とにかく50代の半ばを過ぎた頃から、脳細胞が集団自殺でもしとるんではないかと思うほどの脳の誤作動あれこれ。
車のアクセルとブレーキの踏み間違え。
人様の誤作動を見て、そんなことありえへん!自動車の不良やと思ったけど、あるんやね~。。。
青信号で止まる。信じられます?
信号が青やから止まらなアカンとの錯覚。それも一度だけのミスではなく数回。
後ろの車はびっくりしたやろね~。
何やってんのん、ワシ。
脳が書きなさいと命令してることと、全く違うことを書いてるのを見た時の衝撃。
何書いてんのん?これ。。。
これらは、すべて50代だったと思います。
実家の両親の足揉みで忙しかったのかな~。
理由は分かりませんが、とんでもないことが起こる。
父やおば達も認知症だったから、自分も来たのかな~と思ったり。
でも、結論は、
「脳は誤作動を起こす」に決定!しとこ。
多忙のためか老化か分かりませんが、脳が誤作動を起こすと認識しておれば、注意もするし起こっても凹まない。
あれから年はくったのに、踏み間違えも青信号ストップも60代になってからは1度もありません。
その代わり、出てきたのが、何やら分からんけどおかしな症状あれこれ。
そーそーと思って読んでいるのがこの本。
著者は、美術家でこの本を書かれた当時は70代前半と思われる。
冒頭の言葉が、
「日替わりメニューとか日替わり出勤という言葉があるが、僕には日替わり病気という名の病が付きまとっているように思う。
朝、眼が覚めるとどこかしら悪い。頭が痛んだり、喉が変だったり、胃の具合が悪かったり、睡眠不足だったりと、五体そろって健全、いうことなしなんていう日はあまりない。」
とにかく、病気と言うほどのことではないけど、何か不快な症状、わけの分からん症状が出るのが高齢者さん。
私も、数年前に、眼の端にピカッと稲妻状の光が見える症状が出ました。
目の前を虫が飛ぶ、玉葱の細胞みたいなのが漂うとか言うのは、眼の疲れだと思っていましたが、稲妻って?
この本の著者さんも、同じことを書いておられました。
同じく眼の症状で、物が遠くに遠近法のようにみえることがあるとも書いておられましたが、私もこれを経験しました。
遠近法は今は全くなくなりましたが、なんだったのでしょうね。やはり、眼の疲れ。。
稲妻は、ネット検索すると「光視症」という症状で、疲れ目、白内障や緑内障の初期症状とありました。
病院が大嫌いな私は、そのうち治るだろうと放っておくのですが、ホントに、どれもそのうち治っています。
今週揉んだ、80代女性、足揉み歴3年半。
「最近、こんなシミが出てきたんです」と、心配そうに足のふくらはぎを指さされる。
どこでしょう?
見ると、これは何かの傷跡じゃないかな、年がいくと傷が治っても皮膚にシミとなって残ります。
私も、ほれ。目の側に昔、引っかけた傷跡がシミになってます。
ほかにも、ポチポチありますが、よ~こんなもの見つけましたね~と言うほど小さい。
年齢的にこれくらいは当たり前!
って言うてもいいんかい?
70代女性、足揉み歴、同じく3年。
ご自分は病気が沢山あると思い込んでおられる。
確かに、癌の手術、リウマチなどありましたが、今はすべて治療済み。
「左足のふくらはぎの外側が熱いんです。何でしょう?」「はて?」
今も、すごく熱い?
いえ、1週間程続きましたが、今はないです。
なら、大丈夫かな。
一体、何だったんだろう。
80代男性、足揉み歴4年半。
左足が甲からふくらはぎにかけて、浮腫みが酷い。
先月まで、脊髄に原因不明の感染症を起こして入院しておられました。
主治医に尋ねても、検査に何も出てないから大丈夫ですと言われるばかり。
でも、足を見るたびにイラつく様子。
両足共パンパンに浮腫んだ80代の方々も細くなられましたから、先生がおっしゃるようにそのうち治るでしょう。
以上、高齢者になると身体の諸症状がアレコレ出て、不安になったり苛ついたり。
そんなもんやと思いましょう。
なんやよ~分からんけど、そのうち治るやろ。
勿論、激痛や劇症があれば即病院へ。
血圧が150超えても「かまへん、かまへん」という先生や、
「むやみに病気を探さんでもええで」とおっしゃる先生。
「年に1度の特定健診だけでえ~がな」と自分の所で余分に血液検査をすることもない。
これは、ご高齢の皆様がかかっておられる先生達のお言葉。
こんな先生やったら手遅れになる、と心配されるかもしれませんが、80の坂を超えられた肉体はそんなにヤワじゃない。
激痛や劇症でなかったら、身体に任せてゆっくり休んでいたら、元に戻ると思います。
戻れなくてあっちへ旅立つ場合でも、20代30代の死のように引き裂かれるような過酷なこともないでしょう。
「寝てるんかと思ったら、息してなかった」みたいに。
へ~こんな風になるんや、ほ~こんなことも起こるんかと言いつつ、自分観察しながら、さてさて幾つまで行きますか。