29日、兵庫県内の療術師さんと近所の公民館で手合せ会をやりました。
一応、ご案内ハガキは結構だしたのですが、集まったのは18名。
遠い方は、神戸からもご参加くださいました。
こんな感じ。
もう一丁。
その中に、「認知症の母が一人になるので、連れて行ってもいいでしょうか」と、一緒に来られた方がありました。
「良かったら、お母さんの足揉みしましょう」
と言ったものの時間がとれるかな~と思っていたら、若い療術師のMちゃんが、
「お母さん、こっちへ来てください。足を揉みましょう」と誘ってくれている。
後で、「ありがとうね。助かった」って言うと、
「認知の方は、疎外感を感じると不安になるので、おそばにいてもらったらいいんじゃないかと。。。」
あんたは、偉い!
結局、「私は、もう帰る」というお母さんを、まーまーと引き留めて数時間、お昼も一緒に召し上がって、きちんと手合せも済んで、お帰りになりました。
私がやったことと言えば、認知症の反射区にマークしたチェックリストと施術の注意事項を渡し、「週に2回は揉んであげてくださいね」とお伝えしただけ。
良かったですね。また来てくださいね。
もう一人、朝からメールでご質問。
「昨日から、頭痛と胃の痛みで、しんどいのですが、参加した方がいいでしょうか。ご意見聞かせてください」と。
普通なら、「しんどいのでお休みします」ってお断りのメールが来るんだろうけど、彼女が毎月足揉みに来る度に、「体調が悪くなったら、病院へ行く前にまず足揉みをする!」
なんて、偉そうにいってるから、お伺いをたてたってことかな。。。
「熱があるなら、寝てたらいいと思いますが、来れるんなら来て揉んでもらったらどうでしょうか。
それと、少々体調が悪くても、誰かを揉むと体温が上がって免疫力アップして改善する場合もありますよ」
無責任なこと言うてるな~って思う?
でも、私は時々体験してるし、ほんの僅かな異変に気付いたら、息子に揉んでもらって改善してるので。
で、その彼女もおいでになりました。
青白い、元気のなさげな顔をして。。。大丈夫かな~って思いましたが、揉んで揉まれて、夕方帰るころには、すっかり元気。
「いい顔色になったね~。来た時は、青白かったで。良かったね」と誰かが言ってました。
恐るべし。足揉みの効果!
もう一人、遠い所から車で参加してくれた女性。
高齢のお母さんが、癌で転移もしているとのこと。
「足が酷く腫れて、甲の所なんて、押すとむにゅ~っとお肉がへこむんです」と。
「そーそー。あるある、そんな方。大丈夫よ、ゆっくり押し上げて揉んでたら、そのうち浮腫みが取れて細くなりますよ」
80代、90代、または末期の癌の方が時々、こんな丸太の足になっておられます。
1回の施術では無理だけど、数週間揉んでると段々、戻って、癌の方も尿が出るようになったら腫れは引いてきます。
「お母さん、どれくらいのペースで揉んでます?」
「月に2回位かな?」
「足ら~ん!週に2回。毎日揉みでもいいくらいです。」とまた偉そうに。。
この方、癌のお母さんが余程心配だったのでしょうか、最初、お顔がしおれていました。
私より、絶対年上やと思ってたのになんと二つも年下。
でも、手合せしながら、お話聞いて、足を揉んでたら、なんと可愛い笑顔になったこと!
「とても、安心しました。良かった。ありがとうございます」と、二つ年下のお顔に戻りました。
毎回、参加してくれるHさんご夫妻。長いお付き合いになっています。
優しくて口数の少ないご主人は、施術が上手なのですが、あまり奥様に揉んでもらってないので、いつも萎んだお顔でもったいないな~と思っていました。
「ちゃんと、ご主人揉んであげてよ!」と毎回、叱咤激励していたのですが、なかなか忙しくて~と。
でも、今回は「ちゃんと揉んでもらってるんですね。お顔がとても明るいです」
「分かりますか?」
「分かります。前は、ボロぞーきんのようにくたびれたお顔でしたから」
隣で足を揉まれていた娘(娘も帰省して参加してました)が
「よそのご主人に向かって、何言うてんの!」と叫んでる。
奥様、頑張ってご主人の足揉みされてるんですね。その調子、その調子。
施術の腕は勿論大事だけど、療術師のオーラが明るいってのも、とっても大事よ~。
遠く奈良県から参加してくれたSちゃん。遠くからありがとうね。
「主人が脊柱管狭窄症で足が痛くて痛くて、整体に2か月通ってるんですけど、まだ治らないんです」
「えっ?Sちゃん揉んでなかったっけ?」
「揉んでますけど、引っ越しや何やらでなかなか続けては揉めないので、整体に行っておいでって」
いやいや~。それは、足揉みが一番でっせ。
今まで、
足が痛くて歩けません。車に座ってるのも辛いです。
整形外科で半年かかるって言われました。
5分歩くだけで、目の前が真っ暗になる程の激痛です。
痛み止めの間隔の3時間がもたないんです。
などなど、原因は脊柱管狭窄症、ヘルニア、原因不明と色々あれど、毎週1回で8週間の足揉みでほとんど改善したよ。
Sちゃん、君ほどの腕だったら、絶対改善できてるはずだよ。試してみて。必ず、8週間だよ。
子供さんご夫婦からお孫ちゃんに至るまで、皆足揉みのファンで、講習中からこんなに沢山揉んできた人はいないくらい練習してきたSちゃん。
なんのかんの言っても、施術の腕を上げるのは、「数」が一番、数しかないな~。
腕がそこそこになった方が次に考えるのは、「症例集め」だよ。
こんな人がこれくらいでこんな風に改善しましたっていう症例。
まず、自分がどのように変わったか(変わってない人は継続して揉まれてね)。
次、揉んでる家族がどう変わったか。
毎月揉んでる皆さんが、どう変わったか。
中国足心道。
今まで、継続して何年も定期的に揉まれてる方の記録ってあまりないんだよね。
院長以下、札幌のスタッフですら、定期的に何年もっていうことがない様子。
ってことは、一体、この足揉みの「最終的な到達点」と言うのは、どこだろうと。
最近は、そんなことを考えてます。
「体調が悪くなったら、病院へ行く前にまず足を揉んでもらいなさい」ってことを院長先生がおっしゃってたけど、いざ重篤なことになったら、病院へ行かないで、どのタイミングでどういう間隔で揉めばいいのか誰も知らない。
知らないんなら、自分で検証するしかないって思っている昨今。
幸い、姫路の皆さんは足揉みが好きで、自分自身、よく揉まれる。
怪我以外、あまり風邪もひかず、胃腸炎になったとも聞かない。
これは、良い実験材料ではないか。このまま、どこまでいけるかやってみようじゃないの。
皆さん、自分の体調に耳を澄ませてね。どのタイミングでどれくらい揉んだら良いのか、調べてみよう。
はい。到達点を目指しましょう。
月に1,2度揉まれてる療術師、この指、止~まれ!