膳-Sai

料理サロン Tomoko's Tableのご紹介。
食にまつわる、日々の暮らしを・・・

アコルドゥ  

2014-02-28 14:42:48 | 食道楽ランキング

昨日は、南山城村の方々と、来月末で閉店してしまうアコルドゥに行ってきました。

昨年秋、アコルドゥの川島シェフが村を見学に行かれたのがご縁で、お料理をいただいたことがなかった村の方々が閉店前に是非と。
ご一緒させていただきました。

来月末で終わりということなので、店内は満席。すごいです。厨房もホールもスタッフ増強といった感じ。

5250円のお昼のコースをいただきました。

いつものテーブル風景  テラス席です

             

メニュー

             

1皿目 ハモンセラーノ、下仁田ネギの炭焼き、季節のおやさいと赤ピーマンのジェラート 

             

ハモンセラーノの下にじっくり焼かれた下仁田ネギが横たわっています。野菜の陰に隠れてますがパプリカのソースもあります。真っ黒い墨のチップス用も添えられています。パプリカのジェラートは甘く後から少しピリッと感じます。おねぎはとろとろ。

2皿目  ホタテのサルテアーダ 菊芋、牛蒡、大根のキャラメリゼ

            

ホタテをさっとフライパンで焼き、牛蒡、菊芋はチップスに大根は小さく、それらがキャラメリゼされ、あまから味。みたらし風の味です。マナのペーストも添えられています。葉緑素の味です。ホタテふっくら、根菜もそれぞれの香りが活きていて楽しい

3皿目 魚介だしのリゾーニ 焼きハマグリとあおさ、シェリーと磯の泡

            

お米型のパスタのお料理です。粒粒は平たく、一緒にエシャロットも入ってるみたい。シャリシャリの食感が退屈しないです。ハマグリにはあおさのリのソース、泡は磯の香り。アコルドゥらしい一品。リゾットより軽くていいですね。

4皿目   自家製バカラオのソース・ピルピル 芋のアプラスターダ 春の菜の花

            

スペインの伝統的なお料理の組み合わせの一皿です。バカラオのピルピルは初めて。一度いただいてみたかったのです。嬉しい!鱈はしっかりと塩が効いてます。でもふっくりと美味しいです。お芋のソースが優しく塩味を緩和してくれます。菜の花も季節です。

5皿目  牛肉のアサード 根セロリとリンゴ  ハーブオイルと酸味の葉

             

オリーブ牛のグリル、赤身のお肉がしっかりと美味しいです。お肉の下には奈良の伝統野菜、片平あかねを縦半分に切ってグリルしたものが1本、日の菜のような味です。あかねの葉はカリカリに。

6皿目  おまけのデザート

             

ヨーグルト風のクリームにホワイトチョコを液体窒素で凍らせた粉、にんじん、ホエーのソース。にんじんが美味しい。オレンジでマリネされてるそうですが、ハーブの香りも。ホエーにはローズマリーの香り。クリーミーだけどさっぱりと。おまけデザート、ありがとうございます!

7皿目 ユーカリとレモン 温かなコーヒーエア バラでマリネした奈良のイチゴ スパイスジェラート

              

複雑な香りのデザート。川島シェフらしいデザートだと思います。イチゴにバラがとっても素敵!一番下にはカカオにクローブの香りのクッキーユーカリとレモンの氷が溶けかけた雪のよう。爽やかです。もうすぐ春という感じ。スパイスジェラート、クローブやシナモンの香りがほんのり。
アコルドゥはやはりデザートがいつも素晴らしい!最後にイメージが膨らむのです。

南山城村の方々もとっても喜んでくださって、うれしかった!これからまた、何か新しい繋がりが生まれると楽しいです。

美味しいお料理は素敵な人も繋げてくれるのですね。