中国足心道 足揉みぱくちゃん 「今日も元気だ!ご飯がうまい!」

「足揉みぱくちゃん」の療術師 市村良子の日々の出来事、暮らしを綴った日記です。

除菌スプレーの作り方。

2020-03-31 22:52:50 | Weblog
新型コロナウイルス、まだまだ収束が見えない中、志村けんさんが亡くなってしまわれましたね。
3月16日までお仕事されてて、17日倦怠感を感じ、23日に陽性と診断され、人工呼吸器、人工心肺装置をつけ、意識不明のまま30日に逝去。
倒れてから、たった2週間のことだったそうです。

急激に悪くなるのが今回の新型の特徴だとか。
70歳だったので、我が家の夫と同じ年。
「なんで、あんさんはそんなに元気なんや?」
「僕、ストレスないも~ん!あんたにいじめられへんかったら、長生きできるで~」だと。
どっちがいじめとるんじゃ。

ということで、自分で守らないと、どこでどうなって感染するのかもはや不明。
マスクは手作りがYouTubeなどに、沢山アップされてますが、除菌スプレーの作り方もテレビでやっておりました。



漂白剤(キッチンハイターなど。。)10㏄と水500㏄を混ぜてつくります。
今使ってる除菌スプレーが無くなったら、焼酎でも薄めて使おうかと思っていましたが、これでよかよか。
なぜか、漂白剤だけは我が家にいくつか転がっておりますので、当分間に合いそうです。

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「柱が欲しい」

2020-03-26 01:58:23 | Weblog
えみちゃん、85歳女性。
月に1度の足揉みを6年程。
糖尿病と高血圧の薬を服薬中。

その降圧剤の薬も、主治医が替わってから出るようになったそうな。
最初にかかっていた村の先生。
「あんたは、いつ測っても150やから、これがあんたの正常な血圧なんやろな~」というて薬も出さなかったそうな。
その先生が80歳を過ぎて、医院を閉めてしまわれた。
で、隣村のちょっとお若い先生に替わったとたん、降圧剤が出始めた。
以来、降圧剤と糖尿病の薬を何年も服薬中。
お一人暮らしなので、何でも自分でされるのですが、
「足元がふらふらするんやわ~」とおっしゃるので、
「低血圧の低血糖とちがいますか?」と減薬の相談をしてみたらと言うと、
「薬のお陰で元気でおれると思う」と。そ~か~。

先週足揉みに行くと、薬が切れるから病院へ行かなあかんとおっしゃるので、今は病院へ行ったらアカン、
先生にお電話して、お薬だけもらいに行くようにしましょ。
姫路の主だった病院はコロナで閉鎖されて、ご家族の面会も拒否されていると聞いていたので、今は近づかないほうがいいよと。
向かいに住んでる息子さんに電話して、薬もらってきてくれる?と聞く。
医院に電話して、薬だけ出してもらえますか?と聞く。
「誰かいてくれたら、こんなことせんでもええやろ」とえみちゃん。
(薬止めたら、病院へ行かんでええで~。)
こんな用事がほんに、しんどいらしい。。。

えみちゃん、85歳。私より、ちょうど20歳年上。
私がえみちゃんの年になった時、一人で暮らして、暮らしの様々なことを一人でこなせるだろうか。
「今は、自分の世話だけしてたらいいんだから、ボチボチやったらどうでしょう」と言うのですが、

「柱が欲しいねん」とえみちゃん。
「柱て何です?」
「誰か、頼りになる人、頼れる人のこと」と。

今はバタバタしている毎日だから、一人になったらさぞや優雅な暮らしだろうと思うのですが、一人の頼りなさ、心細さは想像以上なのかもしれません。
低血糖と低血圧で足元がふらついてるからかな。
ピンピンしてたら、柱なんていらないのかも。。。
同じ80代のひろちゃん、ちずちゃん、みよちゃん、秀ちゃん。みんな一人暮らしやな~。
柱の話なんて聞いたこともない。
お一人様の暮らしを楽しんでいるような感じだけど。。。

私自身は、20年前の40代より今のほうがずーっと元気なので、このまま80代に突入する気分だけど、条件として、心身ともに元気というのがあるんだね~。
体の声をよく聴いて、体が働きやすいようにすること。
柱不要の80代を目指して、足揉み歴10年以上の皆様、一緒に知恵を出していきましょうね~。
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今年は、早いね。

2020-03-26 01:45:43 | Weblog
今年は暖冬だったせいか、解禁四日目のイカナゴもドジョウの如し、と書きましたが、庭の木蓮もさっさと咲いて、べろ~と開きました。
中旬に足揉みに来られた皆様には、適当に切ってお持ち帰りいただきました。
で、まだ開きかけのちょっと短めの枝を、アジサイの緑と入れてみました。



可愛いじゃん。
アジサイの枝は、お花屋さんでも売り物になってます。

今、部屋に入ってみたら、この時はまだ開いていなかった枝がすでに、べろ~んとな。
束の間の木蓮やね。
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歯痛、二日目。

2020-03-26 01:13:44 | Weblog
右の上の歯が痛くて、物が噛めません~。
でも、この先生の本を読んだら、とりあえずやってみることが、
「砂糖を3日間、抜いてみる」



何年か前にアップした本です。
虫歯だけは、足揉みでは改善は無理だろうと思っていたら、こんな本に出会いました。

「虫歯は、自然治癒します。歯が痛くなったら、砂糖を3日間抜いてください。痛みは消えます」
ホンマでっか!と思いつつ、以来、実行しています。

歯が痛くなった原因が思い当たるに。。。
23日の午後、神戸のちずちゃんの足揉みに行きました。
ちずちゃんの施設は、先週からコロナウイルスのために閉鎖されて入れなくなったので、娘さんの自宅でちずちゃんの足揉み。
タワーマンションの45階。
窓からは神戸の町が一望できます。すごー!
で、そこでいただいた甘いロールケーキ。
その日は、バタバタで昼ご飯を食べておりませんでしたので、嬉しや~とばかりにゴチになりました。

翌日、右の歯が上下とも痛い。
当たると響く。こっちで噛むのやめとこ。
2日目の25日。少しましになってきた。
家では、甘いものなどは、ほとんど食べませんので、砂糖は料理に使う位です。
その料理も、あまり砂糖ツボを開けなかったような。。。
夜になるころには、少し違和感がありますが、食べられました。

以前、この本を読んだ時、歯の痛みというのは、糖分過剰摂取の時のセンサーになっているのだと思いました。
糖分を摂りすぎると様々な病気の元になりますので、それを防止するために痛みをだすのだと。
痛いと食べないので、自然と体内の糖分が減っていく、と。
糖分が正常に戻ったら、痛みが消えると。そうなっているのでは?
なので、痛む歯が虫歯なのか、何なのか分かりませんが、3日たっても激痛の場合のみ歯医者さんにご厄介になりましょうかと思っています。
歯医者へ行く時は屠畜場へ引かれていく豚の気分になりますので。。。

今日の足揉みの女性にそう言うと、
「虫歯になってるとか、気にならないのですか?」と聞かれた。
「虫歯は自然治癒すると書いてあるので、そのうち治るかな~と。」
「えー!そうなんですか!」

痛くなったら、甘いものを食べずに3日待ってみよ。











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たまたま、こうなった。。

2020-03-26 00:20:10 | Weblog
いらんかえ~。



トイレットペーパーが店先から消えたのはいつ頃でしたっけ?
我が家では、とりあえず1袋はトイレの棚にストックして、それを開けたら生協で注文しておりました。
ケースでだったり、1袋だったり、その時に特売してるものを買うと。

で、3月の1週目に多分、普通に注文したんだと思います。
その頃、東京の娘から「トイレットペーパーがどこへ行っても、ネットでも買えんようになっとるー!」とメールがきました。
「えー?そうなん?家には、さらがないから明日、コープのお店に行くから買って送ってあげるね~。」
外出中の夫にも、どっかで買ってきておくれ~と、一応メールを入れました。

嫁の言うことは聞かぬが、娘の言うことならたとえ火の中水の中、恐竜の胃袋の中でも行くであろう夫があちこち回ってきたらしい。
「どこにも売ってない!」
「さよけ」
翌日、コープへ行ってみると、売れ筋のトイレットペーパーが積み上げてあったであろう場所は空っぽ。
隣のティッシュペーパーは、この時はまだ山のように残っておりましたが。。。
店内をうろついておりますと、いつもは買わない種類のものがいくつか残っておりました。
「皆様に分け合えるよう、1家族様1個でお願いします」と貼り紙がついている。
そ~やな~、皆の生協やもんね。
と1袋だけゲット。
他にも使えるもんないやろかと、探してたら介護用品の「水に流せるおしりふき」という商品がありました。
「赤ちゃんのおしりふき」と言うのは、知っていましたが、じいちゃんとばあちゃんのためのものもあるのか。
これもいれとこ。
「水に流せるウエットティッシュ」 これも入れとこ。

夕方、ヤマトさんの集荷場に持って行って、送り状作成の時。
荷物の中身の欄で、はたと。
「トイレットペーパーって項目がありませんが。。。」とカウンターで尋ねていると、隣にいた女性が
「私も、送ったでー」と。そうか、おばちゃんは行動が素早かったんね!
ヤマトのお姉さん、「ほんとうですね~、ありませんね。トイレットペーパー。。」
普通、わざわざ送料使って、こんなもん送らんやろから、そもそも項目にないのは当たり前やわね。

3月2週目(3月10日)に、注文したトイレットペーパーが普通に届くと思っていたら、
「予想外の注文数で、品切れが発生して商品のお届けができませんでした」とお詫び状が入っておりました。
で、翌週の17日、またまた「予想外の。。。。」で届かず。
おまけに、追加のお詫び状に「商品の配達は、3月28日になります」と書いてありました。
ちょいちょい待ってや。。。10日、17日、24日にも来なくて、28日まで待つってかい?

で、一か八か、24日に配達分の注文書に、売れ筋とは思われない商品を3つ注文してみた。
ら、今回は「当選」と書いて、3つまとめて届きました(ティッシュペーパーは落選していました)。
その前に、「28日になります」の段ボール6袋入りの商品が21日に届きました。
「予定より早く配達できて良かったです~」と、にこやかな生協のお姉さん。

あ、そーそー、忘れてた。
23日の月曜日、夫がネピアを二つ買ってきました。
「コンビニへ行ったらな、これが並んでたんや!」と、嬉し気に。。。
探し回ったんもんな~。
ティッシュペーパーが落選したから、これで鼻かんどきな~。

というわけで、冒頭の写真になりました。
多分のこの映像は、どこのおうちでも同じようなことになってるはず。


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自分を信じてみるか。

2020-03-25 23:03:49 | Weblog
新型コロナウイルスのために、東京2020が1年程度延期されることになりました。
中止にならなくて良かったのか、悪かったのかわかりませんが、とりあえずこの7月に開催できるような状況ではないと。。。
このままウイルスが拡大感染してきたら、延期も危うくなりそうです。

テレビでは小池都知事が「感染爆発の重大局面と思われます」と記者会見されています。
このまま進めば、「ロックダウン(首都封鎖)」になる可能性もありますと。
週末の不要不急の外出を止めてくださいと自粛の要請です。

私個人は、足揉みで出かける以外、たまにスーパーに行く程度。
時々でかけていた夫との温泉の旅も、「こんな時に行けるか!」とのたまう夫の一言で、中止(再開不明)。
温泉の禁断症状が出てきそう。。。
神戸に出かける時は、電車に乗る時にマスク着用。

今までは、感染した人の感染経路がはっきり分かっていたのですが、今、感染経路不明者の数がどんどん増えてきているそうです。
不明者がこのまま増えると「オーバーシュート」という海外で起こってる感染爆発状態になってくるそうです。
日本は辛うじて踏みとどまっているけど、いつ爆発的感染拡大になるか分かりません、というのが今の状態です。

で、発病のしかたなのですが、まずは風邪と似た症状、だるさ、発熱、咳から始まるようです。
熱も最初は、37度台、インフルエンザのような39度以上にはならない。
もし、だるさ、微熱、咳が出てきたらどうします?
何もしないで寝ている、というのがベストかと思うのですが、ここで市販の風邪薬を飲まれる方がほとんどかと。
先程みていたテレビでやっていた入院後の処置も解熱剤と咳止めの投与。

全くの私見ですが、もし上の3つの初期症状を感じた時に、解熱剤を飲まないで、熱が出るに任せて寝ていたら、ウイルスを殺せていたのではないでしょうか、と思うのですがどうでしょう?
罹っても8割の方が自然治癒か軽症で済んでいるということは、このウイルスはインフルエンザ程の猛毒を持っていないのでは?
高齢者ならなおさら、せっかく出てくれた熱を利用しない手はないかと思うのですが。
下げてしまうなんて、勿体ない!とか?

「人の体は自分の脳を破壊してしまう程の高熱は出さない」
以前読んだ本に書かれていた言葉ですが、私もそう思うのです。
もし、脳炎や髄膜炎になってしまうケースがあったとしたら、そこに至るまでに何度も解熱剤や抗生物質の投与が行われていたのではないでしょうか。

今日、揉んだ方に「何歳まで生きたいですか?」と問われて、
それは、決まっていません。
体が働きやすいように、できるだけのことをして、それでも体が「もうダメ」と言うなら、その時が終わりだと思っています。
そうお答えしました。

もし足揉みに出会っていなかったら、これほど体の「恒常的維持機能」や「自然治癒力」に気付くこともなかったし、それに関する沢山の本に出合えることもなかったでしょう。
「肉体は魂の良き乗り物たれ!」の言葉にある、魂の乗り物として最高の肉体を作り(それがどんな状態なのか、まだ模索中)、それをキープするためにはどうするか。
一生をかけて求めて行きたい課題に出会えて、幸せだと思っています。

この場合の肉体というのは、その中にある生命エネルギーも含みます。
人の体は、目に見える体とその中を流れている目には見えない生命エネルギー「気」の両方で成り立っています。
東洋医学では特に、「気」の弱りが目に見える「病」を生じると考えます。
なので、目に見える症状が改善しても、それの原因となった気の弱りを100%回復させなければ、完治とは言えないと思っています。
私が、足揉みに来られた方々に
「とりあえず症状が改善しても細々と続けてくださいね」と言うのは、その「気」を満タンにして、二度と同じ症状を発症させないようにと思うからです。
あ、発症させないようにするのはあなたの脳であって、私ではありませんので、念のために。。。

新型コロナウイルス対策。
足を冷やさない、眠たくなったら寝る、食べたいものを食べるを実行しながら、後は体に任せましょう。















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ストレスによる上昇では?

2020-03-16 00:14:52 | Weblog
2月21日にアップしました「油断しちゃったね」の60代男性。
高血圧で糖尿病。
脳梗塞の発作を起こされたのですが、幸い細い血管が詰まったらしく、ご無事。

2月18日に入院、血栓を溶かす点滴を2週間受けて、無事退院。
今月12日に、見た目無傷で、車に乗って足揉みに来てくださいました。
「何か、後遺症みたいなものあります?」とお聞きすると、
「少し、しゃべりにくいかな。それと、何となく、喉が通りにくいような。。。戻りますかね?」
詰まった血管の先にある脳細胞は、壊死してると思いますが、脳は代わりのものを用意するはずですから、そのうち戻ると思います。

最近は、脳血管障害で倒れても、かなり厳しいリハビリをするようになって、頑張ればかなり戻られます。
ただ、義母のように脳幹部分が侵されたら、これは脳もお手上げか。
義母が亡くなったのは、30年以上も前なので、今だったら分かりませんけど、お風呂で倒れて意識不明のまま2日後に亡くなりました。

「入院中に糖尿病が悪化しまして。。。」
「悪化?」
もともと、ヘモグロビン値が8.6と高かったのですが、まだ上昇したのか、毎食前にインシュリン注射があったそうです。
糖尿病の一番の原因は、ストレスだと思っているのですが、倒れて入院というのはご本人にとっては晴天の霹靂。
ストレスの塊。ゆえに、一時的に数値が上昇するだけなのでは?
他にも、脳梗塞でリハビリ病院に入院中に糖尿病と言われ、そのまま退院後も服薬されている方がありました。
倒れる前には、糖尿病の症状は全くなかったそうなので、まさにストレスからきたものだと思うのですが、退院してもそのまま服薬が続くというのは、納得できませんでした。
治療が終わって、自宅へ帰れたら数値は下がらなかったのでしょうか。

もう一人、入院中に高い数値がずーっと続いていた男性。
握り寿司が食べたいとおっしゃったのですが、病院からダメだと言われた。
でも、食べたい、食べたいと煩いので、娘さんがもうえーわ!と上にぎりを買って食べさせたら、スコーンと数値が下がりましたと。
ストレスがなくなったから?
この男性、10年程前、初めてお会いした時は前立腺がんで治療中だったのですが、その後、癌は消滅し、86歳の今でもお元気です。
今月も足揉みにお邪魔すると、糖尿病の薬は続けておられますが、食べたいものを自分で買いに行き、畑仕事やデイサービスに行く生活を続けておられます。
同じ話が毎回でますが、認知症ではなく「おじいちゃん、年取ったら、また同じ話しとるわ~」の類だと思います。

「村の同級生は、みんな死んでしもた~」
「うん、長生きしたら、そうなるわな~」
陽気なじいちゃんなので、話してても楽しい。


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腸内細菌の努力。

2020-03-15 23:14:43 | Weblog
神戸のちずちゃんの足揉みに行く時に電車の中で読んでた本です。



20年程前に書かれたもので、著者は、出版社の編集記者を経て健康ジャーナリストとして、体と健康を色んな切り口から書いています。

今日は、その中の「健康を支える腸内細菌との共生」という章を読んでいました。
最近は、腸内環境を整えることが、健康にとって大切と言われていますが、腸内での細菌のお仕事ぶりを知ると、その子達を皆殺しにする抗生剤の使用は要注意!と思います。

大腸内には、約100種類、約100兆個の腸内細菌が住んでいます。
人のからだの細胞の数は60兆個と言われていますので、その2倍近い数の腸内細菌がわずか2メートルほどの大腸をすみかとしています。
また、大腸の粘膜細胞はナトリウム(塩分)と水の吸収を行っているエネルギー消費の激しい細胞です。
エネルギー源として、血液が運ぶブドウ糖だけではとても足りず、食べ物のカスから腸内細菌が作りだす「酪酸」が必要エネルギーの7割を補給しています。
母が末期がんで全く食べられなくなったのに、最後まで毎日、緑色のうんちがでていたので、看護師さんに理由を聞いたら、
「これは、大腸の粘膜の代謝物です」とおっしゃいました。
毎日、粘膜を代謝するほどの大腸には、さぞや大量のエネルギーが必要だったでしょう。

もし、病原菌をたたく目的で投与された抗生物質が、これら腸内の細菌たちの働きまでとめてしまうことになったら、大腸における水分の吸収が阻害されて酷い下痢となります。
生物界を見渡すと、シロアリが消化管に木材のセルロースを溶かす細菌をすまわせている例があります。しかし、これら腸内細菌との共生関係によって全身の健康を支えている、哺乳類である私達ヒトの「大腸」ほど神秘的でパワフルな器官はほかにないとおもうのです。


電車の中でこれを読んでいた時、ふと今月足揉みに来られた60代の女性を思い出しました。
ある日、急に歯の痛みが出て、歯医者さんへ行かれました。
様子を見ましょうと言うことでしたが、化膿したらいけないと抗生剤を3日分もらいましたと。
1日、2日までは大丈夫だったのですが、3日目に下痢をしましたって。
水分吸収のお仕事をしている大腸に、せっせ、せっせとカスから「酪酸」をこしらえてエネルギー提供していた腸内細菌が、抗生剤を振りかけられて息絶えた。
「大腸、ごめんよ~。ご飯、あげられなくなったよ~」という腸内細菌の叫びが聞こえるようで。。。
ご飯(エネルギー)をもらえなくなった大腸は、水分吸収というお仕事ができなくなったので、下痢になりましたというわけ。
その後、無事に元通りの腸内になられた女性ですが、実は、歯医者さんの抗生剤は、こういう作用を及ぼしていたということらしいです。

教ちゃん、勝手に物語にしてごめんね。
でも、すごく納得する本の説明でしたでしょ。



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でも、美味しいよ。

2020-03-15 23:07:23 | Weblog
庭の隅にある八朔の木。
亡くなった義父が、種から植えたもの。
40年前、嫁に来た時は、ほとんど実をつけなかったのですが、ここ数年、沢山実をつけるようになりました。
が、超酸っぱいので、そのままでは食べられず、今年は試しに、マーマレードにしてみたら、食べられた。

で、鋭いトゲに刺されながら、収穫。
甘さ控えめにしたら、苦さ倍増。
素直に、実と砂糖を同量にしとけば良かったに。。。。



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自力回復を目指してみよか。

2020-03-15 21:43:13 | Weblog
昨日の池上彰さんのニュース解説の番組を見られた方もあると思いますが。
新型コロナウイルスを解説する、と言うことだったので、録画してみてみました。

まずは、どうして日本中がこんなにパニックになっているのかと言うことですが、インフルエンザのようにワクチンも治療薬もないというのが一番の原因だそうです。
患者数でいえば、インフルエンザは毎年、1千万人がかかり、そのうち1万人が亡くなっているというのだから、今のコロナウイルスの比ではない。
インフルエンザが重症化して、毎年数千人が亡くなっていると聞いていましたが、1万人もいたのか。
重症化して肺炎を発症して亡くなるというのが一番多いと思いますが。

インフルエンザウイルスが確認されるまでは、「流行性感冒」と言って、風邪の酷いものだから、じーっと寝て治るのを待つということでした。
それが、ウイルスが特定されてワクチンが開発され、タミフルやリレンザという治療薬が作られ、一応治ります、ということで安心してよいということになり、毎年1万人が死んでも、今ではパニックにはなりません。

1962年から学校で始まった、集団予防注射は1994年まで続けられたそうです。
私も当時小学生だったけど、よく覚えています。
他の注射に比べて特に痛くて、注射の後も腕が硬く腫れていました。
「なぜ、集団予防接種がなくなったのですか?学校でやってくれれば、良いのに」と尋ねているゲストさんがいました。
「注射による副作用がでたので、強制的にやるのは、中止されたのです」と池上さん。
集団接種を止めたということは、かなり酷い副作用が出たんでしょうね。
我が家の場合、子供が日本脳炎の集団接種で高熱を出したので、以来なんの予防注射もしておりません。
ということで、今回は新型でよく分からない、これからどうなっていくのかも不明、ということが一番のパニックの原因のようです。

今、テレビでイタリアの爆発的な拡大の様子を放送しています。
重症患者が集中治療室にあふれている。これは、どういうこと?
まるで、1か月前の中国の武漢市の状態。
なぜ、イタリアで医療崩壊を起こしているんでしょう?
最初、医療従事者が感染を軽く考えて、熱と咳があっても仕事を続けていた、ということだったらしい。
感染した医療従事者が病院で働いていたら、弱っている患者に感染していったってこと。
日本の場合のように、一番に医療従事者を検査して、陽性の人を隔離し、病院を閉鎖したというのとは、対応が違った。

新型コロナウイルスはかかっても軽症か無症状の人が8割程。
重症化するのは、高齢者か持病のある方。
ということは、かかっても気がつかないままに治ってしまっている、ということもあるのか。
熱が出ても、せいぜい38度程度、インフルエンザのように40度も出ないらしい。
38度程度の熱で死ぬウイルスなら、温かくしてじーっと寝ていれば、身体自身の力で治るんじゃないのか。
軽症、無症状で治った方には、ウイルスに対する抗体ができるそうです。
抗体を持つ人が増えてきたら、感染しなくなる。
となると、一番良いのは、かかったかなと思ったら、家の中でひたすら寝る。
これが自分にとっても、他の人にとっても一番。
テレビが最初から言ってましたね~。
おかしいと思ったら、2日間、家にこもっていてくださいって(基礎疾患者は4日間)。

甘くみてはいけないと言うけど、自力回復もできる病気かもしれませんね。
初期対応を間違えないように。


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