中国足心道 足揉みぱくちゃん 「今日も元気だ!ご飯がうまい!」

「足揉みぱくちゃん」の療術師 市村良子の日々の出来事、暮らしを綴った日記です。

どれくらい幸せ?

2020-06-30 02:19:40 | Weblog
夕方のニュースを見ていたら、日立が新会社「ハピネスプラネット」を立ち上げたというのがありました。
ネットで見てみたら、「幸福度計量技術の事業化 新会社 ハピネスプラネット」。

信頼できる関係のある心理的安定度の高い会社は、幸福度が高い、故に生産性が高い。
ので、ハピネスプラネットの会社のアプリを使って、あなたの会社の生産性を向上させませんか?ということらしい。
心理的安定度が高いの反対語は、孤立。
会社の中で孤立している人が多いほど、生産性が低い。

ま、人にとって居心地が良い場所であれば、会社でも学校でも、家庭でも、良い結果が出ますよね。
その居心地よさを作るために、スマホに1分程度のアドバイスを毎日送ってくれるそうな。
まだ、全部読み切れてないので、詳しくは分かりませんが、個人の幸福度というのは、個人差があって難しいとは思いますが、会社の中での幸福度ということなら、ある程度適格なアドバイスはできそうな気がしますね。

日立は、過去何年にもわたって、色んな会社から、膨大なデータを集めたみたいです。

このニュースを聞いている時に、「ラボット」を思い出しました。
AIを搭載した丸~い形のロボットで、特に何をするでもなく、人の周りでウロウロしている。
大きな丸い目で、飼い主(持ち主)さんをじーっと見つめ、そのうち懐くようになる。

製作者さんは、見ているだけで幸せになるような、人を癒せるような雰囲気を持ったロボットを作りたかったとか。
1体が30万円もするというのに、同時に2体購入する人もあるそうな。
確かに、ペット程手間がかからず、側でウロウロしてくれて、呼ぶと「きゅ~ん。。。」と言いながら寄ってくるなんて、可愛い!!!

ハピネスプラネットと言い、ラボット言い、面白いものが出てきたもんです。

ハピネスプラネットの言う、信頼できる関係のある心理的安定度も良いけど、ラボットと二人だけでごろ寝してるのも幸福度高いように思うな~。
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ちぎれウンチの怪。

2020-06-30 01:27:00 | Weblog
「着々と変化する自分の身体」のもう一つの事例が、この「ちぎれウンチ」。

糖質ダイエットで、ここ1年間、米とパン以外は、うどん、ラーメン、パスタなど食べてなかった私が、先日、焼きそばパンを作って食べました。
4枚切り食パンに、日清の焼きそばを挟んで、炭水化物プラス炭水化物のものを食べたと言うこと。

小麦に含まれるグルテンというたんぱく質は、腸を痛めると言われています。
今、再読している本が、これ。



小麦アレルギーの症状の中に、以下のものがあるそうです。

1.疲れがとれない。
2.常に体がだるい。
3.頭痛や肩こりがある。
4.腹痛、下痢や便秘を繰り返す。
5.つい食べ過ぎてします。
6.食後に膨満感や胃もたれがある。
7.アトピー、喘息、花粉症などのアレルギーがある。
8.肌荒れや乾燥肌に悩んでいる。
9.集中できない。
10。イライラする。
11.生理不順や重い生理痛がある。

自分が小麦アレルギーかどうか見極めるのは、「2週間抜いてみる」だそうです。
思い当たる方は、1度お試しくださいね。

ただし、グルテンは麻薬と同じような中毒性があるので、「食べずにいられない」と言うこともあるそうです。
そこを頑張って、2週間抜いてみれば、上に書いたような症状が薄れ、すこぶる爽やかな気分を体験できます、と書いてあります。

で、私の、炭水化物プラス炭水化物の焼きそばパンがどういう現象を引き起こしたかと言いますと。。。
食べた後、胃の辺りが硬く、モヤモヤした感じになり、例のごとくトイレに立てこもり。
今度は、下痢ではなく、団子の潰れたような形状のウンチ、ちぎれウンチになりました、それも大量の。
なんじゃー、これは!

小麦のグルテンが腸に影響を及ぼすというのなら、まさしく焼きそばパンを消化した私の腸は異常でした。
気の毒なことをしてしまった。。。

私にとっての焼きそばパンは小麦の大量摂取に当たったのでしょうか。
そして、身体は、「なんですのん、これは!」とでも言いながら、排出したということ。
次は、どんな変化をやらかしてくれるのでしょうね?

新型コロナウイルスに対抗するのは、自分の免疫力を上げることが一番と言われています。
小腸は免疫細胞の集まっている所。
その腸、腸内フローラと言われているものを最強に保っておけば、自然免疫でウイルスに対抗できると思います。
足揉みプラス、食べ物。
どんなものをどう食べるか。身体の変化を観察しながら、考えてみましょうか。
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即、出す!

2020-06-30 00:28:19 | Weblog
「今現在、着々と変わりつつある自分の身体」と前回、書きましたが、そんな気がする出来事がチラホラと。。。

珍しく、食品ストックの引き出しを片づけてたら、なんと日付が「ホンマでっか!」と言うほど、昔の缶詰が数個、コロコロ。
小学校の家庭科の時間に、
「缶詰が古くなると、缶の真ん中が膨れてきます。そうなると、傷んでいますから食べられません」
て、習いましたよね。
スイートコーンのその缶詰は、少々錆のようなものがありましたが、「膨れてない」=「食べられる」となりました。
子供達が小さい頃、ポタージュスープが好きだったので、クリームタイプのコーン缶と牛乳でよく作りました。

缶詰を鍋にあけて、その空き缶に牛乳を入れてそれを鍋にもどして、泡だて器で底にくっつかないように混ぜながら、煮る。
勿論、牛乳を入れる前に、本当に大丈夫かと、一応コーンを確認、OK!
昔、よく作ったあの味のポタージュスープが出来上がりました。

晩御飯の時、チラ見する息子に
「これは、アカン!賞味期限切れやから、母ちゃんが食べる」

焼酎飲みながら、あれやこれやと一緒に、スープ皿たっぷりのポタージュスープも完食。
いや~、捨てなくて良かった!
と思ったけど。。。
1時間程して、やっぱり来たか。。。

「また、こんなもん食うてからに!」
と、腸が言うたかどうかしらんけど、きっちり下痢いたしました。
毎度のことなので、足を揉みながら、しばらくトイレに立てこもり、出すもん出したら、おしまい!

ちなみに、コーン缶の賞味期限は、2015年となっておりました。
蓋は、膨れてなくて、きっちり水平やったけどな~。


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何かの足しになるんじゃない?

2020-06-30 00:11:09 | Weblog
最後の手仕事。
ドクダミ茶作り。



6月の初め辺りで花が咲いたドクダミを刈り取って、干して適当な長さに切って保存。
そのままでは、不味くて放棄!になるので、甘い黒豆茶とブレンドして煎じます。

飲みたいとおっしゃる方に少しお分けして、夏の間に私が飲む分量ができました。
家族は、勿論、1滴も飲みません。

熱いものより、冷たく冷やした方が美味しいと言うか、飲みやすいので、冷蔵庫には、自家製ハーブティーとドクダミ茶が入っております。
飲んでみたい方、おっしゃってね(え?ワシも1滴もイランて?)。

ドクダミなんて、どこにでも生えているけど、昔の人達は、これを煎じて飲んだらよいって知ってたのね~。
ほんの数か月、私が飲んだからとて、何かの足しになるのか分かりませんが、今現在着々と変わりつつある自分の身体の何かに、役にたつような気がします。

掃除と片づけは大の苦手ですが、料理とこんなことは、1日中やってても飽きない。
ほんに、面白いね~。
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冷蔵して成功!

2020-06-29 23:49:35 | Weblog
梅のことを書いていたら、そ~だそ~だ今年はらっきょも漬けてたんだと。



生協で塩漬けらっきょを購入して、「かんたん漬け」!に。
らっきょの裏にかいてあるレシピ通りに漬けました。
7月3日から食べると書いておりましたが、ちと味見をしたら、ええやん~!美味しい!
ポイントは、「漬けたら冷蔵庫に入れておく」でした。

以前にも時々つけていたのですが、途中で発酵してくるのか、味が変わって不味くなって、ここ数年つけるのを止めておりました。
で、今年は注意書きにあったように冷蔵保存にしてたら、美味しくできました。

冷蔵庫の隣に入れてるぬか漬け。



これも、毎年、年を越すこともなく成仏しておったのですが、今年はなんと去年から冷蔵庫に入れてたのを開けてみたら、生きてた!
毎年、蓋を開けるたびにカビだらけになったものを、捨てていたのですが、今年は成功。
試しに、きゅうりとナスをつけてみたら、それなりの味(もう一声、美味しくならんかな~)。

要するに、つけっぱなしにすると乳酸発酵が進んで、酸っぱくなる。
程よく漬かったら、取り出して、袋にいれてそのまま冷蔵しておく、と気がついた。
勿論、古漬けがお好きな方は、ずーっと漬けておいたら良いですよ~。
私は、浅漬けが好みなので、この取り出すタイミングを逃さないように。

少し柔らかくなってきたので、糠と辛子を足して、またまたキュウリを漬けました。

これも夏の間は、ずーっと冷蔵保存(いや、1年中でしたね)。
昔、昔、らっきょもぬか漬けも常温で美味しかったのは、気温が低かったからでしょうね。
80代の方に聞くと、夏の気温は25度くらいだったそうです。
「30度なんて、そんなんあらへんかった!」と。
今は、
「40度って体温超えとるがな!」ですもんね。
漬物管理も難しい。。。
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梅あれこれ。

2020-06-29 23:09:18 | Weblog
今年も、梅干し作り。
梅酢が上がってきました。



去年は、この時に白いカビのようなものが浮いてきたので、今年は、焼酎で徹底的に消毒。
梅は勿論、桶、袋、重し、中蓋、そして、自分の手も35度の焼酎で殺菌。
そのおかげか、このように澄み切った梅酢が上がっております。

後は、庭の赤しそが育ったら、塩もみして投入。
ついでに新生姜も入れたら、紅ショウガもできます。
3Łの南高梅を3キロ、例年通りです。

そして、これは、梅シロップ。



炭酸で割って飲んだら、夏の暑い時には最高!
これは、超簡単。
梅と氷砂糖を同量(今回は、1キロ)用意。
梅は、冷凍庫で24時間以上かけて凍らせます。
ガラス瓶に、氷砂糖と凍った梅を交互に入れます。
毎日、ゴロゴロ振って、混ぜる。
1週間程で、氷砂糖が解けたら出来上がり。

梅を引き上げて、マメな方は梅ジャムにでもどうぞ~。
私は、容器に入れて、時々食べております。
シロップは、瓶やペットボトルに入れて、冷蔵庫で保存。

隣家の梅の木から梅の実が我が家の畑に落ちたらしく、芽が出て、すくすく育っております。
まだ、実がなるのには、ほど遠いですがいつか自家製の梅干し、シロップができたら素敵ですね。

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「ウチ、断捨離しました」見てみ。

2020-06-20 00:11:57 | Weblog
足揉みの方に教えていただいて、月曜の夜、BSで「ウチ、断捨離しました」という番組を見ています。
今週のシングルマザーさん。
「家の中が汚いと何も上手くいかないと言うことは、分かっているんです」と、とりあえず、基本の理屈はお分かりでした。

7LDKの豪邸はどこも服や物が散乱し、積み上がり、えらいことになっておりました。
唯一、綺麗好きのお父様の部屋だけは、とってもきれいに片付いていました。
80代と思しきお父様は、パーキンソンでかなり動きにくそうでしたが、不自由ながらコツコツお掃除されているのでしょう。

十代の4人の子供達の部屋もひどい有様で、「自分たちは、小さい頃から躾を受けていないからできないのだ」と開き直っています。
自分のお弁当箱を洗うこともせず、服も床に散らばったまま。
「私が片づけられないから、それを見ている子供達もできないんです。」と、マザーは卑屈になっておられる。

断捨離のプロ、やましたさんが、
「もう、躾の時期は終わっています。命令しても無駄。
でも、綺麗な空間を与えてあげるってことで、子供達の意識を変えることはできますよ」と。
やましたさんと二人で、鏡やガラス窓を磨いて、綺麗な空間作り。

「物を光らせましょう」
掃く、拭く、片づけると言うことにプラス、磨いて光らせること、これが大事!
「磨く」って苦手やわ~(いうとる場合か!)。

1階に綺麗な空間が出来たら、子供達が変わってきました。
「今までは、居心地が悪かったので、すぐ2階へ上がりました」って言ってた子供が居間にいる。
流し台にまで、物が積みあがってたキッチンが清々しくなったら、お弁当箱を洗ってる娘さん。
「ママ、頑張ったねー!」と二人でハグしている。
もう、大丈夫だね、このシングルマザーさん。

うちの息子も、ご飯の時以外は、2階に居る。
居間の中をぐるーっと見回す。
確かに、もので溢れているよ~な。。。

いや~、この番組、たんなるお片付けの番組じゃないのね。
人生をリセットする「断捨離」。

人生を磨きたい方、必見!

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「続ける」という才能。

2020-06-19 23:33:36 | Weblog
ブログを更新しなきゃいけないんだけど。。。
掃除をしなくちゃいけないんだけど。。。
草引きをしなくちゃいけないんだけど。。。
色々、あれこれ。。。

しなくちゃいけないと言う気はあるんだけど。。。気は常にあるんだけど。。。
こういう人を「気常」、「きつね」と言うんだそうな。おきつねさん。

「家の中がまたぐちゃぐちゃです~」
「あれ?最近、きれいになってきたっておっしゃってませんでした?」
新型コロナで休校になって、夏休みの倍程のお休み続きで、すっかり疲れ果ててしまった小学生のママ。
ほんに、何かを続けてやるというのは、難しい。
「続けられるってことも才能の一つかもね。
やったら良いことは分かってるけど、それを続けるってのは、とっても難しいことなんよ。
ノーベル賞を取った方は、何十年も同じことを「ずーっと続ける」才能があったんやね。」

ママには、子供さんにアレルギーがあるので、以前に、足の親指のてっぺんをほぐすことをお教えしました。
鼻づまりや鼻水ズルズルで来られる方が、足揉み後、お帰りになる時には「鼻が通ってます!」と言われる。
数日するとまた詰まるのかもしれませんが、とりあえず、足を揉んだら通るようになるのは、分かってる。

なので、毎日、親指のてっぺんを押し続ければアレルギー改善の助けになるかもしれませんよと。
「なかなか、続けてできません」
「そうなのよね~。自分で自分をペンペンしながら、怠けるんじゃない!と叱咤激励しながらやるしかない。」
私自身、やります!と言いながら、1週間もしたら、やってないってことが何回あったことか!

こんな「究極の怠け者!」と叱咤された私が、ずーっと続けているのが足揉み。
ずーっと続けてきたから、見えてくるものもあるんだよ~(と偉そうに)。
だから、ついつい言葉に熱がはいっちゃうの(分かっておくれ、お前さん!)。

「続ける才能」がないのなら、自分をペンペンしながら、努力で続けてみなはれ!
ママに、「何年後かに、あの時、親指揉んでおけば良かった。。。」と後悔したくなかったら、ほれ、ペンペン!!

今日もペンペン、明日もペンペン。
そのうち、習慣になりまっせ!
習慣になったら、あ~ら不思議、何か忘れたよ~な。。。となりまする。



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地球の癌にならないために。

2020-06-19 23:11:44 | Weblog
自分の立ってる位置で、自分に何ができるか、どんなお役にたてるのか。
よくよく考えなさい。
そして、実行しなさい。

セカンドライフに入って6年目、おぼろげにこれなんじゃないかと、思っていることがある。

足を揉んでいる方々が、本来のその人に戻って、その人達も同じように考えるようになる。
「自分に何ができるのか、どんなお役にたてるのか。」
そのお手伝いをすることが今の私の役目。

セカンドライフというのは、人生120年と考えて、最初の60年は、誰か(親や子供)のための時間。
後半の60年が自分の時間と言う意味で、セカンドライフ。

昔は、30にして立つ、40にして惑わず、50にして天命を知るって言ってましたけど、昨今の人は、ちと幼稚な感じがするので、10年プラスして60にして天命を知る、かな。
いや、もっとお利口な方は、50にして天命を知るだな、やっぱり。
いずれにしても、人にはそれぞれ天命があり、それを全うするために生きているのだと、知りなさいってこと。

自分に何ができるのか、どんなお役にたてるのか。
よくよく考えて、実行しなさい。

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思いを乗せる。

2020-06-18 01:03:20 | Weblog
新型コロナの影響で、テレビ局も新しい番組が作れず、昔のプログラムを放送してくれています。

先日、Eテレでクラッシック音楽の番組の中で、「復興コンサート」の様子を放送しておりました。
2011年3月11日の東北の震災の時、仙台フィルは、ちょうどリハーサルの舞台上で地震に合いました。
コンサートマスターの女性が、
「ほんの2.3秒の間だったと思います。
楽器(バイオリン)を抱えて、舞台から駆け下りてケースに入れ、そのまま抱えていました」と。
ホールは無茶苦茶になり、当然、すべての公演が中止になりました。

その数日後、彼女は震災後初めて楽器を演奏してみたら、今までにない感情が沸き上がってきましたと。
音楽が、音が心を癒すという経験。

そして、これは是非、被災された方々に体験していただきたいと思い、まだひと月もたっていない3月26日に見瑞寺(けんずいじ)というお寺で、集まれるメンバーで演奏会を開催されました。
広報もできないので、通りすがりの方々に声をかけて入っていただいたそうです。
団員達は燕尾服ではなく背広姿、会場の皆様も当然、ジャンパー姿や普段着の方々。

会場にバーバーの「弦楽のためのアダージョ」が静かに流れ始めた時、テレビ画面を通じて見ているだけの私でしたが、思わず涙が出そうになりました。
途中、客席をカメラが写した時、若い男性が静かに涙を流しておられました。
他のお客様も同様だったのでしょう。

コンマスが「こんな大変な時期に、コンサートなどして受け入れられるのかと、引っ込めー!と怒鳴られるんじゃないかと不安もありました」と。
それどころか、聞いた方々のほとんどが魂の浄化ともいえる状況を体験して涙を流しておられた。
震災後、泣けなかった方が、音楽を聴いて自然と涙があふれ、初めて泣くことができた。
「泣く」というのは、ストレスの解放の一つの方法でもあります。

「復興コンサート」は、その後、大盛況で仮設住宅や避難所で何百回となく開催されたそうです。
始めてクラッシックを聞いたという方、聞いた後、自分も歌ってみたいと合唱団を結成した女性。
90歳近い女性が、「このようなものを聞かせていただくなんて、長生きして良かった」とまでおっしゃった。
震災直後は、きっと「こんな体験をするくらいなら、長生きなんかするんじゃなかった」と思われたはずでしょうに。

今回の新型コロナの流行が始まった時、ドイツでは音楽や芸術は人生に必須のものであるという考え方で、すぐに国から手厚い支援が入ったそうです。
が、日本では全く違う扱いでしたね、本人達の自助努力に頼るだけ、みたいに。
でも、音楽が人の心を癒し、浄化する大切な役目を担うというのは、震災で多くの方によって証明されていたのですね。

見瑞寺の仙台フィルの初コンサートは、急ごしらえだったせいか、満足な練習もできていなくて、普通だったらとても聞かせられるような音ではありませんでした、とマネージャーがおっしゃっていました。
でも、確かに、画面を通じて聞いていた私ですら、涙するほどの「音」だったのです。

団員のお一人が、今までは上手く演奏しようということを一番に考えていましたが、聞く人に伝えようとする気持ちを今回ほど感じて演奏したことはなかったとおっしゃっていました。

相手の気持ちに寄り添って、その人に協調するような心で演奏する。
団員の方々の思いを上手く言えませんが、仙台フィルの皆様は、復興コンサートで技術以上に「心の音」を演奏に乗せておられたようです。
「ふるさと」「パッヘルベルのカノン」「アベマリア」等など。
どの曲も聞いていて、心に染み入るものでした。

弾き手の思いの乗った「音」が、聞き手にどれほど強力な力を与えるのか、番組を通じてよく分かりました。
すべてのことが、同じだと思います。

ずーっと昔、「あんたは、家族に豚の餌を作っとんのか?」と言われたことがありました。
「食べた家族が元気になりますように、と思いを込めてつくるのがご飯や!」と。

療術師の手から出る、「思いの乗った気が、相手を強めていく」
これ間違いないですね。

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