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転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



一昨日と昨日と、二日連続でA中学高校の文化祭に行って、
娘はご機嫌で「A中学に入りたい!」と決めた。
もともと、ここは家から最も近い私立女子中学で、
私が化粧しないで行ってしまうくらいの至近距離なので(爆)、
生徒さんたちの登下校を毎日見かけ、
部活の賑やかな声を朝に夕に耳にしているという親近感が、
娘にとって最初から大変大きかったのは勿論だが、更に今回、
文化祭の開放的な雰囲気を見、入りたい部活がいくつもあるのを知り、
すっかり「ここだわ♪」と思ったようだった。

尤も、娘のは飽くまで外側から見て良いように解釈しているだけで、
実際には生徒になってみないとわからないことが多々あるだろうから、
私から見ると、それはいささか、自分に都合の良い理想化ではないか、
という気が、しないでもない。
私自身、公立の共学中高しか経験がないし、この学校が、
娘の期待通りのものかどうかは、結局のところよくわからない。
だがまあ、これから入試に向けて、思いこみでもなんでも(^_^;)、
「頑張ってあの学校の生徒になるんだ!」
という動機付けがあるのは、良いことだとは、思った。

しかし、ここに来て娘の成績があきらかに低迷しているのも事実だ。
もともと私は極力、各学校の難易度についての情報は与えず、
ただ、娘が気に入るかどうかで志望校を決めさせるつもりだったのだが、
前回の塾テストと今回の模試に関する限り、
娘は大穴を掘って最深記録を更新しそうな勢いで、
このまま行ってしまっては、いくらなんでもイケナいのではないかと
呑気な私もさすがに危機感を覚えるようになった。
折しも、彼女の算数のデタラメさ加減を、先日発見したばかりだし。

だが、それにしても、だ。
私にとって、今、せめてもの幸いは、かつての、
極零細塾の経営を、数年前にすっかりやめていたことだ。
だって、極零細とはいえ、経営者の娘が模試で玉砕、なんてこと、
人に知れたら教室の評判に響きまくりだし、それに何より、
なんで自分の娘を堂々と他塾にやっているのか、
というのもかなり問題ではないか(--#)。
『教室がツブれたら困るんだから、○○塾に行っているのは内緒よ!
アンタは○○中に絶対入ってよ!』
などと、娘をオドしていたら、本末転倒になるところだった。
まあ、『日本一プレッシャーのかかった大学入試』
という題で随筆をお書きになっていた、
太宰府天満宮の宮司さんのご子息よりは、
うちの娘なんか、立場的に、全然マシだっただろうけれども(^_^;)。

ということで、これからラスト三ヶ月弱、
何か達成感が得られるくらいには、頑張りたいと思います。
って私が決意表明しても、何もならないんですが(--#)。

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(中学入試備忘録)
このあとの予定。

11月5日(日) 第四回模試・私立女子A中学高校文化祭
11月7日(火) 某私立共学中学説明会
11月11日(土) 塾テスト
11月18日(土) 私立女子C中学説明会
11月19日(日) 私立女子B中学オープンテスト
11月25日(土) 塾テスト

娘の希望はハッキリと私立女子A中学に固まって来たので、
今後はこの学校を中心にスケジュールを組みたいと思う
その意味では19日にわざわざB中のオープンテストを受ける、
というのは既に余計なことだという気もするのだが……。

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この日記を、中学入試の勉強の参考にと
お読みになっている方は、まずないとは思うのですが。
私は今夜、発見しました。
娘が、なぜ、算数が出来ないか、を。
ダアとなるオチは、なく、マジです。


塾のノートを見ると、娘が予習で解いていった問題は、
だいたい、授業で答え合わせをすると8割は正解している。
ところがテストになると、70点など取れるのは一学期に一度で、
あとは40~50点の恐るべき低空飛行が常だ。
これは、なぜだ?と私は長い間、疑問だった。
テストでアガった、などという単純な理由ではなく、
根本的に理解できていないとしか思えない点数だった。
では予習段階でやる問題なら一応できているのは、どうしてなのだろうか。

その謎が、今夜、解けたのだ!

なんと娘は、問題文中に出てきた数字を、その意味もあまり考えずに、
ただ、なんとなくやったことがあるような「感じ」に合わせて、
ほとんどテキトーに組み合わせて、解いていたのだ。
確かに小学校レベルの算数なら、困ったことに、
与えられた数字を全部使えば、結構、正解に辿り着く
(逆を言えば、与えられた数字を部分的にしか使わずに解いた場合は、
その答えはほぼ、間違っていると断定してよいわけだけど)。
偶然に正解できる割合は、当然のことながら基本問題ほど、高い。
出ている数字を、どう組み合わせれば良いかが、単純だからだ。

だが、それでは所詮、正解したとは言っても偶発的なものの域を出ず、
娘のしていることは、算数が「わかっている」レベルには
ほど遠いものだった。
確かに数字の操作には、なにがしかの根拠はあったにしても、
基本的には、ただ、どこかで見たような怪しい解き方(爆)を
漫然と繰り返していただけなのだ。
そのことに、今夜私は、娘の答案を見ていて、初めて気づいた。
今までの私は、どの答案も点数と、誤字の有無しか見てなかったのだが、
天の啓示か、きょう、私は初めて、正解した箇所の内容を読んでみたのだ。
すると、答えは合っているにもかかわらず、娘の立てた式は、
どれも、あまりにも、意味不明で荒唐無稽だということがわかった。

それで、塾の副教材からランダムに選択した問題を与えて、
「同じ問題を二度解きなさい。
一度目はとにかく答えが出れば良いという、自分のための解き方で、
二度目は、おかーちゃんに対して説明するつもりで答案を作成しなさい」
と指示してみた。
とりあえず一度は解いて、解けることを確認してからでないと、
他人に見せるためだけの答案をつくる余裕はなかろうと思ったのが、
二度解きを提案した私の側の理由だ。
すると、果たして、娘は、二度目のほうが、全くできなかった。
『大きい数字と小さい数字だから、なんとなく、引き算でやった』、
『授業で、割り算二回で答えが出てたから、割り算で解いてみた』、
娘のはつまり、そういうレベルだったのだ。


もし、同じ悩みをお持ちの、親御さんがいらっしゃいましたら。
娘のようにドツボに算数ができない子限定の話ですが、
是非、○になっている答案をこそ目を皿のようにしてご覧になり、
お子様に式を書かせてみられることをお勧めします。
お子様が、使っている数字の意味を本当に理解しているかどうかは、
ひとつの問題を「二度解かせる」やり方が確認のために有効です。
一度目は本人の好きな解き方で、
二度目は、他人に解法を説明するつもりで丁寧に式を書かせて、
本当に何をやっているかを押さえながら解かせるのが得策と思います。
あるいは口頭で、自分の式の意味を、
親御さんに向かって授業するつもりで説明させる、
というのもおそらく効果的であろうと思われます。

二学期のこの時期になって、これを発見したことに意味があるのか、
我ながら謎ですが、わからないまま入試が終わるよりは良いかもです。

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A中学の文化祭があったので、朝から娘と出かけた。
家から近いという安心感があるせいか、
娘はこの学校をとても気に入っている。
先日来、学校案内のイベントがあったりしたので、
娘は校内については既に私よりよく覚えていて、
案内図を見てあちこちの教室を自分から覗いていた。

娘が是非欲しいというので、校章入りの文房具セット
(ノート、ボールペン、ファイル)を買ってやった。
そういえば先日の某男子中学説明会で貰った校章入りシャーペンは、
卒業生である主人が今、愛用している(^_^;)。

天文部の展示で星に関するクイズに答えて景品を貰った後、
星形の色紙に各自の願い事を書いて壁に貼る、
「星に願いを」というコーナーに誘導された。
娘は迷いもせずにマジックを握ると、一気に書いた。

入試に合格できますように
がんばってください(^_^;)。

学食が開放されていたので、うどんを食べてみた。
「いい学校だ。うどんがオイシい」
と娘は、いつぞやのB中学と同じ感想を漏らした。

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地元の方には、「某」も何もないもんだが(^_^;)。

広島市内で、公立以外の共学の中高一貫校ということ、
この国立大学教育学部附属と、あとは私学に一校あるだけなので
(もうひとつ、数年前に開校した私立共学中学があるのだが、
そこはインターナショナルスクールの感じで娘の希望とは違う)、
受験生の親として、一応の関心は持っていた。
幸い、自宅からもかなり近いところだし、
話を聞いてみるだけでもと思って、出かけた。

ここは、世間的な評価として非常に「自由」な学校だ。
子供たちの自主・自律の精神を育んでくれる、
という意味では素晴らしいし、伝統に裏打ちされた教育方針だと思う。
反面、学校が細かく干渉しないので生徒の実態は野放図にも見える。
また、教育学部附属ということで、先駆的な実験校であり、
教育機関であると同時に研究機関としての使命があるので、
新しい教授法を最初に試される場であり、
常に教育実習生の「練習台」とされる学校でもある。
ちなみに、学習指導要領には厳密に従っているので、
中学での高校学習の先取りはしていないということだ。

あるクラスで、入学後に取ったアンケート調査によると、
ここに入学した理由の第一位は、「安いから」(爆)。
確かに、ここは国立であって私立ではないので、
義務教育の中学に関しては入学料も授業料も要らない(^_^;)。
入学理由としての次点は、「受かったから」と「共学だから」が同位。
この学校の良さとして生徒達が挙げているのは、やはり「自由」、
次いで「先生が良い」であり、
逆に、悪いところであると生徒が指摘しているのは、
第一位の意見で過半数を占めた「校舎がボロい」、
その次は、生徒たちにも自覚があるようで「だらしない」。

この学校は、偏差値的には大変高く、男女とも、
中学受験段階での優秀児たちが集まる学校とみて良いと思う。
それだからこそ、実験的な教授法にも生徒たちはよく応えるし、
自由を甘受すると同時に責任も持て、という指導が通用するのだろう。
うちの場合、『受かるワケねー』という次元なので(殴)、
そもそも私にはほとんど現実味のない説明会ではあったのだが、
想像していた以上に、生徒の自主性にまかせる部分が大きく、
学校に規範を求める私とは、相容れない面が多いことがわかった。
言うまでもなく、こういう教育のあり方を、
客観的な立場から否定するつもりは毛頭ない。
ただ、私の趣味とは違う、ということがわかっただけのことだ。
勿論、もしも娘が、この学校に是が非でもと執着するようなら、
もともとダメダメ、・・・じゃない、駄目でもともと、
ということで、受けてみてもいいとは思っているが、
娘は娘で、「女の子の学校に行きたい♪」ヒトなので、
おそらく、受けるとは言わないのではないかと思う。

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主人の出身校である某私立男子校のオープンスクールがあり、
せっかくの機会だからと、見に行ってみた。
ガタイの良い娘にハーフパンツとTシャツとオーバーシャツを着せたら、
男の子にしか見えず、男子校の入試説明会参加者として、
我々親子は、見た目も全然おかしくなくなった(爆)。

ここは、もともとは広島藩藩校として始まった男子校で、
実は、私の父と叔父もここの卒業生だ。
父が原爆にあったあと、秋になってようやく登校してみたら、
同級生が何人も亡くなったことがわかった、
……という話は、この学校が旧制中学だった時代のことだ。
きょう、行ってみたら校庭には原爆の慰霊の、大きな石碑があった。

夫「市内の学校は、大抵、こういうのがあるよね・・・」
娘「ヒロシマだもんね」
夫「んっ?」
私「なあに?」
夫「ああ、『慰霊』て書いてあるんか。そうか」
私「なに」
夫「いや、この真ん中の紙、『霊』って見えてさ。
 誰かがイタズラで書いたんかと思うたが、『霊』じゃった」

なんだそれは。
ここの生徒はそーゆーヤツらなのかと、雰囲気を垣間見た思いだった(--#)。

主人の学生時代は、中等部は詰襟の学生服で、
高等部になると制服がなく、全くの私服だったそうだが、
今は、当時とは制服のデザインが変わり、
中高と六年間、着用するように決められているようだった
(後日記:高2高3になると着用は自由で、私服でも良いそうだ)。
また、大学入試を目指しての勉強合宿のことなども、
学校案内の展示で写真を交えて説明されていた。

夫「制服か。変わったのぅ」
私「袖口の白ラインだけは引き継いだんだね」
夫「勉強合宿かい。こーゆーこと、するようになったとは」
私「いいじゃないの。勉強熱心で」
夫「ワシらの頃は、こんなせわしないことはしよらんかったで」

六年間、バンカラな校風の中で勝手気ままに、
楽しく遊んで大笑いな青春を謳歌した主人は、
ご多分に漏れず、お友達と仲良く浪人組だったそうだ(^_^;)。

きょうは売店と学食も開放されていたので、勿論、行ってみた。
主人が在学していた頃、売店をあずかっていたのは中年の男性・女性で、
生徒らは彼らをこっそりと「ばいじじ」「ばいばば」と呼んでいたそうだ。
これは「売店」の「爺」、「売店」の「婆」という意味だ。

私「ご夫婦だったのかしら」(←どうでもいいことだが(^_^;))
夫「いや。そうではないというウワサじゃった。
 とにかく感じの悪い『ばいじじ・ばいばば』じゃった」

それは、キミらがやんちゃボウズばかりで、
売店職員の方々も手を焼いていらしたということでは(^^ゞ?
ともあれ、さすがに年月が経過したので、ばいじじ・ばいばば御両名は、
今はもうお勤めではありませんでした(^^ゞ。

というわけで、昔に較べるといろいろと変わったことはあったけれども、
学食に寄って、昼食をとってみたら、
「うどんの味が変わっとらん♪」
と主人が喜んでいた。
娘も唐揚げ定食を食べ、
「おいしいね~(^o^)。どこの学校もこんな学食あるかな~」
と感心していた。

とても雰囲気の良い学校で、娘も学食を気に入ったようだったし、
ぜひ入学させたいと思った(爆)。

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午後から、A中学入試説明会に、ちゃんと化粧して行った。
学校名としてここで使っているアルファベットは、例によって「行った順」だ。
娘の希望校の中で最初にオープンスクールに行った学校なので、
ここではA中学と表記しているが、あ音で始まる学校名ではない。

キリスト教系の私立女子校で、中高6年の一貫教育、
という点は先日のB中学と同じだが、A中学はプロテスタントだ。
そのせいかどうかはわからないが、雰囲気的にはノビノビしていて、
生徒たちが、お気楽に愉快に過ごしている様子が伺われた。
校長先生は、「学校は、まず、楽しいところ」であって欲しい、
と言われ、生徒の自由な表現力を大事にしている、とのお話があった。

学校生活全般、教師と生徒の距離が近く、和やかで、
生徒主導で先生を対象に『チョイ悪オヤジコンテスト』があったり
(「栄えある一等賞に選ばれたのはワタシです(^^ゞ」
と、きょうの会で、某英語教諭の先生が仰っていた)、
英語合宿のためにわざわざ揃いのTシャツを作ったりと、
「なにごとにも、ちょっと遊び心をプラスして」
というのがこの学校の感覚だと、学校説明担当の先生も仰った。

学習面では昔から英語学習がこの学校の「ウリ」で、
一年生の初めから少人数授業、毎日1ページずつのノート学習、
途中からは原書の10分間読書や、英検受験なども加わり、
英語方面に進むか否かは全く関係なく、全生徒に対し、
「卒業後60年は続く英語人生」を想定して指導している、
とのことだった。

学校生活の土台となっているのは言うまでもなくキリスト教で、
毎朝が礼拝から始まり、生徒全員で賛美歌を歌い、
一日の終わりもクラスごとの祈りで締めくくる、ということだ。
信者でない生徒が多く、入学時に初めてキリスト教に触れた子が、
恐らくほとんどだろうということだったが、
宗教活動というだけでなく、幅広い情操教育や道徳教育として、
日々の祈りや賛美歌が位置づけられているのだそうだ。

このA中学は、我が家と同じ区内で、簡単に徒歩で行ける近さだ。
出願手続き・受験票送付・合否通知が、郵送のみとなっているのだが、
我が家なんか、走っていってシロクロつけたほうがよほど早いので、
なんでわざわざ学校より遠い郵便局まで出しに行かねばならんか、とか、
郵便局経由の速達を待つより、自分で学校まで貰いに行けばすぐなのに、
等々、入試の時期になったら、もどかしくてイライラしそうだ(爆)。

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娘はきょう、ノーテンキに歌を歌いながら帰ってきた。

娘「♪僕らも負けずに どなルんだ~……くふっ。たらいも」
 (↑阪田寛夫『夕日がせなかをおしてくる』より)
私「おかえり。何が『くふ』だ」
娘「あ(^_^;)。ははは。どなル、って巻き舌、うまく出来たから」
私「(………orz)」

娘「きょうはねえ、五時間目、眠かったよぉ」
私「五時間目は、何だったの?」
娘「社会
私「何か、いつもより特別しんどい授業だったの?」
娘「ん~、ビデオ、長いの観たから」
私「なんのビデオを観たの?」
娘「社会
私「(ナメとんか(--#))」
娘「じゃなくって、歴史、歴史(^_^;)!」

私「歴史は、どのへんを習ってるんだっけ?明治行った?」
娘「まだ。あ、えとね、明治に、なるとこ。文化・・・」
私「……?」
娘「文化会館
私「は?」
娘「文化、かいかん……、あり?」
私「まさかと思うが、文明開化か」
娘「……あら、おほほ、ゴミに目が……(^^ゞ」

オモシロいヤツだな、お前(--#)

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某A中学オープンスクールに継いで、
きょうはB中学のオープンスクール&入試説明会に行った
(アルファベットは単に『行った順』なので悪しからず)。

同じキリスト教系でもA中学のほうはプロテスタントなのだが、
こっちは、カトリックの、厳格な女子校だ。
質素を旨とし、愛と奉仕の精神を忘れず、
ひとりひとり神から与えられた役割を果たすよう、日々努力する、
というのがこの学校の生徒の生活の仕方であるようだった。
宝は天に積みなさい、との聖書の言葉を実践するような、
生徒の地道なボランティア活動の数々がDVDで紹介されていた。

制服があり、規定はことこまかく定められており、
当然のことだが茶髪・ピアス・化粧などは御法度だ。
服装検査が定期的にあり、スカート丈まで厳密にチェックされる。
「『服装くらい、ちょっとは自由にしても、いいじゃない』
『そんなの厳しすぎる』
とお感じになる生徒さん・ご家庭でしたら本校には向きません」、
と生活指導教諭から、説明会でばっさり言われていた。

私は、元来、集団生活に関しては、
「厳格で窮屈」みたいなことが、そう嫌いではない。
家では皆、野放図に自分を許して暮らしているのだから、
集団に入ったら逆に、自己をおさえ規律を尊重して行動する、
というメリハリを持つことが好ましいと思っている。
なので、この学校の厳しさは、私は気に入った。

今年度は、『礼儀正しいことは、親切なことである』
という言葉を掲げ、日々の行動を律して指導なさっているそうだ。
例えば、お客様が来られたら起立して出迎える、とか、
重い荷物を持っていらっしゃる方を手伝って差し上げる、とか、
教室内でクラスメートが間違っても、笑ったりしない、等々、
他人に礼を尽くすことは、相手に対して親切にすることに等しい、
というのが指導内容だとのことだった。

ただ、こういう厳格さと表裏一体にある「閉塞感」が、
果たして、うちの娘に合うのかどうかは、やや疑問だった(^_^;)。
娘は多分、規則には従順に従うとは思うが、
彼女は気の良いヤツで、他人が何をしているかが気にならず、
良く言えば大らかに、悪く言えば鈍感に暮らしているので、
キビキビと常に気働きをしつつ、緊張感を持って人様に尽くす、
などという生活は、かなり苦痛と劣等感を伴うのではないか、
という気が、私は、した。
いや、本当に私自身は、こういうのが趣味だし、
できれば娘にも、同じ価値観を持って欲しいのだけれどね(^^ゞ。

保護者が体育館で入試説明会を聞いている間、
娘たちはグループ分けされて、体験授業を受けてきた。
出てきた娘は、「算数だった、面白かった」と上機嫌だった。
尤も、このヒトは、物事に大抵、肯定的なので、
最初から「嫌っ!!」というのは、まず、無いのだが(^_^;)。

ともあれ、ここを受けるかどうかはまだわからないし、ほかにも、
引き続き、いろいろと入試説明会に行ってみるつもりだ。
明後日はC中学の文化祭だし、
来月は主人の出身校である某男子校も覗きに行く予定だ。

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昨日の塾の保護者教室での話を、自分が忘れないために
書き留めておきたいと思う。
娘がお世話になっている塾は、地元中学入試専用の塾で、
全国展開ではなく、もともととても家庭的なのだが、
昨日の話も、今の時期の私にとってはなかなか良いものだった。

冒頭、塾長先生が、
「夏休み前の保護者教室で、確か、『夏休みがすべて』という
話をしたかと思いますが、……あれは全部忘れて下さい
と仰ったので大笑いだった。
日々新たな我々は、不都合なことは水に流して、前進あるのみだ(^_^;)。

********

・9月や10月は、子供には、まだまだ切迫感がない。
たかだか12年しか生きていない小学生にとって、
100日というのは、大人が考えるより、ずっと長い年月に相当する。
二学期の初めには、親だけが一方的に焦るが、まだ先は長い。

・塾がない日の家での勉強時間は2時間前後が良い。
3時間を超えてやっているとしたら、小学生には無理がある。
睡眠時間を犠牲にして長時間やる勉強方法は、改めること。

・各科目、苦手対策を心がけることは常に必要ではあるが、この時期は、
そのための時間を取るより、むしろ「まんべんなく」を重視すること。

・12月の初めから冬休み講座にかけては予習の要らないカリキュラムなので
時間はそこでたっぷりと取れるから、理社は冬から集中すれば取り返せる。
正月特訓も当教室では例年、おこなっていないので、
各自、自宅で休養を取り、体調管理を重視して勉強すること。

・苦手科目ほど、使用テキストの数を絞る。塾テキストだけで良い。
塾テキストも基本問題を中心に。発展問題は得意科目だけやる。
問題を数多く解くよりも、基本的なものを繰り返して身につけるように。
新しい問題をやったせいで、せっかくわかりかけていたことに混乱を来す、
という失敗を、苦手科目ほどしやすい。手を広げないこと。

・過去問は冬休み講座で本番さながらに時間を計って解くので、
先回りして今、解かないで、塾で扱うときまで残しておくように。

・合格のために必要なことは「基本を」「ていねいに(=ミスをしない)」。
6~7割の得点で充分に合格できることを忘れないように。
しかも合計点で競うのだから、科目ごと・単元ごとの苦手にばかり
心を奪われて偏った勉強をしないように。

・何より大事なのは、今こそ初心に返り、
『なんのための中学受験だったか』を思い出すこと。
不合格だったら失敗、という受験ならしないほうがマシ
中学入試は、客観的にみれば、人生の、小さな通過点に過ぎない。
目先の合否ではなく、将来伸びて行くための心身の力を、
この受験体験を通して得た、という結果になるように。

********

私の見るところ、娘の最大の欠点は「ザツい」ことで、
字が不揃いで汚いし、計算も速いのは良いが間違いだらけだ。
「積み木を上へ上へと積むときに、たとえストレスはたまっても、
ある程度、ゆっくり、そっと、丁寧にしないと、崩れるだろう?
乱暴にサッサとやったら、偶然にバランスが取れたときは良いが、
大抵、いくらも積まないうちに、がらがら崩れて台無しになるよね。
みーちゃんに必要なのも、そういう、我慢して丁寧に積む行動だよ」
と言ったら、娘は、
「そうか~~。今の、すごいよくわかったよ、おかーちゃん!」
と納得していた。
だが、十分後、彼女はテレビを観ながら「ケケケ」と喜んでいた。
きゃつはきっと、次のテストでも判読不能な字を書くんだろう(--#)。

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