中国足心道 足揉みぱくちゃん 「今日も元気だ!ご飯がうまい!」

「足揉みぱくちゃん」の療術師 市村良子の日々の出来事、暮らしを綴った日記です。

知っとこ。

2014-03-14 01:37:45 | Weblog


1月から娘婿殿の足揉みに神奈川に通ってる新幹線の中で読んでる本。(長い説明!)

小学校入学以来14年間学生生活を送ってきて、全く知らなかった歴史「東京裁判」。
学校の歴史、社会の授業はたいてい、江戸時代あたりで時間切れになって、「後は、自分でやっとけ」と。
2.26事件で犬養毅が暗殺された、くらいは知ってるけど知識だけ。
「東京裁判」は戦勝国が敗戦国を裁いた裁判。

日本と交戦した連合軍9か国にフィリピンとインドを加えた11か国が東京裁判を構成した。
その中で、インドのパール判事たった一人が「日本無罪論」を訴えた。

ぱくちゃん、今年60歳。
実家の父、85歳。
昔、ずーっと若い頃、太平洋戦争はなぜ起こったのかと父に尋ねたことがある。
今年85歳になる父は終戦当時17歳。
質問に答えられなかった。

いまや、ほとんどの日本人が戦争についての事実を知らず、東京裁判で「お前は悪いことをしたから裁かれたのだ」という過剰に自虐的な感情をもたされ続けているのではないか。

と、思われる。
ちゃんと史実を学ばなかった自分に責任があるとはいえ、14年も学校に籍を置きながら生徒にその真実を伝えられなかった教育にも問題があったのではないか。
歴史は現代から遡って教えるべきだという意見もあるが、全くその通り。

こんな大切な歴史をしらないで60才まで生きて、日本人としての誇りも持たずに卑下して生きるような民族では決してない、日本人というのは!

1952年、パール判事が広島で演説した中にこうある。
「歴史を明らかにする時がきた。そのためには、東京裁判の全貌が明らかにされなくてはならぬ。これが、諸君が子孫に負うこところの義務である」

「諸君」というのは私たちも入っているのだろう、そして子孫というのは、私たちの孫子のこと。

婿殿に「こんな本知ってる?」と聞いたら、
「本は知らないけど、パール判事のことは、ユーチューブで出てますよ」と返ってきた。
婿殿36歳。
案外若い人たちは、正しく歴史を理解する機会を持っているのかもしれない。

今までの歴史の中で、戦争による最大の残虐行為は広島と長崎に落とされた原爆だと思っています。
ナチスが酷い、南京殺戮が残酷、慰安婦がむごいと言っても、人間が一瞬のうちに蒸発してしまうような爆弾を非戦闘民の上に落としたという仕打ちを超えるものではない。

その仕打ちに対して、日本人は、アメリカだけに責任を問うことをせず、自分たちすべての責任なのだと「過ちは二度と繰り返しませんから」と刻んだ。

そういう気質を持っている日本人が、なぜあの戦争に突入していったのか、いかねばならなかったのか知らんとね~。

2月、3月と新幹線の中だけの読書で、まだ完読していないぱくちゃんが言うのも恥ずかしいですが、是非一読を!

合わせて、ご紹介。
まだ、30代の頃に読んで、忘れかけていた誇りを取り戻した本です。



コメント (1)
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