とうとう、クーカルin奈良も最終日です。これで、本当にお終い。3年間ということなので。
なんとも複雑な気持ちです。
3年前の春、秋にクーカルという食のイベントが奈良で開催されることを知りました。すぐに、検索して、調べてみると、とっても楽しそうなイベント。でも、軽井沢だけでされているのです。折角なので、夏に軽井沢のクーカルに伺ってみました。初めてクーカルでいただたお料理はこの日のシェフ音羽さんです。軽井沢では、カウンター席があり、シェフやマダムともお話が出来、本当に楽しい一時でした。
すっかり、このクーカルというイベントの虜になってしまい、3年間、本当によく通いました。
そして、とうとう今日が最後。最後は初めていただいた、音羽シェフ。なんとも不思議なご縁を感じます。
最初と最後が偶然に同じシェフとは・・・。
この日は、初めてのランチです。この秋は夜ばかり伺っていたので。。
始まったころはまだ紅葉も色づいてませんでしたが、こんなにきれいに。。
お玄関はこんな感じでした。
最初にご挨拶があり、お食事です。
1皿目 かぼちゃのエスプーマ トマトのソルベ
かぼちゃのエスプーマ、ふわふわ。かぼちゃはエスプーマのほうが軽くてお腹にもこないし、いいですね。トマトのソルベの酸味と塩気がかぼちゃのアクセントに。
2皿目 ヤシオマスと大和太ネギ トリュフのヴィネグレット
音羽シェフらしい1皿。優しい、香り豊かなお料理です。ヤシオマスはサーモンと違い脂分も少なく、その匂いもないので、非常に上品なお魚だと思います。ハナビラタケが食感を楽しませてくれ、太ねぎが甘みをプラス。トリュフの香りのビネガーと出汁のバランスがお魚にピッタリです。
3皿目 フランス産栗のスープ ヴァニラ風味
音羽シェフにしては、しっかり味のスープです。泡はミルクにヴァニラ風味。下に栗のスープが入ってます。栗の甘さもしっかり、そこに塩気が入ってくるので、かなり、濃い感じがしました。ヴァニラ風味がお菓子のようで面白いです。結構たっぷりなので、お腹が膨れてきます。
4皿目 大和牛ほほ肉の赤ワイン煮込み 季節の野菜添え
ほほ肉はほろほろ。赤ワインのソースはプルーンのように濃厚、お野菜が色々あって楽しいです。左の粉が面白い。椎茸をドライにして粉末に、お塩と混ぜてあります。なんとも美味。ゆりねにつけていただくと美味しい!
5皿目 ショコラプラリーヌとシューのミルフィーユ 濃縮ミルクのアイスクリーム
ショコラプラリーヌ、濃厚で美味。すぐりのソースがよく合います。
食後はコーヒーを。この日のパンはパンドキュイソンさんのバケット。
これで、すべて終了です。
今年の秋は、志賀直哉旧居が趣があり、クーカルでしか体験できないイベントだったと思います。
お料理も、それぞれテーマがあるように思いました。
初日の石鍋シェフ、貴重な、石鍋シェフのお料理。もう二度とシェフのお料理はいただけないでしょう。
修伯、吉田さんのお料理、ちょっとフランスの香りが漂う、ちょっとおしゃれな日本料理。器使いも素敵。
有馬シェフ、谷シェフのコラボ、こちらも面白い!有馬作フレンチと谷作パスタ。
谷シェフの志賀直哉邸、旧居に基本が守られてる中に新しい香りもするフレンチが素晴らしい。
祇園「さゝ木」佐々木さん、さすが!としか言いようの無いお料理。
最後の音羽シェフ。心に染み入ります。。。。。
本当に素晴らしいクーカルシェフズダイニングでした。
3年間のクーカル、全てに感謝いたします。スタッフの皆様、お疲れ様でした。
そして、私の希望。是非、来年も、形は変わっても、「食」を中心としたイベントを開催していただきたいです!この3年間のクーカルをもっと素敵にグレードアップできるような・・・・・
期待しています。