転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



某A中学オープンスクールに継いで、
きょうはB中学のオープンスクール&入試説明会に行った
(アルファベットは単に『行った順』なので悪しからず)。

同じキリスト教系でもA中学のほうはプロテスタントなのだが、
こっちは、カトリックの、厳格な女子校だ。
質素を旨とし、愛と奉仕の精神を忘れず、
ひとりひとり神から与えられた役割を果たすよう、日々努力する、
というのがこの学校の生徒の生活の仕方であるようだった。
宝は天に積みなさい、との聖書の言葉を実践するような、
生徒の地道なボランティア活動の数々がDVDで紹介されていた。

制服があり、規定はことこまかく定められており、
当然のことだが茶髪・ピアス・化粧などは御法度だ。
服装検査が定期的にあり、スカート丈まで厳密にチェックされる。
「『服装くらい、ちょっとは自由にしても、いいじゃない』
『そんなの厳しすぎる』
とお感じになる生徒さん・ご家庭でしたら本校には向きません」、
と生活指導教諭から、説明会でばっさり言われていた。

私は、元来、集団生活に関しては、
「厳格で窮屈」みたいなことが、そう嫌いではない。
家では皆、野放図に自分を許して暮らしているのだから、
集団に入ったら逆に、自己をおさえ規律を尊重して行動する、
というメリハリを持つことが好ましいと思っている。
なので、この学校の厳しさは、私は気に入った。

今年度は、『礼儀正しいことは、親切なことである』
という言葉を掲げ、日々の行動を律して指導なさっているそうだ。
例えば、お客様が来られたら起立して出迎える、とか、
重い荷物を持っていらっしゃる方を手伝って差し上げる、とか、
教室内でクラスメートが間違っても、笑ったりしない、等々、
他人に礼を尽くすことは、相手に対して親切にすることに等しい、
というのが指導内容だとのことだった。

ただ、こういう厳格さと表裏一体にある「閉塞感」が、
果たして、うちの娘に合うのかどうかは、やや疑問だった(^_^;)。
娘は多分、規則には従順に従うとは思うが、
彼女は気の良いヤツで、他人が何をしているかが気にならず、
良く言えば大らかに、悪く言えば鈍感に暮らしているので、
キビキビと常に気働きをしつつ、緊張感を持って人様に尽くす、
などという生活は、かなり苦痛と劣等感を伴うのではないか、
という気が、私は、した。
いや、本当に私自身は、こういうのが趣味だし、
できれば娘にも、同じ価値観を持って欲しいのだけれどね(^^ゞ。

保護者が体育館で入試説明会を聞いている間、
娘たちはグループ分けされて、体験授業を受けてきた。
出てきた娘は、「算数だった、面白かった」と上機嫌だった。
尤も、このヒトは、物事に大抵、肯定的なので、
最初から「嫌っ!!」というのは、まず、無いのだが(^_^;)。

ともあれ、ここを受けるかどうかはまだわからないし、ほかにも、
引き続き、いろいろと入試説明会に行ってみるつもりだ。
明後日はC中学の文化祭だし、
来月は主人の出身校である某男子校も覗きに行く予定だ。

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