ロジャー・ケラウェイ
日本では、大騒ぎされるほどの知名度はないように思う。
部分、ビル・エバンスに通じる、ジャズ・ピアニストなのだが・・
まあ、このお方、ジャズに限らず映画音楽やクラシックの作・編曲もこなす才人のようだから、この辺りの器用さが、結構日本のJAZZファンだと、仇になったりするからね。
「アルフィー」・・・この、ロリンズのアルバムの、ケラウェイは、僕の大好きなやつだ。
マイペースでバリバリ吹きまくるアドリブは、流石にロリンズなのだ。んが、それに、サイドメンのケニー・バレルとロジャー・ケラウェイがとてもいい味を出しているのである。ここでの、ケラウェイのピアノは、最良のケラウェイであるように僕は思う、内省的かつ可憐、スケールは大きいが、いやらしさの無い自制・・なのだ!
昔「100 GOLD FINGERS」って、コンサートを銀座で聴いた。
まあ、ベース・ドラムス氏は同じで、10人ものピアニストが、数曲ずつ披露の企画なのだが・・・
そのベース&ドラムス氏、オーソドックスなのね(ヘタな訳じゃない)。つまり、ピアニストとの相性が悪いと、ピアノ氏のみ浮き上がってしまうのな。
ケラウェイ氏・・・・明らかに、彼のノリと、二人がミスマッチ!
何度も、二人を鼓舞するが、その二人・・これまた、マイペース・・・
仕舞には、ケラウェイ・・・全く二人を無視して弾きまくった!
んで、音楽は破綻!!
あれ、面白かったな!
おしゃれなJAZZ・・など、ちょっと聴きたい貴方!如何ですか?ケラウェイ。