中国足心道 足揉みぱくちゃん 「今日も元気だ!ご飯がうまい!」

「足揉みぱくちゃん」の療術師 市村良子の日々の出来事、暮らしを綴った日記です。

「減薬医」出番ですよ~。

2022-06-16 00:03:13 | Weblog
3か月前から、毎週揉んでいるキミちゃん88歳女性。
20年前の脳梗塞で左半身の麻痺と、その後の左腕骨折で、かなり動きが制限されている。
そのうえ、ふらつきが酷い。
主治医に聞くと「気象病」とのことで、天気が下り坂になると、体調が悪くなるんだそうです。
それにしてもな~。。。と思っていて、ふと気がついた。

前にNHKで放送してた、薬が多すぎて、認知症や運動麻痺のような症状がでる場合があるということ。
薬を見せてもらったら、やはり多い。
朝、昼、夕と小袋に全部入れ分けて、処方してありました。
これは、患者さんが仕分けする手間が省けて、有難いと思っていたのですが、いざ、自分で減薬しようと思っても(勝手にしても良いのかどうかは疑問ですが。。。)皮(?)も剥いてあるので、どれが何の薬やら分からない。

薬の説明書を借りて、ふらつきの原因になっているものはないかと見てみたら、検査数値が正常にもかかわらず、処方されているものがあり、昔、そんな症状があったのかと確認してみたら「無い」とのこと。
例えば、痛風を発症させる「尿酸値」を下げる薬、コレステロール値を下げる薬など。

現在症状がないからと言って、医師が処方しているものを中止することはできないので、とりあえず、本人に「せんせ、これいらんのちゃう?」と聞いもらうしかない。
説明書を一緒にみながら、副作用でふらつき、めまいって書いてあるものを数種類チェック。
果たして「せんせ、これでふらつくんちゃうの?」と言えるかどうか。。。

「どれがどれか分かったら、自分で止めとくんやけど、むいてあるから分からへんな~」とキミちゃん。
「いやいや、長い間飲んでいる薬を、いきなりピタッとやめるとリバウンドするから、減薬するなら徐々に減らしていかなアカンと思いますよ」
巷で時々聞くようになった「減薬医」さんが、もっとメジャーになったら動きやすくなる人も増えるかもしれませんね。





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な~るほど。

2022-06-15 23:22:19 | Weblog
ライフネット生命の会長、出口治明氏が学生の頃から読んできたお勧めの本、108冊を選んでおられます。



「私は本の虫です。無芸無趣味のナマケモノで、一緒にいて楽しい家族や友人がいて、普通にご飯が食べられ、楽しく酒が飲め、ぐっすり眠れたら、人生では後は何もいらないと心底思っています。そして、空いた時間はもっぱら読書と旅(観劇や鑑賞を含む)に充てています」という出口さん。
24時間しかない1日の中で、読書の時間を確保するために、ゴルフとテレビは捨てました、とも書いておられます。

同じように考える私も、退屈しない老後のために手元に置いておこうと、今日、ポチっとしました(中古で375円)。
その中に、「老いを実感したあなたが勇気づけられる本」という項目があります。

まず、「動物にとって老いるとはどういうことか」という基本的なことを理解するために、本川達雄さんの「生物学的文明論」という本を勧めておられます。
動物は、次の世代のためにひたすら生き続けています。サケなどもそうですが、子供を生んだらまもなく死ぬような動物もいます。
そうしたごく当たり前のことを生物学の視点から丁寧に説いたのが本川さんのこの本だそうです。

人生は50年でいいのに、なぜ60歳、70歳、80歳まで生きるのだという人がいました。その人の意見では、それは眼鏡と歯科医のせいであると言います。でも、歯科医や眼鏡店がない未開社会でもおじいさんやおばあさんは生きていますし、とても大切にされています。
それはなぜか。
おじいさんやおばあさんが、子育てをはじめとした様々な生きる知恵やノウハウを授けてくれるので、お年寄りを大切にすることで次の世代にバトンタッチしやすくなると考えられているからです。
高齢者は、その存在が次世代のためになるからこそ生かされているのです。
老いたら自分たちのエゴは忘れなければいけない。
そうしたことを様々な角度からじわじわと痛感させられる次の一冊が、シモーヌ・ド・ボーボワールの大作「老い」です。

と、出口さんの書評は次々と続いていきます。
生きている間に108冊全て読めるかどうかは分かりませんが、読んでいるうちに、なるほど、なるほどと思う事が次々出てくるので、お勧めの本を手にとるのが楽しみになりました。

「子供達の迷惑にならないようにしたい」などど言う消極的な考え方はやめて、今、自分が持っている知恵とノウハウを分かりやすくて聞きやすい、丁寧な日本語で、次世代に伝えてあげてね~。




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姿勢がいいね!

2022-06-07 00:07:30 | Weblog
10年以上、足を揉んでいる80代の共通点。
背中が曲がっていない。
しゅっとしている。

ただし、初めてお会いした時にすでに曲がっておられた方の背中が、まっすぐに戻ることはない。
息子のように、30代、40代の猫背は、戻る可能性はありますが。。。
息子の場合、40代にして猫背改善で、身長が伸びた。ほ~。

背中が曲がっていないから、姿勢が良い、姿勢が良いと若く見える(実際、若いけどね)。
パーキンソンで、リュウマチの持病のご主人とお二人暮らしのくにちゃん、ちょうど80歳。
足揉み歴12年。ほとんど、月に1度の施術です。

「ご近所の方が、ごみ袋、軽々持ってお若いね~って言われるの。
私も、しんどいんよ!って言いたい!」
初めてお会いしたのは、今の私くらいのお年でしたが、今よりずーっと老けてましたね。
若く見えるのは、良いことですよ。
実際、足も温かくてお元気ですし~。

今日のチズちゃんも、82歳。
息子があれやこれやと畑の用事を言いつけるから、「私は、今年82歳やで!って言うとくの。」
親の年、忘れとんちゃうやろかって。。。
バイクで自宅と畑を往復してるお姿みたら、誰も80代やと思いませんわ~。

バイクを止めろって息子がうるさいんで、最近よく見かけるあの、電動何とか。。。
免許なしで乗れる歩くより遅い、4輪自転車、ラッタッタのことですね。。
「あれって、借りれるんやとね。」とおっしゃるので、介護保険で借りれますよ、とお返事したけど。。。
「あ、そうか!介護認定せなアカンのやな」「そーそー」
でも、バイクを乗り回してる方が、介護認定してくれいうても、果たして認定が下りるかどうか。。。

一度、かかりつけ医にご相談されたら?バイク乗ってても、認定してもらえます?って。
あんた、何を介護してもらいますのや、って返されそうやね~。

皆様、姿勢も良いけど、会話も楽しい。
足揉み歴10年以上が、ドンドン増えてきたら、色んなデータが沢山とれそうやね。


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カラスのお話。

2022-06-06 23:04:15 | Weblog
前回は、窓の中に閉じ込められた鳥のお話でしたが、私も大騒ぎの鳥の経験があります。
私の場合は、カラスでした。

外で、カラスがいつもと違う鳴き声で、大騒ぎしているのが聞こえてきました。
この時も確か、夫婦でしょうか、ツガイのカラス達でした。
上空を飛びながら鳴いているので、一体どうしたのかと庭の周辺をさがしてみると、いました!
庭のブロック塀とコンポストの隙間に、はまってしまった子ガラスでした。

隙間をのぞき込むと、狭い所でかなり暴れたのでしょう、そこら辺に血がついていました。
隙間に落ちて、バタバタしている子ガラスを捕まえることはできませんので、コンポストをえんやこらさっと動かして、隙間を広げてやったら、まだ体力があって良かった、隙間から上がって、親鳥の方に飛んでいきました。

この時の親カラスの声も、緊急事態を知らせるが如く、普段の「かあ~、かあ~」という、のどかな鳴き方とは全く違っていました。
聞いたら外へ出て「なんや、何や、何事やー!」と探さねばならないような、鳴き声でした。

二組の鳥の夫婦の行動。
危機に陥った子供を何とかしたい、という母性本能ですよね(父もおったね)。
子供を思う心は、動物の本能として備わっているものでしょう。
そうせずには、いられないという能力。

しかし、人間だけが子供を虐待死させる。
本来、備わってるはずの本能が封印されてしまっている。
封印されてしまう程のことが親の成育途中に起こった。
虐待する親は、自分もそれ以上の虐待を受けてきた人たちという。

成育途中に少々のことがあっても、死に至らしめる程の行為は、なかなかできないと思う。
しかし、やってしまった。
てなことを考えていたら、ちょうどNHKのニュースで、「母親になって後悔している」というイスラエルの女性が書いた本が紹介されていました。
ヨーロッパでまず発売されて、賛否両論の議論が巻き起こり、今世界中で読まれているそうな。

もし、母親にならなかったら、どんな違った人生を歩めただろうと思ったり、後悔することもあるけど、やっぱり子供を愛しているなどという気持ちの矛盾を抱えながらの子育て。
若いママ達が、仕事や家事をやりながら、尚且つ良い母親でいなければ、という周囲や自分自身の重圧に苦しんでいる様。
私も、この本の中のママ達の気持ちが理解できる。
自分自身、子育て中にノイローゼ気味だったのでしょう、初めての我が子を手のひらに乗せ、肩の位置まで持ち上げて、後一歩で、壁にぶつけてしまう所まで行きました。

専業主婦でゆとりもあったはずですが、そんな私の心を敏感に察知していたのか、長男は、数か月の頃からずーっと泣いていました。
いや、笑っている時もあったのでしょうが、自分の中では親子で泣いていたような記憶があります。
夜勤明けの夫が職場から、「大丈夫だった?」と電話してきたこともあったので、かなりへばっていたのでしょうね。

夫の帰りを待てずに、子供と一緒にねてしまったり、今思えば、なんであんなにシャカリキになって子育てしていたのか。。。
もっと、ゆとりを持つにはどうすれば良かったのか。。。
昔、昔は大家族の中での子育てだったでしょうから、誰かが子供を看てくれたのでしょうか。

女性は、子供を産んだからと言って母親になれるわけではない。
子供と一緒に母親になってゆけば良いのだ。
自分も、子供と育ってゆけばよいのだ。
それを、誰も責めたりしないのだから。

若い時は子供が苦手だった自分が、電車の中で小さい子供を抱えたママを見かけると「どうぞ頑張ってね。周りはみんな、あなたを応援しているよ」という思いでみている。
68歳になった今、1週間だけでいいから、子供達が小さかったあの頃にもう一度だけ帰りたいと思う。
帰って、子供達を毎日、ギューギュー抱きしめていたい、そんなことを思う。

結婚なんてしなけりゃ良かった、子供なんて産まなけりゃ良かったって若いママが思う日があるかもしれない。
でも、人の気持ちは変わるし、最後の結論が出るのは、まだまだ、ま~だまだ先だからね。
今は、そう思うことが多いでしょうが、あと40年したら今の私のように、もう一度だけギューギューしたいな~って思うのよ。

結婚生活は修行の始まり。
子供にしてあげられることは。。。ギューギューと温かい布団とご飯、かな?
側で、ニコニコ、ただ大きくなるのを見ていなさい。

おー、おー偉そうに、こんなこと書いちゃいました~。











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鳥のお話。

2022-06-06 22:31:17 | Weblog
足揉み歴16年の70代女性、「焼き芋梅ちゃん」。
ステロイドの投薬中は毎週でしたが、今は、月に2回の足揉みになっています。
天性の頭の回転の良さと、今は年の功も加わって、お話しててもなかなか、面白い。
長いお付き合いになっているので、今では年の離れたお姉ちゃんと(勝手に)思っています。

昨日もお邪魔すると、こんなお話が。
「毎日、朝から自宅の掃除と事務所(工務店)の掃除で忙しくしているんだけど、昨日ね、外で鳥の鳴き声がするので出てみたら、くちばしに虫をくわえてギャーギャー鳴いてたの」

何の鳥か分からなかったのですが、虫をくわえてたってことは、子育て中の親鳥ってことだったらしい。
何で鳴いてるのか、その辺を探してみたんだけど、ヒナがいるわけでもなく、ヘビにでも襲われたのかしらね~と。
事務所の掃除が終わって、社員さんが出勤してきても、まだ喧しく鳴いている。
どうやら、ツガイで飛んで騒いでいたそうな。

で、梅ちゃんがもう一度、外に出て隣の建物の2階の窓をふと見上げたら、窓の中で、何かが飛び跳ねているような。。。
中に何かいるんだ!
梅ちゃん、早速、隣の事務所を訪ねて、2階を見てもらったら、いました!
まだ、親鳥に餌をもらってるけど、ヒナよりも大きくなった子供の鳥が。
空いていた窓から、たまたま子供が中に入ってしまい、その後、窓が閉められて、閉じ込められてしまったってこと。
窓を開けてもらって、出そうとしたけど、疲れて飛べなくなっていたようで、そのまま放っておいたそうです。
そして、しばらくすると、親鳥と一緒に飛び立っていったそうです。

本当に良かったですね。
親鳥は、閉じ込められた子供を助けてくれ!と叫んでいたのですね。
そして、子供には頑張れと。

もし、ヘビが食べているのを親鳥が目撃してたら、こんなに長い時間、騒がなかったと思います。
少し、悲しんで諦めたはず。
1時間以上、親鳥達が上空で鳴き続けたのは、やはり「助けてくれ!出してやってくれ!」の合図だったのですね。
梅ちゃん、気が付いてあげて良かったね。

*焼き芋梅ちゃんの由来
心臓に持病のある梅ちゃんが、トイレで力むと心臓に負担がかかるので、便秘予防に毎日食べてた焼き芋が原因で、コレステロール値が330まで上がってしまった。
で、薬剤師さんが、焼き芋は2日に1本に減らしましょうと提案してくださって、めでたく260まで下がって、投薬を免れたお話。
食べ物で、こんなに簡単に数値が上下するのかと、びっくりした事例で「焼き芋梅ちゃん」と命名させていただきました。




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サブスクって?

2022-06-06 21:34:21 | Weblog
最近、よく聞く言葉「サブスク」。
分かるような、分からんような。。。
で、便利なグーグルで調べてみたら、次のように書かれておりました。

サブスクリプションは、定額料金を支払い利用するコンテンツやサービスのこと。
商品を「所有」ではなく、一定期間「利用」するビジネスモデル。
日本ではサブスクとも略される。 ウィキペディア

例えば、定期購読の本。
私も2年分先払いで、婦人雑誌を定期購読しています。
これがサブスクリプションだ、と言うのを初めて知りました。
Amazonプライム。
月々500円で、人気映画、ドラマが見放題のサービス。
テレビと繋げて、大画面でみておられます。
レンタルビデオ屋さんは、苦戦してるだろうな~。

Amazonミュージックというのも、今回知りました。
ほとんどの楽曲が聞けて、1曲250円から300円。
アルバムでも2000円前後でスマホ、パソコンに取り込める。
こりゃ、CDも過去の遺物になるわいな~。

テレビで、古民家を再生して「サブスク」にしておりました(こういう言い方で良いのかな?)
定額料金で一定期間、そこに住む。
何年も住むわけでなく、多くても数か月?

定年後のおじさんが、滞在先の古民家で、そこに滞在している人達と一緒に家庭菜園を作っているシーンがでておりました。
次のサブスク先に行く度に、家庭菜園を作られるのだそうです。
「住居のサブスク(これもこういう言い方で良い?)」を利用して、1週間ずつ住んで、リモートで仕事している若者。
バッグ1つで移動し、次々と滞在先を変える。

「物を所有する」という概念からの離脱。
もはや、物を沢山持つ、という時代ではないのだな。
持たないことの解放感を味わう。

50年前は、日産スカイラインという車が若者のあこがれでした。
ローンを組んで、それを所有するのが夢。
ところが、今は車もサブスクが増えてきました。
車を所有するのではなく、使いたい時だけ使う。
豪邸や高級車というのが、ステイタスの象徴だったけど、もはやそのような物に価値を置かなくなっている。

いや~、変わったね~。

テレビの中で、「東京のお母さんのサブスク」というのも出てきました。
実際にあるのか、これから検討するのか忘れましたが、東京に出てきた若者が困った時に、実家のお母さんのごとくお世話をしてくれる女性のこと。
家事代行サービスとベビーシッターと、精神的な支えなんかもやってもらえるんかな。
とにかく、お母さんのように、だから。

トイレのサブスクというのもありました。
全国1100か所あまりのトイレが使いたい放題。
公衆トイレではなく、一定料金を払って利用するんだから、どんなんかな~。

まだまだ、色んなサブスクが出てきそうですね。
こんなのがあると便利って考えてみたら面白いかも。

東京のお母さんサブスクがあるなら、「地方の娘さんサブスク」もありかしらん。
足揉みをしている80代のご高齢の皆様に、娘さんのように接してくれる女性が来てくれたら、助かるな。
家事、お買い物、病院の付き添い、お話相手などなど。
介護ヘルパーさんのように、いちいち、あれはできますがこれはできません、なんてお断りされることもなく、できることは、何でも手助けしてもらえるサブスク娘。

面白いかも~。






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何か好きなこと。

2022-06-03 02:36:03 | Weblog
半月程前になりますか、足揉みに行ったお宅で、後ろのテレビが葛飾北斎のことをやっておりました。

浮世絵師の葛飾北斎は、なんと江戸時代に90歳まで生きたそうな。
それどころか、「後、10年、いやせめて5年あればもっと良い絵師になれるものを」と言うておったと。
すご!そんなお方だったのか!
渋沢栄一も確か、92歳まで生きたとか。

寿命に時代は関係ないのか。
そ~だわな~、今でも早々とお亡くなりになる方もあるんだから。

ならば、長生きする個体とできない個体との差はなんでしょうか?
葛飾北斎の家庭環境は知りませんが、渋沢栄一は豪農の家に生まれて、少なくとも子供時代の栄養は足りてただろう。
足揉みをしていて、身体がどれほど食べるものに影響されるかは、シミジミ身に染みているので。。。

アフリカの子供達が気の毒なのは、子供時代に栄養不良で脳が育たない、故に知的障害を持つ子が多いと、トットちゃんがおっしゃってました。
今は、細胞間伝達とか言われて、脳がすべてをコントロールするわけではないけど、やはり好奇心旺盛なお利口な脳は身体のバランスを保つ能力が高いような気がします。
胎児の時から栄養状態が良く、それが18歳位まで保たれた脳というのは、危機的状況に置かれた時の選択肢が多いのではないかと。

元々、身体は外敵に対して、何十にもブロックを持っています。
あれがダメなら、これ。これが失敗したら、次はこっちと。
非常時緊急ボタン「火事場の糞力」と言うのも、絶対にあります。

身体が酸欠になった時、脾臓が50%縮んで、赤血球を大放出して酸素を確保するやり方。
例えば、今回のコロナウイルスに対応するやり方も、ウイルスが少ない時は、自然免疫が対処するけど、その増殖スピードに間に合わなくなった時、免疫細胞がウイルスの真ん中で爆発して大量に殺す、とありました。

身体のシステムを自由自在に使いこなす脳を持っている個体が、長く生きるということ。
では、そんな脳には、どうやったらなれる?

先日、揉みに行ったせっちゃん83歳。足揉み歴5年の女性がおっしゃった。
「80歳の壁」という面白い本を読んだんです。
和田先生という精神科の先生が書いてるんですが、市村さんと同じことをおっしゃってました。
好きなことだけして、嫌なことはしない。言いたい事を言うって。

はいはい、そうですね。今の私は、その通り生きてますから。
好きなことだけしかしてません。
足揉みも好き、料理も好き、庭仕事も好き、本を読むのも好き、と考えると今の私に「嫌なこと」ってないな~。

疲れたり、時間がなくてできないことはあるけど、嫌なことって。。。やっぱり、無い!
言いたいことは、勿論言うてますし。
ただし、やみくもに、所かまわず、は言いません。
40代の免疫力が低い時のように、嫌味と皮肉の毎日ってなことはありませんし、言いたいことを我慢するっていう相手もいない。

やりたい放題、言いたい放題。
やっぱりあんたは、100まで生きるって、そうかな~。





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「すーはー温泉 」

2022-06-03 00:45:21 | Weblog
コロナ騒ぎになるまでは、年に3,4回はどこぞの温泉で「は~、極楽、極楽」と癒されていた私。
それが、去年の秋に島根のさぎの湯温泉に行ったきりで、もはや半年。

温泉の禁断症状が出て、どこでもいいから温泉ー!!!
という事で、5月の末に三朝温泉に行ってきました。
病院へ行かず、薬も飲まずに自然死を目指そう会(そんなもんいつ作ったんや?)の会員の皆様。
自然死のお役に立ちそうな、とても良い施設を三朝温泉で見つけましたぞ!

「天然ラドン熱気浴泉 すーはー温泉」(スーパーではありません、念のため)



今回は、川の東側、湯治宿が並ぶ方の「橋津屋」さんに宿泊。
何年か前、夫と行った時には、このような施設はありませんでした。
温泉の水を汲みにいったら、すぐそばにど~んとできていたのがこれ!

今回の三朝の旅の目的は、この「熱気浴」。
対岸にある「ブランナールみささ」というお宿で、3500円で入れますよと聞いて、そこへ行こうと考えておりました。
ら、なんと!
橋津屋さんから徒歩2分の所に、ここがあった!おまけに安い。
これは、神様のプレゼントか。
すーはー温泉を訪ねてみると、とっても優しいスタッフのお姉さんが見学させてくれて、翌朝一番の時間に予約がとれました。

元々、温泉街にある温泉病院の中にあった熱気浴の施設が鳥取地震で壊れてしまって、こちらに移転。
温泉病院でずーっと熱気浴を利用していた皆様の「再開してください!」という熱いご希望に応えて、2年前にオープンしましたと。
今は、地元の医師会が運営している温泉病院ですが、元は岡山医大が始めた熱気浴。

地熱で身体を温め、水蒸気を吸うことで、癌をはじめ様々な病気の治療に使われています。
利用者さんの声を読んでいたら、羽田空港から鳥取空港に来て、そこから三朝温泉まで来られた女性。
肝臓がんで手術を4回して、熱気浴を続けている方など多々。
朝、待合室でお会いした70代の男性は、名古屋から5時間かけて通っておられるそうな。
肺がんでステージ4の一歩手前と言われた状態から完治(他にも、癌細胞を殺すシートなど利用されていましたが)。
「姫路からなら、近くていいですね~」と言われてしまった。。。

ホームページを見ていただければ詳しく出ておりますが、体験談を少し。
高濃度熱気浴は42度、熱気浴は40度のお部屋です。
初心者なので「恋泉庵」の方で~と、今回は40度。
作務衣に着替えて、地下にあるお部屋に入り、カウチベッドに寝て30分。
「すーはー温泉」の意味がここで分かりました。
「鼻から吸って、口から吐きましょう」という文句が、目の前に書かれておりました。
蒸気をすーっと吸い込んで、はーっと口から吐くという深呼吸。
アンドルーワイル博士の呼吸法も同じようなやり方でしたね。
私は、普通のサウナはとても無理なのですが、ここは低温なので大丈夫。
ドア横にSOSのでかいボタンがありますが、「今まで途中で出て来られた方はありません」という事です。

すーはー、すーはーしていると、じわじわ、じわじわと汗が出てきます。
ベトベトになった身体をシャワーで流し、帰りには近くの公衆浴場「たまわりの湯」の入浴券までいただけます。
近くに多目的駐車場もあって、そのチケットももらえます。
往復5時間なので、日帰り利用も可能かな。

お友達、ご夫婦で来られる場合は、貸し切りも出来ます。



三朝温泉は川の東側に湯元があり、源泉が沢山でるので湯治宿は東側に多いそうです。
これは、湯元の「株湯」。



すーはー温泉のスタッフのお姉さんは、毎日ここに入ってますとおっしゃっていましたが、かなりの高温らしいです。
ここの駐車場の側には、温泉水がドンドンでていて、誰でも自由に汲めます。
この日も、大きなボトル数本に汲んでいる男性がおられました。
千種高原と同じ「ラドン水」ですね。

温泉の効果の一番が、熱気浴で水蒸気を吸う事、2番目が飲泉、最後に温泉の湯に入ることだそうです。
三朝温泉では、全部まとめてできます。
橋津屋さんの地下の温泉は、源泉かけ流しなので、そこに30分入っていれば多分同じ効果があるそうです。
以前、対岸にある「大橋」さんに泊った時は、そこも源泉かけ流しだったので、広い岩風呂で本を読みながら入っておられる方がありました。
両宿ともお湯はかなり熱いので、私はとても入っておられません。。。
常々、秋田の玉川温泉までは行けないけど、三朝に同じような湯治施設があるといいな~と思っておりました。
今回、この「すーはー温泉」を知って、やったー!という思いでした。
ホームページを見ると、常任理事にお宿の社長さん(多分)達が名前を連ねておられましたので、いずれ玉川温泉のような湯治温泉になるかもしれません。

すーはー温泉は2か月前から予約可能です。
まず、ここを予約して、湯治宿を決める。
次の禁断症状が出たら、水汲み用のタンクを持って、また行こう!











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