほとんどものも言えないような状態で、
私は、どうにかしてほしくてナースコールしまくった(^_^;。
しかし、痰を吸引して貰っても、ネプライザーをして貰っても、
点滴を増やして貰っても、注射をして貰っても、
どうしても、舅の苦悶状態は改善しなかった。

舅「%&#$%・・・」
私「はい?」
舅「・・・・へー・・・」
私「へ!?」
舅「へ」
私「屁?」
舅「・・・・た・・・・」
私「屁が出た?」
舅「(クビをヨコに振る)」
私「屁がしたい?」
舅「(苦笑しつつクビをヨコに振る)」
舅「へー・・・」
私「へ」
舅「た」
私「た。・・・へた?」
舅「(うなずく)」
私「へた。誰が?私?ごめんなさいね」
舅「(またしてもクビをヨコに振って)・・・か・・・」
私「か」
舅「ん・・・」
私「ん」
舅「ご・・・」
私「わかった。かんごふさん
舅「(うなずく)」
私「看護婦さんが、へた?
舅「(うなずく)さいて・・・」
私「最低?」
舅「(深くうなずく)」

『看護婦が、下手。最低』。
ヲイ。苦しい息の下から、どうしても言いたいことが、それか
さんざん世話になっておいて、なんつー、恩知らずな(^_^;。
元気になったらバラすぞ?思いっきり痛い注射打たれるかもよ?

午後になって、看護師さんに座薬を入れて貰ったあたりで、
それでも、舅はやや、落ち着いて来た。
もうひとつ、うがいをすれば、口の中が潤って、
舌が動きやすくなり、発音もしやすくなることを、
主治医の先生から教えて頂き、二度ほど試して、
夕方頃には、会話もややスムーズになった。良かった(^_^;。

舅と一日喋っていて(喋ろうと努力していて)
今の舅は、タ行の発音が全部サ行音になってしまう、
ということを、私は途中で発見した。
考えてみれば、日本語のタチツテトは、舌先の適切な面積が、
正しく上の歯の裏の付け根部分に密着していないと出せないから、
舌の動きが悪く口の中が乾いている舅には調音が困難な訳だ
(↑昔取ったキツネヅカ的音声学の知識を披瀝してみました(殴))。
だから、舅が「あ・そ・ぜ」と言ったらそれは「あとで」だ。

これを習得してから私は、「山!」「川!」的な意志の疎通が、
ほぼ、実現するようになった。自画自賛!!(蹴)

明日から三連休で、少し時間のゆとりもあるので、
今夜は主人が病院に泊まってくれることになった。
明日は娘の運動会なので、お弁当をつくって送り出した後、
私が主人と交替するという予定にしている。
舅はカンが良すぎるので、我々が泊まり込むのを見て、
自分の病状について気を回すかもしれないが、
とりあえず、『三連休だから』で通そうと思っている(^_^;)。

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