中国足心道 足揉みぱくちゃん 「今日も元気だ!ご飯がうまい!」

「足揉みぱくちゃん」の療術師 市村良子の日々の出来事、暮らしを綴った日記です。

愛しくなりまして。。

2019-05-07 23:19:46 | Weblog
今週の足揉み。

チズちゃん、94歳女性。
足揉み歴、毎週だったり、週に2回だったりを10ヶ月。
去年の7月始め、脳梗塞で倒れ、2ヶ月後にベッドから落ちて、大腿骨骨折で手術。
病院を4箇所、転々としながらリハビリを続け、無理かも、と思われた自宅での生活が始まっている。

ヘルパーさん、家政婦さん、娘さんの連携プレーで、デイサービスにも通いながら、車椅子生活で自宅におられる。
倒れた時点で、すでに認知症があり、少しでも一人になると不安感からか、叫んで人を呼ばれる。
なので、ヘルパーさん、家政婦さん、娘さんの連携が欠かせない。

こんなに詰めて足を揉んだ認知症の方は、父以来で、どうなるかと見ていたのですが、認知症は今の所、あまり進んでいないように思われる。

食事と足揉み、訪問リハビリの時以外は、ほとんどベッドの上での生活であまり活動的ではない。
あまり動かなくなると、便秘になるんだけど、これが大変優秀。ちゃんと、出ている。

入院中は、無理やり突っ込むように食べさせていた食事も、少ないながら(なにせ94歳ですから)ちゃんと毎食、食べておられる。

今週は、15年飼っておられた猫ちゃんがお参りしてしまって、いつも車椅子に座っての施術が、ベッドで寝たままになりました。
亡くなる最後の方は、人恋しいのか、施術中の私の膝の上に乗ってじーっとしていました。
なにやら、膝が温かいので、ふと見ると、おしっこの垂れ流し。。。

オー!でも、ようさん出ているではないですか。腎臓がまだ元気なんやね。
チズちゃんのベッドの枕元で寝ていたり、家政婦さんのお布団に入ってきたり、最後は温もりを求めてウロウロしていたみたいやね。

垂れ流しから三日ほどたって、娘さんから「亡くなりました」と連絡がありました。
やっぱり、チズちゃん、寂しいよね。ベッドから起き上がる気力もなかったのかな。

娘さんのマンションの1階部分が老人施設になっていて、夏頃にはそちらに入所を考えておられます。
「昼間、施設から上の自宅に連れてきたりできるから、今よりお世話がしやすいです。」
そーですね。娘さんちとチズちゃんちは遠いから、通って来るのも大変ですよね。
後、数ヵ月のお付き合いになりそうです。

足揉みを終えて、帰りに「また、来週きますね~」と、手を握ると、
「ありがとう、ありがとう。」って、私の手を強く、握り返してこられます。

ずーっと足揉みを続けていると、一人一人がみんな、大切な方になってくる。
愛おしいと言うのか、頑張れーって応援したくなる。

療術師と患者さんって関係を、超えてくるんだな~。






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