会社の話にかまけているうちに、友人のけいちゃんは東京へ引っ越した。
11月、我々仲良し同級生5人はお別れ会と称し
観光に食事にと寸暇を惜しむように会った。
あんまりお別れ会が続くので、マミちゃんは家族にたずねられたという。
「一体、何人の人とお別れするの?」
一人だと答えると、あきれられたそうだ。
普段あまり出かけない私も
「また?」、「え?今日も?」と家族に驚かれながら遊び回った。
夫の実家で義母と暮らすようになって9年、こんなに出かけたことは無い。
そんな前代未聞の11月を過ごした私は、少しばかり賢くなった。
お出かけが増えたもんだから
晩の下ごしらえをして出るのがかったるくなり
外出した日の晩は湯豆腐が便利と知ったのだ。
公称は、あくまで湯豆腐。
夕食までのタイムリミットによって具材を増やしたり減らしたりして
湯豆腐と鍋ものの間を行ったり来たりする。
時間の無い時は、豆腐と乾燥ワカメだけ。
鍋のワカメは義母の好物なので、外せない。
乾燥カットワカメをぶち込むだけなので、簡単だ。
タレは麺つゆとネギと削りカツオ。
これに各自が、湯豆腐のダシを好きに入れて食す。
出先で買った土産代わりの惣菜を並べれば
家族は満足すると知った。
少し時間がある時は、白菜、白ネギ、水菜、マロニー、餅…
残り時間と冷蔵庫の中身によって具材を増やしていく。
肉、あるいは魚が入って鍋ものに昇格したり
都合によってバリエーションを変化させられる湯豆腐って最高。
ハッ!
家族の健康診断の結果が良かったのは
もしかして、これ?
風が吹けば桶屋が儲かるじゃないけど
私の外出が家族の健康にいいなんて皮肉なものね。
ま、いいか。
なんて言ってるうちにアメリカ大統領選は
どんどん大変なことになってるわ。
よその国のトップが誰になろうと知ったこっちゃない…
と言いたいところだけど、そうもいかんのよ。
アメリカは世界のリーダーみたいなものだから
軍事、経済その他でアメリカの庇護下にいる日本への影響は
大きいと思うわ。
国によって政情が違うから、いちがいには言えないかもしれないけど
首相とは段違いの大きな権限を持つのが、大統領。
アメリカの大統領は、核爆弾をいつでも発射できるボタンまで持ってんのよ。
何年か前にオバマ大統領が来日した時も、核のボタンは一緒に来日したそうよ。
で、その大統領選、ひとまずバイデンさんが勝ったことになったんだけど
不正選挙が行われたとして、現職のトランプさんが訴訟を起こしてる。
その不正には、中国が深く関わってるという話。
バイデンさんはオバマさんと同じく、よく言えば中国と仲良し
悪く言えば中国の操り人形らしいけど
世界中にコロナウィルスをまき散らした国を優遇されては困るわね。
バイデンさんには小児性愛癖があるとも言われてるけど
本当かしら。
潔白なのにそんな噂が出たら、悲しいわよね。
私が彼なら名誉毀損で訴えるし
世界に向けて記者会見を開いて潔白を叫ぶけどな。
それにしても、アメリカが選挙結果を巡ってゴタゴタし始めたら
マスコミはトランプさん批判とバイデンさん上げ一色だったわね。
で、不正選挙の証拠が次々と明らかになるにつれて
だんだん静かになってきて、今度は様子見のつもりか
マッチの不倫疑惑、アンジャッシュの片方の反省会見で騒いでた。
盛りを過ぎた元アイドルの色恋や
シモの癖が悪いコメディアンの涙なんか、誰も見とうないわい。
もっとマシなネタは無かったのかしら。
それが落ち着いたら、トランプさん下げもバイデンさん上げも消えてたわ。
そしたら「桜を見る会」が蒸し返されて、安倍さんが追求されてる。
ひょっとしたらトランプさんと仲のいい安倍さんには三選の目があって
それを是が非でも阻止したいために
今のうちに安倍さんを潰しておきたいように思える。
今や世界中の嫌われ者になってしまった中国様を守るためには
中国様に都合のいい大統領が必要で
そのためにマスコミがこぞって協力しているように見えるわ。
トランプ大統領、応援しています。
そうそ、かのやんごとなきお宅も、お嬢様の結婚で大変そうじゃないの。
なんだかんだ言いたくないけど
「お気持ち」っていうのを発表さえしたら
願望がまかり通るのが恒例になってしまったわね。
この問題は人々の心を妙に刺激するらしくて面倒だから
季節柄、年賀状についてお話しさせていただくわ。
何年も前のものだけど、知ってる人の間では有名な年賀状よ。
年賀状にこんな絵を描く神経の方はともかく
左下の数字を見たんさい。
50分の1って書いてあるから。
これね、有名な画家や版画家が、自分の作品に打つナンバーなの。
これだと、同じものを50枚制作したうちの
1枚目ってことになるわ。
1枚目って、値打ちがあるのよ。
たかが自分の描いた年賀状にナンバー打ちなんて
普通はおこがましくてできないわよ。
でもやる。
やらずにはいられない。
「私には年賀状を出すお友達や知り合いが50人いるのよ。
その中で最初の1枚をあんたに出してあげるわ」
さりげなく、そう言いたい。
で、「今年は私たち、こういう関係になりましょうね」
と思わせぶりな絵で気を持たせ、財布を繋ぎ止める。
うまいわ。
さすがよ。
絵じゃなくて、やり方よ。
画伯。
11月、我々仲良し同級生5人はお別れ会と称し
観光に食事にと寸暇を惜しむように会った。
あんまりお別れ会が続くので、マミちゃんは家族にたずねられたという。
「一体、何人の人とお別れするの?」
一人だと答えると、あきれられたそうだ。
普段あまり出かけない私も
「また?」、「え?今日も?」と家族に驚かれながら遊び回った。
夫の実家で義母と暮らすようになって9年、こんなに出かけたことは無い。
そんな前代未聞の11月を過ごした私は、少しばかり賢くなった。
お出かけが増えたもんだから
晩の下ごしらえをして出るのがかったるくなり
外出した日の晩は湯豆腐が便利と知ったのだ。
公称は、あくまで湯豆腐。
夕食までのタイムリミットによって具材を増やしたり減らしたりして
湯豆腐と鍋ものの間を行ったり来たりする。
時間の無い時は、豆腐と乾燥ワカメだけ。
鍋のワカメは義母の好物なので、外せない。
乾燥カットワカメをぶち込むだけなので、簡単だ。
タレは麺つゆとネギと削りカツオ。
これに各自が、湯豆腐のダシを好きに入れて食す。
出先で買った土産代わりの惣菜を並べれば
家族は満足すると知った。
少し時間がある時は、白菜、白ネギ、水菜、マロニー、餅…
残り時間と冷蔵庫の中身によって具材を増やしていく。
肉、あるいは魚が入って鍋ものに昇格したり
都合によってバリエーションを変化させられる湯豆腐って最高。
ハッ!
家族の健康診断の結果が良かったのは
もしかして、これ?
風が吹けば桶屋が儲かるじゃないけど
私の外出が家族の健康にいいなんて皮肉なものね。
ま、いいか。
なんて言ってるうちにアメリカ大統領選は
どんどん大変なことになってるわ。
よその国のトップが誰になろうと知ったこっちゃない…
と言いたいところだけど、そうもいかんのよ。
アメリカは世界のリーダーみたいなものだから
軍事、経済その他でアメリカの庇護下にいる日本への影響は
大きいと思うわ。
国によって政情が違うから、いちがいには言えないかもしれないけど
首相とは段違いの大きな権限を持つのが、大統領。
アメリカの大統領は、核爆弾をいつでも発射できるボタンまで持ってんのよ。
何年か前にオバマ大統領が来日した時も、核のボタンは一緒に来日したそうよ。
で、その大統領選、ひとまずバイデンさんが勝ったことになったんだけど
不正選挙が行われたとして、現職のトランプさんが訴訟を起こしてる。
その不正には、中国が深く関わってるという話。
バイデンさんはオバマさんと同じく、よく言えば中国と仲良し
悪く言えば中国の操り人形らしいけど
世界中にコロナウィルスをまき散らした国を優遇されては困るわね。
バイデンさんには小児性愛癖があるとも言われてるけど
本当かしら。
潔白なのにそんな噂が出たら、悲しいわよね。
私が彼なら名誉毀損で訴えるし
世界に向けて記者会見を開いて潔白を叫ぶけどな。
それにしても、アメリカが選挙結果を巡ってゴタゴタし始めたら
マスコミはトランプさん批判とバイデンさん上げ一色だったわね。
で、不正選挙の証拠が次々と明らかになるにつれて
だんだん静かになってきて、今度は様子見のつもりか
マッチの不倫疑惑、アンジャッシュの片方の反省会見で騒いでた。
盛りを過ぎた元アイドルの色恋や
シモの癖が悪いコメディアンの涙なんか、誰も見とうないわい。
もっとマシなネタは無かったのかしら。
それが落ち着いたら、トランプさん下げもバイデンさん上げも消えてたわ。
そしたら「桜を見る会」が蒸し返されて、安倍さんが追求されてる。
ひょっとしたらトランプさんと仲のいい安倍さんには三選の目があって
それを是が非でも阻止したいために
今のうちに安倍さんを潰しておきたいように思える。
今や世界中の嫌われ者になってしまった中国様を守るためには
中国様に都合のいい大統領が必要で
そのためにマスコミがこぞって協力しているように見えるわ。
トランプ大統領、応援しています。
そうそ、かのやんごとなきお宅も、お嬢様の結婚で大変そうじゃないの。
なんだかんだ言いたくないけど
「お気持ち」っていうのを発表さえしたら
願望がまかり通るのが恒例になってしまったわね。
この問題は人々の心を妙に刺激するらしくて面倒だから
季節柄、年賀状についてお話しさせていただくわ。
何年も前のものだけど、知ってる人の間では有名な年賀状よ。
年賀状にこんな絵を描く神経の方はともかく
左下の数字を見たんさい。
50分の1って書いてあるから。
これね、有名な画家や版画家が、自分の作品に打つナンバーなの。
これだと、同じものを50枚制作したうちの
1枚目ってことになるわ。
1枚目って、値打ちがあるのよ。
たかが自分の描いた年賀状にナンバー打ちなんて
普通はおこがましくてできないわよ。
でもやる。
やらずにはいられない。
「私には年賀状を出すお友達や知り合いが50人いるのよ。
その中で最初の1枚をあんたに出してあげるわ」
さりげなく、そう言いたい。
で、「今年は私たち、こういう関係になりましょうね」
と思わせぶりな絵で気を持たせ、財布を繋ぎ止める。
うまいわ。
さすがよ。
絵じゃなくて、やり方よ。
画伯。