膳-Sai

料理サロン Tomoko's Tableのご紹介。
食にまつわる、日々の暮らしを・・・

奈良県農業総合センター 大和まな

2011-03-04 17:36:19 | スローフード

昨日、奈良県農業総合センターに大和まなのお花と蕾を摘みに行きました。

2月3日のサポートリーダーの講習会でお話のあった大和まなの菜の花を、
東京のレストラン「レカン」と奈良市内のレストラン「アコルドゥ」に紹介した
いと、農業総合センターの方にお話ししたところ、
シェフに関心を持って頂く良い機会なので現物を提供します、とおっしゃってくださいました。
鮮度が命なので持っていく前日に採りに来てください、とのことで、うかがいました。

担当の方は五條で発生した鶏インフルエンザで動員がかかりお目にかかれませんでしたが、他の方がお世話してくださいました。

センターに到着すると、お花用のハサミ、真新しい長靴、かご等、用意してくださってて、恐縮・・。
早速、職員のかたとお花を摘みに。
折角摘みに行ってるのに、写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。採ることに必死で・・。なんとも欲深い。。
楽しいのなんの・・、収穫は楽しいですねぇ。
職員の方と色々お話しながら、随分収穫しました。
この方は、まな専門ではなく、とうがらしといちごの担当の方で、この春から育てなくてはならない、内藤とうがらしやひもとうがらしの育て方を教えていただき、ラッキーでした。ホントよかった!おまけに、わからなければ、いつでも来てくださいとおっしゃってくださったので・・。
これで、もう鬼に金棒状態です。

まなの収穫後はひもとうがらしのハウスに案内していただきました。

           

これが、ひもとうがらし。もう、最後です。

            

こちらは、紫とうがらしとかけ合わせた、お花。お花の周りが紫で素敵です。

            

こちらは、2年後ぐらいにデビューする、生食ひもとうがらし!いつものひもとうがらしは、生では美味しくないんです。サラダ用のひもとうがらしを開発中 。これは楽しみ!今から楽しみです。

とうがらしハウスの後は苺ハウス

           

色んな種類のいちごがあり、花を咲かす温度の研究をされてるそうです。農家の方が少しでも楽に育てられるよう、工夫されてるそうです。奥にみえる黒っぽい箱は蜂の箱。沢山ミツバチが飛んでます。
こちらでは、今、販売が始まった、新品種「古都華」を一つ試食させていただきました。味よし、香りよし、の素晴らしい苺でした。これは奈良県が誇れる苺になると思います。きっと!

ハウスの中は、甘い苺の香りで一杯。でも、お仕事はかなり地味で大変な作業です。根気のいる、仕事です。

           

          古都華のお花

あっという間にお昼になり、失礼いたしました。
本当によくしていただき、感謝いたします。

早速、夜はまなの花をオリーブオイルで炒め、シンプルにいただきました。香りよく、ほろ苦く、甘みもあり、なんとも美味しい。季節の味です。

今日は、スープにしてみましたが、こちらは・・、青汁スープ。なんとも・・。じゃがいもを合わせて作ればとろみも出て、味もまろやかになったと思います。次回挑戦。

            

今晩は、まなで和え物を作ります。

色々楽しめてうれしい!

とうがらしも頑張ろう


上賀茂 秋山 6回目

2011-03-02 18:19:22 | 食道楽ランキング

先週のことですが、上賀茂の秋山さんに伺いました。
気がついたら、6回目です。私が伺うお店の中ではアコルドゥの次によく行ってます。

6名で賑やかな食事でした。ちょっと記憶が曖昧なところがあり、残念ですが・・。

1品目  舌平目とお大根の炊き合わせ 肝入り柚子味噌添え

           

温かい一品。舌平目のアラからとった出汁が濃厚。お大根に染み渡り美味。舌平目の子が珍しいです。お味噌がちょっと甘めでアクセントに。

2品目  蕪蒸しの御椀

          

四角い御椀。2月の節分の名残だそうです。
蕪がふわふわです。炙ったカラスミが焼きたらこのようで面白い。しみじみ美味しい1品

3品目  お造り

         

手前、穴子とルッコラを和えたもの。右はチヌ、左、椿の葉っぱの裏側はレンコンの上にうに、海苔も添えられてます。奥の小鉢はたこの煮たもの。うにとレンコン、海苔の組み合わせが面白い!どれもそれぞれ楽しめるお造りでした。

4品目 葱のスープ

          

お葱が濃厚。絶品スープです。黒く映ってるのは、ペッパーベリー。なんとも不思議な代物。ペッパー風味のベリー。初めての食材です。アクセントになっていて、楽しい!

5品目  いつもの黒米粥

          

いつもと同じ。でも定番があるとほっとしますね。生麩と長芋、アピオスが添えられています。

6品目   いつもの八寸

          

こちらも定番。梅の形の器に盛られています。牡蠣とロマネスコ、紅梅のほうは、らっきょ入り酢味噌和え、サザエの器は大徳寺麩と青菜の白和え。大徳寺麩、久しぶりで美味しかった。

7品目 このわたとジャガイモ

         

面白い組み合わせです。北海道に行かれたとき発見したそうです。この、このわた、いい味!

8品目     のどぐろの炭火焼

         

目の前の七輪で焼いてくださるのですが、のどぐろは脂が多く、ものすごい煙。燻されてしまいました。辛味大根と一緒に食べるの、いいですね。秋山さんでのどぐろ・・、はじめてです。

9品目   鴨鍋風

         

あったまる~。。鴨団子が軟骨入りでぷちぷちして味も濃い。焼き葱も美味しい。やっぱり鴨葱。きくなも美味。お出汁は濃い目の味です。

10品目   猪のすき焼き風 美山の卵と

          

猪、大好きです。お葱もたっぷり、近江の赤こんにゃくの糸コンも。最初は美山の卵につけていただき、途中からお鍋に卵を入れ、卵とじ。だんだん煮詰まって、最後はちょっと辛くなってしまいました。でも、いつもの釜焚き白ご飯にはよく合います。
なんと、3杯もご飯をいただいてしまいました。恐ろしい~・・・
秋山さん曰く、久しぶりに2つの土鍋が空っぽになったと・・・。私たち6人がほとんどいただいてしまいました。ご飯泥棒!

11品目    水物

          

苺が美味。章姫だったかな・・。

最後はうぐいす餅とお薄。

          

最後まで美味しい1日でした。

この日は、私たちの他のお客様は、なんと北海道のウインザーホテルの方たち。はるばる北海道から来られてました。
秋山さんはお店を始めて、5周年だそうです。おめでとうございます。これからも素敵なお料理楽しみにしています!