13日の土曜日、雨の降る中、珍しく最寄り駅まで歩いて、明石にある会場まで行ってきました。
最寄り駅まで、徒歩12,3分。なのに、その後3日ほど筋肉痛。
老化現象も甚だしい!
今回は、肝臓、胆管、膵臓の癌のお話でした。
まずは、肝臓癌の発症は、B型、C型肝炎ウイルスから肝硬変、そして肝臓癌となるケースが多い。
キャリアの方や、ぱくちゃんみたいに以前、肝炎を発症した経験のある方は年に1,2度腹部エコーで確認した方が良いとのことです。(勿論、そんな検査したことないけどね)
検査で、癌と分かったら、一番良いのは、手術で摘出してしまうこと。
手術ができれば、治癒の確率も高いそうです。
が、肝硬変から肝がんになった場合は、肝臓全体がすでに、固く変形してしまっているので、たとえ癌の部位を切除しても、残りの組織の改善が望めない。とっても取らなくても同じ。
肝臓はうまく切除して3割残せれば、元通りに復元する臓器だそうです。
が、膵臓の場合は、血管や他の臓器に密着しているので、手術自体が難しい。
上手く切除できずに、癌の組織を残してしまうと、手術のダメージで弱った体に一気に癌細胞が増殖するそうです。難しいですね~。
で、手術できない方、または、術後の抗がん剤ということになるのですが、よく効く薬は、副作用もきついんだそうです。
使い続けていると、抗がん剤が効かなくなるんじゃなくて、副作用でこれ以上体が耐えられなくなるから、弱い薬に替えざるをえないってこと。
おまけに、一度使ってしまった薬には、二度と戻れないそうです。
体調が戻ったからって、元の薬にもどせない。
だから、抗がん剤を切り替えるのは、十分考えてのこと。
間隔を空けてみる、量を減らしてみる。
一番効果的な薬を最初に持ってきてるはずだから、なるべくその薬で治療したい。
でも、これ以上耐えられない。ってことらしい。
今、抗がん剤治療中の方も、普通なら4か月で副作用に負けると言われてましたが、今8か月目で継続中。
一度だけ、白血球の数値が戻らず、できないことがありましたが、口内炎などの目立った副作用も出ず、続けておられます。
去年の4月に肝臓の7割を切除、2か月後に始まった抗がん剤治療の時からの足揉みスタートです。
毎週揉みで8か月になりました。
よく、足が副作用を止めてくれていると感謝しています。
ついでに、最初の頃にあった腰痛や座骨神経痛もいつのまにやら、なくなっています。
聞かなかったら、この方が抗がん剤治療中だとは誰も思わないほど、外見は普通です。
抗がん剤治療は高額なので、
「最近は、娘たちが、お母さん、抗がん剤止めて美味しいもんでも食べに行こうよって。」
「患者よ、癌と戦うな」の著者、近藤誠先生の本が出て以来、抗がん剤は悪者になってますが、今回の話を聞いて、足揉みとの併用で行けば、かなり効果的な気がしました。
手術後の回復に足揉み。
抗がん剤の副作用を止めるのに足揉み。
今の方の足揉みがどこまで、どんなふうに改善を続けていくのか期待して揉んでいます。
昔のように、ボロボロになるまで抗がん剤を続けて最後はホスピスに、ということでなく、癌を持ちながらなるべく普通の暮らしを続けていける治療を目指しておられる先生達の温かい気持ちが伝わってきました。
兵庫県立がんセンターは全国9位の症例数を持った病院だそうです。
「ぜひ、うちの病院へきてください」っておっしゃってましたが、行かずに済ませたい。
もう一つ、「緩和治療」という言葉は、もう打つ手がなくてあとは緩やかに死を待つということでなく(できればこの言葉を使うことは止めてほしいと国に言うてますっておっしゃってましたが)患者さんに初めて、「癌でした」と告げる瞬間から、患者さんを支えていくこと、これが緩和治療だと思っています、とおっしゃっていました。
今でも、たまに不愛想なで高圧的な先生もいるけど、今回お話された先生はどなたも、患者さんに寄り添って行きたいと思っておられるようです。
「聞きに行きたいけど、怖くて行けません」とおっしゃってた、ぱくちゃんの足揉みの方に
「キャリアでもなかったから、肝臓の他の部分は正常で癌のことろだけ切除できたこと。
抗がん剤も通常の2倍の期間続けていけてること。
今の所、一番良い治療法で進んでいると思いますよ。
今は、癌のことを忘れて、普通に生活されるのが一番体が喜ぶと思います。」
身体が喜ぶことをするのが一番。
嫌なことは、しなくていいから。
気が進まないことが来たときは、これは自分でないとダメなのか、他の誰かじゃダメなのか、または、しなくても良いんじゃないのか、と考えて、やっぱり自分しかいないと決まったら、丸呑みしましょか。
その代わり、そのあとに、何か楽しいこと入れてね。
これが終わったら、あれがあるじゃん!って思ったら、何とかなるもんじゃ。