中国足心道 足揉みぱくちゃん 「今日も元気だ!ご飯がうまい!」

「足揉みぱくちゃん」の療術師 市村良子の日々の出来事、暮らしを綴った日記です。

脳って、どんなん?

2018-09-30 22:29:27 | Weblog
毎日、足揉みをしながら常々、脳はエライな~、一体脳ってどうなっているんじゃろ~と思って図書館をウロウロしていたら、こんな本に出会いました。
脳科学者の茂木健一郎さんの本。



「サバン症候群」というある種の天才的な脳を持った人たちの話。
映画の「レインマン」というのをご存知の方もあると思いますが、その中で床に散らばった爪楊枝の数を見た瞬間に本数を言い当てるレイモンド。
この方は、実在の人物だったのですね。

または、9000冊の本の内容を全て覚えてる人。
何十年先の何月何日は何曜日かを一瞬で言える人。
全盲のピアニスト。一回聞いただけで、その曲を弾くことができる人。

この人達の個性というか、天才的な才能を見出して、それを育てようとした人が必ずそばにいたのですが。
例えば、ヘレンケラーを育てたサリバン先生のような人が。

日本にサバンの人が少ないのは、「人と同じ」と言うことを好む国民性があるそうです。
サバンのように、「人と全く違う」というのを才能ではなく、異端としてはじき出してしまうことが多々あるのが日本、だった。
勿体無いことをしてきたもんだ。

でも、今は少しずつ変わってきたような気がします。
違うってことが、何か他の大切なものを秘めている場合があるんだってことに気がついてきた。

何となく面白くなってきて、茂木さんの本を探してみたら、こんなんもありました。



「足から脳に反射させる」って言う足揉みなのに、脳のことをあまり知らなかった。

知らなかったんなら、知ってみるさ!

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どんだけ~!

2018-09-07 01:46:02 | Weblog
ちいちゃん、94歳女性。

7月の第1週目にヘルパーさんと夕食中に、脳梗塞で倒れた。
救急搬送された翌週、ご連絡をいただき、病院で施術。

このちいちゃんは、8年前に一度施術している。
でも、その時は超お元気で、「私、足揉みなんかいらんわ~」と数回で中止。

娘さん御夫婦と遠く離れてお一人暮らしだったので、娘さんが心配して足もみを勧められたのですが、なにせ気丈夫なお方でして。。。

今回も、もしかしたら「イランわー」と言われたら、揉めないな~と恐る恐る行ってみたのですが、今回は気にいった!
なにせ、倒れて1週間後。
どの程度の麻痺で、どのくらい揉めるやろかと。

麻痺は、右半身で、右手右足が動かない。言葉も出にくい。
大脳の反射区は、やっぱり麻痺がある右半身に対応している左の脳に対応する右足の親指(分かった?)が、膨れて硬い。
左足と全然違うやん!

右足を揉み始めると、いろんな反射区で足が勝手にビクンと動く。
とにかく、反射区の右親指をほぐさねば、と付き添いしている娘さんに揉み方を教えて揉んでもらい、私は週に2回の施術に通いました。

救急搬送された脳神経外科には1ヶ月入院して、車椅子までこぎつけたら次は、リハビリ専門病院へ転院されました。
ここは、重篤な患者さんは少ないようで、何となくザワザワと賑やかで、グループリハビリなのか、円陣で魚釣りゲームなぞされていました。

ここでは、午前中に作業療法、午後は理学療法、その後、言語療法。その隙間に、週に2回足もみに通っていました。
その頃は、車椅子に座っての施術ができるようになっており、ベッドで寝たままより断然揉みやすい。

ベットの時、右足がビクン、ビクンと動いていたのが、反射区の痛みのせいだと思っていたら、ご本人が、
「足が動くけど、痛くないんよ。だから、揉んでくれていいからね」とおっしゃった。

おー!倒れてすぐの時には、そんな意思表示もできなかったってことやね。
今は、自分の言葉で説明されている。
不遜にも、94歳やし、無理に生かしておくような酷いこと、と思っていたけどなんのその、脳は回復させているじゃないの。

順調に回復されて、いずれは自宅へ帰れるようにと思っていた矢先、ベッドから落ちて、大腿骨頸部骨折、してしもた。。。
元気になったから、少し離れたポータブルトイレに自力で行けると思われたか。

やっと、自分の足で少し立てるようになってたと言うのにー!
ということで、またまた股関節の入れ替え手術で、寝たきりになってしまわれた。。。
「大腿骨頸部骨折」というのは、高齢者、特に女性の骨粗鬆症のある方に多いとネットにありました。
脆い方は、おしめ交換の時にでもポキっとおれるそうな。

手術は、大きな病院へ転院してされたので、また最初からやり直し、の気分。
1週間後、足もみに行ってみると、もうすでにリハビリが始まっている。
座らせて、車椅子に乗せて、リハビリに連れて行くんだけど、その間、絶叫し続け。

「痛いー、痛いー。ううう。。痛いー」まるで、拷問だよ。ここまでやるのか。
心臓の手術もされている方だから、これだけの痛みがあると、心臓も弱りませんか?って聞きたかった。

毎日、毎日、これをやるのか。死んだほうかましか?とまたまた不遜なことを考える。。。

で、今日、1週間ぶりに(台風で行けなんだ)行ってみると、じーっとこっちを見て、
「私、何か悪いことした?なんでこんなことになるの!」と質問される。
やや、興奮されとるな~。

「もうひと頑張りして、おうちへ帰りましょうね。」慰めにもならん言葉を並べながら、とにかく足揉もうっと。
その足も、術後にむくまないようにするためか、両ふくらはぎから足裏までをキッチリ包帯で巻いてある。

揉めるのは、指先とせいぜい副腎の反射区まで。
でも、副腎は大事よ。何回も押しとこ。
少し、記憶が曖昧になってるので、特に指先は念入りに。縦縦、横横、指引っ張って、ホイ!
膝裏は、揉めるね。ふくらはぎも包帯の上から押しとけ!
冷たかった足が、それだけの施術でも、温かくなってくるんだよ。

ちいちゃん、うつらうつらし始めた。
入って来た時の興奮状態、おさまりましたね。足、エライじゃん~。
いつもどおりには揉めないけれど、それでも揉まないよりままし。

ついでに、麻痺してる方の手も揉んどこ。
以前、100歳のおばあちゃんが、毎日100回爪もみをするってのを聞いたことがある。
爪もみして、指揉みして、手のひらも押してたら、熱~くなってきた。

ふと見ると、麻痺した方の腕を上にあげようとされてる。なんと、上がってる。動くんやー。
「すごいね~。右手、動くようになってるんやね。」
それと、先週はかなり激しかった痛みが、今日は和らいでる。
体が改善してる。しつこいですが、94歳ですよ。

一体、体は何歳まで回復能力があるんでしょ!「どんだけ~!」ですわ。

夜、娘さんからメールが届きました。
「母は、ずーっと下痢が続いていたのですが、足揉みの後は止まっています。
それに、足揉みのあとは、顔つきが違うんです。」と。

先週も、そういえば「いつもの母の顔に戻りました」ってメールが来てたっけ。
辛くて、苦しくて「私、なんでこんなことになるのー!」って悲痛な気持ちの時は、お顔も悲惨。

足を揉んで、少し神経が休まると、元に戻るのですね。
しばらく、せっせと病院通いになりそうですが、恐るべし94歳のちいちゃん、体はどこまで戻すのだろか?





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「病気」の定義。

2018-09-06 00:21:59 | Weblog
昔、昔のその昔。

朝起きたら、熱があって喉が痛かったりした。
すると、親が体温計など出してきて、熱をはかり37度を越えていたら、
「扁桃腺やろか~」と村の医院へ連行される。
注射の1本でも打たれて、その日は学校を休む。

布団に入って、眠くもないのに寝てないとアカンと言われて、ゴロゴロしてた。
赤い包み紙に包まれた白っぽい粉薬を飲んで、せいぜい三日で完治。

ま、これが「病気」の定義、だったかな?
先生が出してくれる薬も、三日分ほど。

それが、昨今の病気というのは、いや本当に病気なんか?
病院へ行って、薬をもらって、3月に1度は血液検査なんぞされとるから、やっぱり病気?

でも、「週に2回、プールで1時間歩くんです」とおっしゃる70代やら、
「毎週、鳥取の海にサーフィンしに出かけます」とおっしゃる60代がいらっしゃる。

お二人共、かかりつけの病院でちゃんとお薬もらって飲んでおられる。

病気の人が、プールで泳げたり、サーフィンできたりするのかな?

「そんなにお薬飲まなくてもいいんじゃないですか?血液検査の結果は?」
「真ん中に揃ってます。血圧も、135位です」
「上出来!」

「お元気ですね~」
「自信を持っていいのでしょうか?」
「どーぞ!」

この70代女性。足もみ歴8ヶ月。
最初、座骨神経から足のふくらはぎまで痛くて、歩きにくかった。
今は、ふくらはぎが突っ張る程度だけど、先生は「様子みましょう」とおっしゃるだけ。

「きっと、年のせいだよ」って言いたいんじゃろうな~。
最初の痛みは、ほとんど消えてるから、中断していたプールも再開。

あとは、体と折り合いつけて、ボチボチやりましょうか。


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ミックス施術で、グー!

2018-09-05 00:52:58 | Weblog
中国足心道の療術師さん限定で取れる資格、「足心整体」。

それを一昨年の12月に、ふじちゃんが取得して以来、毎月施術してもらい、去年春、娘が取得してからは娘に施術してもらいで、今月で1年8ヶ月になりました。

常々、札幌の顧問が、足揉みに整体の技術をミックスしたらより効果的とおっしゃって、足揉みの療術師さんに整体を学ぶよう勧めておられます。
私のような高齢者は、テキストを見ただけでギブアップしてしまいましたが、50代位ならまだいけそう。

今回、娘の足揉みの施術でミックスすることの良さを感じました。

昔は、あぐらをかいたとき、両膝の側面がぴったりと床についていたのですが、いつの頃からか、右膝がつかなくなった、というか右膝の側面に倒れる角度が左に比べて、全然浅いままになってきました。
無理につけようとすると股関節が痛い。

股関節も固まってきたんだな~と年のせいにしていました。

今月、足揉みで娘が右股関節の反射区を押圧してくれたとき、痛いー!となりました。
「硬いな~。よその人やったら、ここまで押さないけど、まあ母ちゃんやから、目一杯押すわ~」と、療術師バージョンで押してくれた。激痛ー!

「兄ちゃん、こんなに押さへんで。」
「ま、兄ちゃんは優しいから、ここまでやらんやろ」と言うてたけど、もしやこれって整体の押し方でっか?

「指を鍵型にしてるんや」と、はまのっち先生と同じことを言う。
娘は、はまのっち先生を尊敬してるのか、
「あの施術は、治療できる手やで~」と。

以前、酷い腰痛の時、激痛に耐えながら揉んでもらって、腰痛が改善した経験がある娘の施術は、確かにはまのっち先生と似ている。
息子の課題はこれやな~。改善させるためには、激痛やむなし。

続いて、整体の時も、股関節をかなりやってくれた。
運転疲れの背中にも、かなり時間をかけてくれました。

で、翌日の月曜日。
何の気なしに、あぐらをかいて座ったら、あれれ?

右膝が床についとる。あれ~?
前は床からかなり離れてたのに。

日曜日の娘の整体と足もみのおかげもあるけど、1年8ヶ月の効果が出てきたの?

これから年をとって関節は固まる一方なのに、逆行させられるんか?
高齢者の転倒は、体が固まってることが原因ですって言われる。

赤ちゃんは、少々高い所から落ちても体が柔らかいから、上手に転げるもんね。

お年寄りは、その反対。
でも、もう平らなあぐらはできるまいと思っていたのに、できた。
う~む。。これは、これは、楽しみなことですわい。








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緊張してたのね。

2018-09-05 00:33:17 | Weblog
先月30日。天川村にドライブ。
31日、普段通りに過ごし、1日、突然、背中が痛いー!

息子にすぐさま連絡。
「背中と膝が痛いんやけど~、足揉みしておくれ」

首の付け根から、僧帽筋のあたりが鉄板貼り付けたような硬さと痛み。
それと持病に右膝痛。久しく忘れておったのに、なんで今更?

「胸椎、無茶苦茶硬いで。」と息子。
胸椎だけでなく、頚椎、胸椎、腰椎と背骨に当たる反射区全部が固くて、痛い。

天川まで往復7時間の運転のためか?
でも、帰った日は全く疲れたって感じ、なかったで?

「高齢者、忘れた頃にイテテテテ~」と言うことかいな。。。

右膝の痛みも運転のせい?
「途中、全然休憩もせんかったもんな。。。」
「奈良まで、全然休まず?」
「初めての道やったから、とにかく目的地までいかにゃー思って」

それや!!

でも、恐るべし、中国足心道。
息子の施術が終わる頃には、背中の痛みも膝の痛みもすっかり消えておりました。

で、無事、翌日は娘夫婦の足もみに江戸川区まで行けました。

毎月、やってくれる娘の整体で。
「恐ろしく硬いけど、背中。どないなってるのん?」

ありゃりゃ、まだ固まってました?
ハンドルにしがみついてたみたいなんや。。。

昨日来られた50代女性。
私と全く同じ症状を訴えられたので、もしや?と思って尋ねたら、

「そうなんです。出雲の親戚に不幸があって、何回か往復しました。それが原因だったんですね。」
姫路から出雲まで、高速があるとはいえ、往復7時間はかかる。

頚椎、胸椎、腰椎がベキベキ。
「背中のこりが酷いんです」との訴えに、ちゃんと反射区が反応してくれてました。

ゴリゴリ、しつこくほぐしたけれど、少しはましになられたかしらん?

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必読書。

2018-09-04 23:49:50 | Weblog
中村仁一さんの本。
京大医学部を卒業。老人ホーム付属の診療所所長さん。



以前、同じタイトル「大往生したけりゃ医療とかかわるな 自然死のすすめ」というのを書かれていまして、今回のはその続編。
京都で市民グループ「自分の死を考えるつどい」というのを主催されています(260回以上になるそうな)。

自らを「死にぞこない高齢者の真打」と呼び、家族には自分が倒れても絶対救急車を呼ぶなかれと厳命しておられる。
毎年、大晦日と元旦には、自分で買ったダンボール棺桶に入って、過ぎし日々と今年のことを考える。

この2冊、60以上の皆様には是非必読書として手元に置き、暗記するほど読んでいただきたい。

本を読み進むうちに、中村先生の悲痛なまでの思いが伝わってきて、今月の新幹線読書本だったのですが、読み終わって新幹線の中で読書カードを書き、東京駅のポストに放り込んだ。

ただただ、同感!先生、まだくたばらんと頑張れ!

「世界に冠たる日本の医療保険制度が風前の灯火」
「自分のような真打は、若い世代のことを考えて、医療費を使うな」 ご同輩よ!と叫んでおられます。

日本人は、食べなくなったら無理やりにでも食べさそうとするが、食べなくなったらすでに体は「死にモード」に入っていると考えるのが他の国の話。

手の麻痺がない限り、目の前に食べやすいように並べられた食事に手をつけないなら、そのまま下げる。それが外国。
無理やり、口を開けさせて、押し込むのが日本。これを、介護拷問と言うんだと。

「痰の吸引」と言う、恐ろしく苦しい医療行為がありますが、これもただ、水分を余分に与えすぎた結果のこと。
点滴や胃瘻、鼻腔栄養など、体がもう要らないと言ってるにも関わらず、強制的に水分を与えた結果、喉から痰が染み出してくるんだそう。

あれは、義父母や実家の父もされたけど、ひどく苦しいものでした。
でも、仕方がないのかと見ていましたが、思い出してみれば、自然死に近い母は、一度もしていない。
家に帰ってからは、食べられる分と飲める分だけしか与えなかった。
点滴も何もなく、そのまま、いつの間にかなくなっていた。

でも、父は最後まで病院にいたので、「せめて水分だけでも入れてあげないと、細胞が辛い」と言われ、生理食塩水の点滴をされていました。
要らなかったんだね、あれも。

医療が関われば関わるほど、死に辛くなるのだろうか。

今日の80代女性。
「苦しい死に方だけは、したくないわね~」
「今、探してますから、もうしばらく待っててね」

はよ、せにゃ、間に合わんぜよ。











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スゴ!

2018-09-04 23:34:10 | Weblog
台風21号が大阪通過。

今まで、みたことない光景が、続々とテレビに流れる。

道路にのあちこちに横転した車が、転がってる。
風速50メートル以上、という強風で吹き飛ばされた。

関空が水浸し。
連絡道路にタンカーがぶつかって、道路がズレて関空に5000人が孤立してる。
停電して、電気もつかずエアコンもなし。

空港内のコンビニもすっからかん。
関空には10000人が三日間過ごせるだけの備蓄があるそうな。さすが!
道路の復旧も、飛行機がいつ飛ぶのかも未定。

渡月橋の欄干は倒れとるし、京都駅の高い天井からは、割れたガラスが落ちてきた。スゴ!

視聴者の皆さんの動画が次々と流れる。
トタンの屋根が引っペがされて、宙を舞う。
折れた木々が走行中の車の前に落ちてくる。

大阪の被害が一番大きかったのか、どこのテレビ局も大阪メイン。
この間、地震もあったし、大変でしたね~。

姫路は今回は台風の西側だったので、無事。
午前中、キャンセルされた方があったので、午後の80代の方の所に時間を早めて行ってきた。
家から10分程の距離だったから大丈夫と思ったのですが、帰りがちょうど12時過ぎ。

只今、神戸に再上陸した頃?
吹き飛ばされないように、ハンドルにしがみついてゆるゆる~と帰ってきました。

あー、やれやれ。。。

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