中国足心道 足揉みぱくちゃん 「今日も元気だ!ご飯がうまい!」

「足揉みぱくちゃん」の療術師 市村良子の日々の出来事、暮らしを綴った日記です。

和解の力。

2016-12-31 22:50:13 | Weblog
大晦日です。

おせち料理などと言う大層なものではありませんが、取りあえず元旦にいただくものを作りました。



今年は、ゆっくりした年末でした。
去年の年末年始は、父が入院中でしたから、バタバタしておりました。

その父も3月に亡くなりました。
週に2回の足揉みは、結構忙しかったんだな~。
6月に退職した夫は、JRに勤めておりましたから、結婚した年から年末年始が休みということはなく、お節料理のお弁当を持って出勤することもありました。

7月以降、毎日が日曜日という夫は、「よそ様のご主人は、皆せっせとお掃除してはるで!!!」
という嫁の言葉もなんのその、とうとう何もせずにテレビの守だけしておりました。
別に意味で、大したもんじゃ。

というわけで、こんなにゆっくりした年末は初めで、庭掃除もおせちつくりも楽しめました。




5月に、オバマ大統領が広島に来られ、今度は安倍首相が真珠湾の慰霊に行かれました。
広島の被爆者の方も、ハワイのアリゾナの生還者もどちらも同じことをおっしゃっていましたね。

憎しみはない。
慰霊に来てくれたことが嬉しい。
戦争は絶対にしてはいけない。
どちらの高齢者の方も、もはや謝罪など求めてはいなかった。

敵同士だった2国が、「おたがいのために」働く強い同盟国となった。
「自国のためだけに」でもなく「搾取されるだけ」でもない。

自分も相手も共に立つ関係を世界中の人が目指して行けたら、変わるやろうね~。

今年、足揉みでお会いした皆様、まだ知らない自分を引き出すために来年も、足に頑張っていただきましょう。
ありがとうございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

毎日、毎日20年。

2016-12-24 00:02:34 | Weblog
ブルーベリーが目にいい!てことは、皆ご存じですよね。

ブルーベリージャムを20年以上毎日食べ続けている二人の女性。
70代になっても、いまだにメガネを持っておられません。

裸眼で新聞も読める。

ということで、真似しいのぱくちゃん、早速買ってきましたよ。

「瓶入りは、捨てるのが邪魔やから、紙パック入りを買ってます。
一つ95円で売ってますよ」

と言われてこれ買いました。



パンにマーガリンとジャムを塗って食べたら、美味しい!
今から、20年。毎日食べ続けたら、メガネが要らなくなるのかな。
気が長い実験ですわ~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

杖で外出。

2016-12-21 01:53:50 | Weblog
14日にアップしました脊柱管狭窄症の70代男性。

今日も足揉みに行ってきました。
14日に忘年会があるから、何とか杖で行きたいわ~とおっしゃっていましたが、今はやりの2本杖で行ってこられました。

5月に倒れて以来、杖で外の道を歩くのは初めてだったそうです。
それまでは外出は車椅子か歩行器で。

デイケアのフローリングの所では杖歩行の練習はされていましたが、「コンクリートは初めてやった」と。

10月25日からスタートして、今日で6回目。
毎度、しつこいですが、足!頑張ってる~。

半月前は、1本杖で歩くときは、後ろを支えてもらってたそうですが、今では、デイケアの手すりを持ちながら、自力で杖で歩いておられます。

初めてお会いした時、一生このままかと腐っておられたようですが、今では「そのうち、走ったるで~」と気合満々。

そのプラス思考がますます体を持ち上げてる。相乗効果。

来月も引き続き、揉みにいきますが、毎回体が戻っているのが分かるので励みになります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホリスティック医学。

2016-12-21 01:20:07 | Weblog
日曜日の夜、ミヤネさんのニュース番組に安倍首相が出ておられました。

呼吸を整えるやり方で、「4秒吸って、8秒で吐くんですよね」とおっしゃっていました。
12日のブログに書きました「アンドルー・ワイルの呼吸方」だと思うのですが、ご存じだったのですね。

ワイルのやり方は、吐く前に、7つ数える間、息を止める。その後、8つ数えながら吐く。となっています。
何でもご存じなのですね。

今日も隙間時間に帯津先生の本を読んでおりました。
先生の本によく出てくる「ホリスティック医学」という言葉を聞かれたことがあるでしょうか。

本の抜粋ですが。。。
Holistic(ホリスティック)という言葉は、ギリシャ語のholos(全体)を語源としていて、人間を丸ごと全体的にみる医学がホリスティック医学です。
どんな人の人生にも、生老病死という絶対にはずすことのできない軸があります。
その軸の周囲には、いろいろな喜怒哀楽がちりばめられています。ですから、仮に病で倒れた場合、その原因を体だけに求めても解決できないことが少なくありません。
むしろ、身体だけではなく、そうした目にみえない精神、霊性も含めたその人の全体にスポットをあてて診ていくほうが、人を癒していく大きな力になると考えるわけです。

したがって、ホリスティック医学でいう健康とは、「病気でない状態が健康である」という消極的な定義や「血液や尿などの検査結果が正常値の範囲内であれば健康である」といった狭い分野の定義では通用しません。

「精神、身体、環境がほどよく調和し、与えられている条件において最良のQOL(生活の質)を得ている状態」を健康と考える、より積極的な状態のことです。

ということは、仮に一つや二つ病気があっても生き生きと自分の人生を謳歌しているなら、その人は健康だと言えます。反対に、検査数値上は健康とされても、日々空しく生きているなら、その人は健康とはいえません。

このようにホリスティック医学は病というステージだけにとどまらず、生老病死から死後の世界にまでフォーカスをあてて雄大な世界観ということになってきます。
ホリスティック医学とは、「生き方」そのものなのです。

まだまだ続きはありますが、80歳になられる先生はすでに西洋医学の外科医を通りこして、なにやら、哲学者のようにも思えます。
機会がありましたら、ご一読を。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正月の楽しみ~。

2016-12-20 02:45:30 | Weblog
「近頃は、ビールは冷えるので、あまり飲まないんです~。」
てなことを言うておりましたら、



こんなものやら、



こんな珍しいお酒まで、いただきました。



「明延鉱山の坑道の中で、熟成させたお酒です。
去年、持ってこようと思ったら、もうなかったんです。
で、今年は、是非にと。」

おありがとうございます~。こんな見たこともないお酒を!

今年は、実家の父の喪中ではありますが、お酒が大好きだった父なら、飲んだくれても喜んでおりましょう。

いや、一緒に飲もうやないか~、おとっつあん。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笑顔で旅立ち。

2016-12-20 01:39:01 | Weblog
なかなかブログ画面に向かえず、長い時間が経ってしまいました。

ホスピスに入院中だった女性、亡くなりました。
足揉みと出会っていただいて3年と4か月。
9月末に1回目のホスピス入院。
退院後、11月上旬に再入院の後、今月15日に逝去されました。

39歳で足裏に滑膜肉腫を発症、その後、肺に転移。
余命2年と言われながら、抗がん剤以外の治療法で15年が過ぎていました。

本当によく頑張られました。
前のブログにも書いた通り、ホスピスに入院されてから激痛だった痛みも少し緩和して、とても末期の癌だとは思えないほどお元気でした。

が、「滑膜肉腫」という癌は、動き出すと大きくなるのが早いタイプだそうで、あれよあれよという間に、肺にあった腫瘍が食道と気管を圧迫、食べられなくなりました。
激痛だったけど、意識レベルの下がるモルヒネは使われず、亡くなる当日までご家族、友人と会話できたそうです。

最後の足揉みは、亡くなる4日前の11日。
いつもの半分ほどの時間でしたが、ほんの数十分の間「呼吸が楽になりました」と。

今から思えば、最初の出会いの時から、すでに症状は厳しいものだったかもしれません。
この3年の間に、手術、ラジオ波、粒子線に治験薬と次々厳しい治療が続いていましたから。

本当に、お疲れさまでしたね。

亡くなられた当日、夕方自宅で足揉みをしていました。
頭に、ふと白っぽい服を着た彼女が振り返りながら、上の方に上って行く光景が浮かびました。
足元には、9月に亡くなった猫ちゃんと去年亡くなった猫ちゃんがまとわりつき、左側をキャメルのコートを着た男性の後ろ姿がゆっくり歩いておりました。
「毎晩、実家の父が必ず夢に出てくるんです」とおっしゃっていたから、お父さんだったのでしょうか。

しばらくして、仕事を休んで病院に付き添っておられたご主人から「今、旅立ちました」とメールが届きました。

夜、病院にお邪魔すると、とても安らかな彼女が白い上着とコバルトブルーのスカートに着替えて、横たわっておられました。

それ以来、今日にいたるまで、ずーっと頭の中に、その旅立ちの姿が浮かんでいます。
とても軽やかな足取りで、本当に明るい嬉しそうな笑顔です。

私は、子供の頃から「空想好きな女の子」で、もしかしたら、そうであったら良いのにという思いから、こんな光景を頭に描いているのかもしれません。

5年前の実家の母の旅立ちは、亡くなった親戚が沢山乗った宝船のような船が迎えに来て、川のほとりに立っていた母を連れて行きました。
同じ年、膵臓癌で亡くなった80代の女性は、着物を着た男女が手に提灯をぶら下げて、浴衣をきたその方の背中を両側から支えて、連れて行かれました。

本当は、どうなのか誰にも分かりません。

ただ、亡くなった方は、暗闇の中で無になってしまうのではないという気がします。

今まで何人かのお見送りをして、その都度、とても悲しい想いをしましたが、なぜか今回だけは、その明るい光景がずーっと頭にあるので、悲しいと言う感情が出て来ないのです。

人は、亡くなってもどこかに行くのだ。
年を取ればとる程、そのどこかに居る人が増えて行くのだ。
そして、いよいよ自分のその時が来たら、向こうに居る人のほうが現世より多くなっているのだ。

母が亡くなった時、認知の父が「お母さんも、あっちの方に知り合いが多くなってるから、寂しくないやろ」と言っておりました。
認知の父の言葉は、いつも核心をついておりました。

「兄弟の仲が良いと言うことは、親にとって一番嬉しいことや」てなことも言っておりました。

自分がこの世を去る時、先に逝った人たちを懐かしく思い出しながら、旅立つのだろう。
その時、この笑顔で上って逝った方のことも、きっと思い出すに違いない。
いよいよ再び会えるのだと、嬉しくなるのかもしれない。

若い時には、想像もしなかった感情だ。

今62歳の私が、例えばあと20年生きているとしたら、この感情はもっと深くなるのだろう。

「誰もが、皆彼女のことが好きだったね。大好きだったね」
病院にお別れにきた人達の言葉でした。

ありがとう。私も、大好きでした。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目標設定いたしましょ。

2016-12-14 02:01:43 | Weblog
今日の足揉み。70代男性。

5月に脊柱管狭窄症で手術。
その後、車椅子や歩行器での生活になって約半年。

10月から揉み始めて、今日で5回目。
何とか、杖で歩けるところまでこぎつけました。

初めてお会いした時は、立っているのも腰が砕けそうで危なかったのですが、足はよ~頑張ってくれてます。
冷たかった足も、今では何となくぬくぬく。。

5月ですから、まだ1年も経っていないので、まだまだ改善されるでしょう。
「でもな、僕と同じ手術して、ずーっと車椅子って人もおるんやで」

そーなんです。
腰の手術は、下手すると一生車いす生活になってしまうリスクがあると聞いています。
だから、少々痛い位だったら、先生も手術を勧められません。
特に80歳近くになると、リスクが上がる。

でも、この方のように、いきなり激しい痛みに襲われて、「とにかく、何とかしてくれー!」
と、担ぎ込まれた場合は、術後歩けなくなるとか、後遺症などにとても気が回らない。
とにかく、痛みを取ってくれ!となるそうな。

だから、病院でのリハビリが終わっても、通所リハビリや在宅リハビリを続けておられます。
が、なかなか元には戻れない。

けど、足を揉み始めて2か月足らず。
毎回、お邪魔する度に、気のせいか、戻してきてるじゃないの、足さん。
倒れるまでは、現役だった会社の忘年会に、何とか杖で参加したいとのご希望でしたが、あと数日。
杖をついてなんとか行けそうですね、取りあえず、目先の目標達成!

「次の目標は、車の運転ね。杖を持って、車でお出かけすること。」
ガレージには、可愛い外車が停まっています。
「あれは、アカン。マニュアル車やもん」

マニュアルか~。両足使っての運転はどうかな。
わざわざマニュアル車を購入する方は、車が大好きでこだわり持っておられるのよね~。

「じゃ、100倍リハビリしてみましょ。それでもダメなら、オートマ買いましょ」

目標があったら、それに向かって努力もできる。
次は、車に乗ったるで~!と頑張ってくださいまし。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野菜のスープでほっ!

2016-12-14 01:52:08 | Weblog
ストーブに乗せて、コトコトと。。。



冷蔵庫の野菜(白菜、ニンジン、ジャガイモ、玉ねぎ)とソーセージをコンソメスープで煮ております。

「あっ、これテレビでやってましたね。私も作りました~」と。

ばれました?はいはい、そーですよ~。
シャウエッセンのコマーシャルで、今テレビに流れております。

その昔、母が作っていたのは、野菜だけのスープで味付けも塩のみ。
美味しかったので、冬になるとコトコト煮ておりました。

今日は、雨が降って寒かったので、晩御飯のおかずにピッタリでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜寝る前に。

2016-12-12 00:30:32 | Weblog


これも帯津先生の本にあった、呼吸法です。
別の肝臓癌の女性に伝えたら、実行されているとのこと。

私も、寝る前に数回ですが、試しています。
昔、肝臓を痛めたので、肝臓の上に手を置きながら。
宇宙を感じるのは、なかなか難しいですが、今日の感謝くらいはできますので、それも共に。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芋づる式読書。

2016-12-12 00:03:54 | Weblog
帯津先生の本を、どさっと借りてきました。



私の読書法は、気に入った著者の本を芋づる式に読んでみる。
この先生の本は、70冊ほどあるらしいから、ほんの一部ですわ~。

がん治療の話から、死生観へとテーマが変わっていく。
希望を持って治療をしている間はよいが、もうどうにもならない状態に陥ったとき、この死生観があるのとないのと、死に対する心のありようが違うらしい。

死は、次のステージへの入り口だと思っていても、いざ自分がその時を迎えたとき平静でいられるか。
80代の女性が、すい臓がんでいよいよという時、集まった家族、親族に向かって、
「そろそろ行くわ」と言葉を残して逝かれたとか。

80代だから、そう言えるのか。
経験値が高いからなのか。
知りたい。

知ってうまく伝えたい。

ホスピスの50代女性。いよいよ苦しくなってこられた。
今夜は、その膵臓癌の母上の看取りをされた40代の方が付き添っておられる。

ここ数年の間にご両親と姪を癌でなくされて、自ら看取りをされた。
経験に裏付けされた言葉は強い。

「付き添っている時に何かできることはないかな」とおっしゃるので、万能の反射区の副腎、呼吸を助ける横隔膜、肺、胸部リンパ腺など、わかりやすいところをお教えした。

人を心から思うその優しさが一番助けになりますよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする