殿は今夜もご乱心

不倫が趣味の夫と暮らす
みりこんでスリリングな毎日をどうぞ!

続・年度末

2019年03月30日 12時29分40秒 | みりこんぐらし
藤村が謝罪に行かないので、ダイちゃんは焦った。

月末までに差額の入金が無ければ、ミスが発覚してしまうからだ。


単価の入力ミスなんて、世間にはよくある。

最終的に帳尻が合えば、どうってことない。

しかし9ヶ月間もそれに気づかないまま

金額がかさんでしまった事実は

曲がりなりにも経理部長の肩書きを持つ者にとって致命的である。


「支払いは1円でも少なく、入金は1円でも多く。

何ごとも積み重ねが大事」

日頃、部下や私に口うるさいダイちゃんであった。

その本人が凡ミスを200万円まで積み重ねたとなれば

恥以外のなにものでもあるまい。


そこで彼は、直属の若い部下に軽〜く命じた。

「君、謝りに行ってよ。

僕は忙しくて行けないから」

ダイちゃん、どうしても謝罪に行きたくないらしい。

謝罪に行くとは、ミスを認めることである。

宗教勧誘のパワハラで立場が危うくなった今

さらなる汚点が加わるのは耐え難いことだろう。


ダイちゃんの命令に当惑した部下は、別の上司に相談。

残念ながらこの時点で、ダイちゃんのミスは社内に知れ渡った。

しかしダイちゃんはそれどころではない。

藤村もダメ、部下もダメとなると、次のターゲットは夫。

「親戚でしょ?うまく言っておいてよ。

入金の方も頼んどいてね」

と軽〜く要請。


この場合に備えて、夫にはセリフを練習させてあった。

「先に正しい請求書を作ってください。

正確な金額がわからなければ、相手に話ができません」


ダイちゃんの性格上、これは困るはず。

彼はまず、差額を入金してくれるという確約が欲しい。

他人を謝罪に行かせて場を収めさせ、入金の約束をさせ

安全を確保した上で、最後に差額分の請求書を発行したいのだ。


向こうの機嫌がわからない時に発行する請求書と

入金の約束をした後で発行する請求書は内容が異なる。

自分のミスを隠すには、この順序でなければ都合が悪いに違いない。

裏を返せば、彼はそれだけ多くのミスを犯してきたと思われる。

だから自分を守る方法を知っているのだ。

彼の仕事を眺めて7年、私はそう確信している。

無駄な抵抗とはいえ、非を認めない者に対して

たとえ一矢でも報いたいではないか。


ダイちゃんは案の定、請求書の発行を渋り、藤村と夫を責め始めた。

藤村には「何のためにそっちに常駐しているんだ!」

夫には「自分の会社でしょ?無責任じゃないの!」

嫌い合っていた藤村と夫は、ダイちゃんの逆ギレに呆れると同時に

共通の敵と戦う同志として、たちどころに結束した。


しかし、グズグズしていてもらちがあかない。

二人はとりあえず先に謝罪することにして、A社へ行った。

A社の社長は夫の従姉妹の旦那。

「えらい黒字じゃけん、請求書がおかしいのは知っとったが

こっちから言うのもシャクなけん、黙っとったんよ」

差額の200万円は、修正された請求書を見てから

振り込んでくれることになり、夫と藤村はホッとした顔で戻ってきた。


ダイちゃんはこの朗報を待ち構えていたらしく

差額分の請求書はすぐにファックスで届いた。

「これは‥」

絶句する夫と藤村。


請求書は、A社に納入したことのない商品を

今月の適当な日付で何回かに分けて納入したことになっていた。

商品の単価は全て2500円にしてあり、その合計が差額分。

金額合わせのために取引をねつ造した、誠意のかけらもない書面である。

間違いではないけど、心象は悪い。


「こんなんで金もらえ言うんか」

「ワシ、よう持って行か〜ん」

困惑する二人に、私は説明した。

この請求書の作成画面は、長く保存されること‥

重役がその画面を閲覧する機会は、ゼロでないこと‥

だから一見、ただの3月分の請求書に見えなくてはならない‥

ミスを隠して保身に徹した、これは一つの作品なのだ‥

などとえらそうに解説していたら、天罰が。

「作り直してくれ」

夫に頼まれたのだ。


かくして私は、請求書を作り直す羽目に陥った。

過去をさかのぼって数字を拾い出し

差額の説明がつく請求書を作るのって骨が折れる。

賢い人なら簡単だろうが、こちとら無能なオバさんなので

思わぬ時間がかかった。

これで精も根も尽き果てたような気がする3月であった。


夫はできあがった請求書をA社に届け

社長は程なく差額の入金をしてくれて、この問題は終わった。

おそらくダイちゃん作の請求書でも払ってくれたと思うが

誠意や信用の面で、私の気は済んだ。


以後のダイちゃんは何事もなかったかのように、この件に触れない。

しかし先日、別の問題が浮上。

その日の午後、A社の社長が遊びに来た。

藤村は午前中でいなくなるため、我が社の来客は午後に集中するのだ。


「9ヶ月も失敗に気がつかんで、謝りにもよう来んヤツが

よう経理部長でおられるのう。

ワシなら恥ずかしゅうて辞表出すわ」

内情を知る社長は、苦笑するのだった。


そのついでとして彼が言うには

昨年の6月以来、つまりA社の事務がダイちゃんの手に渡ってからずっと

請求書に貼られた切手が料金不足だそう。

A社は毎月、不足料金を払って受け取ってくれていたのだった。

「バカが請求書作りょうるんは、ようわかったが

ええ加減にせえ、言うといてくれや。

10円や20円のことでゴタゴタ言いとうないけん、黙っとったが」


夫は大喜びでダイちゃんに電話し、料金不足の件を伝えた。

恥ずかしいから気をつけてくれ‥

もし手に余るようだったら、A社の請求書は女房に戻してくれ‥

夫にしては、かなりきつい発言であった。


「料金不足?そんなはずはない!

僕は毎月、ちゃんとハカリで計量してポストに入れているんだ!

勘違いじゃないの?!」

電話の向こうでいきり立つダイちゃんに、夫は言った。

「部長、重さは同じでも封筒の厚みで料金が上がるの、知ってます?」

「え?」

「封筒に伝票をたくさん入れると、分厚くなるでしょ。

規定の厚みを越えたら高くなるんですよ」

「そんなの、聞いたことない!」

まったく、往生際の悪い男だ。


郵送料を惜しむ彼は、何が何でも普通サイズの封筒を使う主義。

A社の伝票はかさばるので、巻いたり折りたたんだりして

ポンポンに膨らんだ封書を送っていたのだと思う。

わずかな経費を節約しようとして、プライスレスの信用を失うのは

商売を知らない頭でっかちがよく陥る現象だが

ダイちゃんは商売だけでなく、郵便のルールも知らなかったらしい。


私と同い年のダイちゃんは、来年の3月でひとまず定年になる。

定年退職者は本人が望めば、1年契約で再雇用されることになっているが

つい先日、ダイちゃんから出された再雇用の希望は

却下されたことがわかった。

宗教の勧誘問題によって、再雇用はおそらく無いだろうと言われていたが

今回、9ヶ月もミスに気づかなかったことが決定打となった。


「残りの人生は信仰一筋に生きる」

再雇用されないことを知って、ダイちゃんはそう言ったという。

本心なのか、負け惜しみなのかは不明である。

《完》
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年度末

2019年03月27日 10時28分17秒 | みりこんぐらし

いつもお立ち寄りくださって、ありがとうございます。

仕事の方が何かと慌ただしく、すっかりご無沙汰してしまいました。

ご心配くださったかたも、いらっしゃるのではないでしょうか。

申し訳ございません。

私は元気です。




さて、我々建設業界人にとって、3月は特別な月。

この月は3月ではなく、年度末と呼ぶ。

国や県からおりる予算の性質上

仕事の工期は3月いっぱいで締め切られることが多い。

それに間に合わせるため、3月は忙しいのだ。


3月は卒業や入学準備、異動や転勤などで世間も慌ただしい。

その時期にやたらあちこちで道路工事が行なわれ

ますます慌ただしく感じるのもそのためである。


そんな慌ただしさを横目に、私は相変わらずタラタラするのが常だが

今年の年度末は忙しかった。

その原因は、本社の経理部長ダイちゃんにある。


さかのぼること昨年の5月末、私は会社の事務職をクビになりかけた。

ダイちゃんの勧める新興宗教に入らなかったからだ。

彼の勧誘をのらりくらりかわすこと6年

ついにのらりくらりも通用しなくなったため、私が口頭ではっきり断った。

言うことを聞くと思っていた目下の者が

思い通りにならなかった場合、その憎しみは大きい。

私は報復を覚悟していた。


当時のダイちゃんは、新入社員を勧誘したことが

パワハラとして問題になっていた。

月に何度か我が社を訪れる習慣も、この時に無くなり

来年に迫った定年まで窓際の席を温める身の上となる。


同じ頃、53才で中途入社した昼あんどんの藤村が

我が社へ赴任したところだった。

うちの事務所には本社の地方営業所が併設されており

その責任者として藤村が抜擢されたのだった。

本社は、育成の経費がかからないという理由で年配者を雇いたがる。

しかし使えないことがわかると、肩書きを付けて田舎の終着駅‥

つまり我が社へ島流しにしたのだ。

迷惑な話である。


ヒラから営業所長になった藤村は、最初のうちこそ張り切ったが

しょせん昼あんどん。

挨拶回りが終わってやることが無くなった彼は

営業所の仕事だけでなく、我が社の事務も兼任したいと言い出した。

自身の無能に目をそむけ、よそを見たがるのは前任者の松木氏と同じだ。


松木氏も以前、本社に同じ提案をしたが

彼には事務の経験が無いので本社が認めなかった。

しかし藤村は、事務の経験を持つ。

何しろ自分で会社を二つ起業し、短期間だが経営していたのだ。

そして二つとも倒産させた、輝かしい実績がある。


やりたいと言う者を無視できず、本社は試験的にやらせてみることにした。

この判断にはダイちゃんの後押しがある。

宗教の勧誘によって発言権と外出の自由を失ったダイちゃんだが

経理部長の肩書きは定年までそのままだ。

その経理部長が人件費削減を主張すれば、もっともらしく聞こえる。

私を削減し、家族から引き離すのがダイちゃんなりの報復であった。


この計画を聞いて、私はどんな気持ちだったか。

狂喜乱舞。

もうダイちゃんや藤村と関わらなくていいのだ。

嬉しくてたまらなかった。


6月の始め、請求書の作成を兼ねて

ダイちゃんから藤村への事務の引き継ぎが行われた。

これには本社取締役の一人と、ダイちゃんの部下二人も立ち会った。

ここまで仰々しいのは、ダイちゃんの監視のためと思われる。


私はこの引継ぎに呼ばれてないので、行かなかった‥

と言うよりダイちゃん、絶対に私を呼ぶわけにはいかない。

私の仕事は、全てダイちゃんのサポートによって

成立していることになっている。

本社では、そういうことになっているのだ。


全然かまわない。

私は本当に何もできないおばちゃんだ。

何もできないおばちゃんに手を焼かされる‥やれやれ‥

男の世界では、それが平和の秘訣である。


夫の話によると、引継ぎは厳かに行われたが

午後になって藤村は音を上げた。

しかし上司と部下の見守る中、後へは引けないダイちゃん

無理に夕方までレクチャーを続けて帰った。


引継ぎ御一行が帰った後、藤村は夫に相談した。

「断ったらクビだろうか?」

「無理なら、早めに伝えた方がいい」

夫は答えた。

翌朝、藤村は本社へ行き、事務の兼任を断ったという。


ここで宙に浮いた、我が社の事務。

仕方がないので、そのままダイちゃんがやることになったが

彼は我が社の経理を見るようになって6年間

宗教の勧誘をするばかりだったので、基本的なことしか知らない。

それでも本人は全てを掌握しているつもりなので、何とかやっていた。

しかし取引先から次々とクレームが来て

事務の仕事は一つ、また一つと私に戻され、クビになり損ねた。

このことは以前、記事にしたように思う。


こうして10ヶ月が経過した今月、ちょっとした事件が発覚。

ダイちゃんは仕事の大半を私に差し戻したが

戻ってこないままの仕事がいくつかあった。

その一つに、A社の請求書がある。


A社は夫の親戚である。

バックに一部上場企業が付いていて

時々、おいしい仕事を振ってくれるので純益が高い。

しかも請求方法が単純かつ簡単。

A社を握っておけば「仕事してます」というそぶりができるので

なんだかんだと理由をつけて、ダイちゃんは手放したがらない。

そこでA社の伝票は使い走りの藤村に託し、ダイちゃんに直送していた。


ダイちゃんは、毎月順調に請求書を作成しては送り続けた。

そして年度末がやってきた。

ここでダイちゃんは200万円の赤字に気づく。

過去9ヶ月に渡り、A社の請求単価を間違っていたのだった。


A社に納入する商品は2種類ある。

一つは高く、一つは安い。

この二つの単価の差額は2500円。

細かいことを知らないダイちゃんは、伝票から商品の区別を読み取れず

どちらの商品も安い方の単価で請求していたのだった。

それを9ヶ月も続けていれば、これぐらいの差額は出てしまう。


ここでダイちゃん、軽く藤村に言った。

「藤村さん、謝っといて。

で、A社の社長に今月中に差額を入金してくれるように頼んでよ」


ピンチの時ほど軽く扱うのは、ダイちゃんの習性である。

彼はこれまでも、こうして切り抜けてきた。

彼のライトな口ぶりにだまされて、我々は何度も恥をかいたものだ。

社内での立場が危うくなった今

ダイちゃんはいちだんとライトになってきたようだ。


藤村は狼狽した。

こっちでいかにも仕事をしているフリをし

我が社の業績にも大貢献しているように装っていた藤村だが

実はA社の社長と面識が無い。

着任した時、挨拶回りに行くと言ったら断られ、そのまま放置していたのだ。

初対面の相手に

「初めまして、請求書が間違っていたからお金ちょうだい」

なんて、言えるわけがない。


ダイちゃんと藤村の醜いなすり合いは、数日間続いた。

どっちも本当のことがバレると首が危ないので、必死だ。

夫も私もそれを面白く眺めていた。


《続く》
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話題の変装

2019年03月08日 08時20分17秒 | みりこんばばの時事
私は建設業界人だから、作業服にはうるさいの。

作業服といえば、何といっても『寅壱(とらいち)』。

とび職だった社長が作り上げた、一流ブランドよ。


私は着ないけど、家族の作業服をさわっていたらよくわかるわ。

生地とデザインがダントツに優れていて

ベルト通し一つ、ポケット一つにも

目からウロコのアイデアが発見できるの。

動きやすく、疲れにくく、肌触りが良く

さらに安全を考慮した実用的な作業服でありながら

とび職由来の粋でいなせなおしゃれ心も、ちゃんと盛り込まれてる。

着てるとカッコよく見えるんだわ、これが。


とても丈夫で、洗濯しやすいのも嬉しいわね。

お値段は一般的な作業服より、少々高め。

だけど、それで得られる快適と安全とスタイリッシュはプライスレスよ。



とまあ、作業服を語らせたら長い私。

保釈されたゴーンさんの姿を見て、あぜんとしちゃった。

あの変装は無いでしょ。

帽子は、工場の人がかぶる内勤用。

作業服は、内勤でも屋外の現場でもいけるオールマイティ型。

オレンジ色の安全帯は、ガードマンや工事の人用で

屋外の現場しか使わないわよ。

チグハグのバラバラで、あまりにも不自然。


変装は弁護士の指示だそうだけど

作業服なんて着たことないホワイトカラーの人が

「こんな感じかな?」と当てずっぽうで揃えたのかしらね。

今朝の新聞によると「うちの帽子だ」と言い出した会社があったそうよ。

その会社、日産とは無関係で何も知らなかったんですって。


ゴーンさんもよく知らないから、用意された物を着ただけ。

事故防止や渋滞回避の目的で、マスコミの追跡を避けようとしたんだろうけど

かえって悪目立ちしちゃったわね。

同じやるなら、帽子よりヘルメットの方がよかったんじゃない?


それはそうと弁護団の中に弘中惇一郎弁護士が入ったと聞いて

「ああ、やっぱりね」

と思ってるのよ。

だって弘中弁護士、無罪請負人と呼ばれるすご腕なんだもの。


彼が弁護人や代理人を引き受けた有名人は、数知れず。

調べると薬害エイズの安部英、ロス疑惑の三浦和義を始め

小沢一郎、加藤紘一、花田勝、東国原英夫

堀江貴文の名前も出てくるわ。

濡れ衣を着せられた女性官僚の村木厚子さんを救ったのもこの人ね。


他にも野村沙知代、中森明菜、川崎麻世、叶姉妹‥

有名人が好きなのか、有名人に頼られるのか。

記憶に新しいところでは、ゴーストライター事件の佐村河内守

女性に乱暴したとされる高畑裕太

そうそ、不倫疑惑で奥さんだった大桃美代子とモメた麻木久仁子も

弘中氏を雇っていたわねえ。

この時は記事にさせてもらったわ。


この弁護士が出てきたら、注目よ。

クロをグレーに薄める専門家だもの。

弘中弁護士に代理人を依頼したということは

麻木久仁子が不倫を認めたようなもんだけど

そのリスクを負ってでも逃げきりたかった‥ということでしょうね。


ゴーンさんも、弘中弁護士を雇ったからには

無実と言いながらも、後ろ暗い部分があるんじゃないかしらね。

シロをシロと言い張って無実を証明する方針じゃなく

クロをグレーに薄める方針を選んだと言えるわ。


“ゴーン”‥

ずいぶん前、彼が日産の社長になって

最初にその名前を聞いた時に思ったものよ。

「去りゆく人」って。


ブラジル生まれのレバノン人だそうなので

英語のgoneとは関係ないんだけど

私って音楽が好きだからか、時たまウグイスをするからか

人や物の名前を聞いた時、咄嗟にその『音(おん)』で

判断してしまうところがあるの。

苗字と名前がしっくりこない子は、家で反抗的なんだろうな〜とかね。

はずれも多いけど、たまにゃ当たることもあるのよ。


この怪しげな感覚によると、私の中でゴーンさんは

やがて去りゆく人のはずだった。

去るはずの人が長居をすると、色々あるのは当たり前なのよね。


日産は、ひところ一世を風靡したスカイライン神話から

なかなか抜けられなくて、時代が変化してもスポーツカーにこだわった。

そのため、軽自動車の開発が遅れて会社が危なくなったの。

違ってたらごめんなさいね。

リアルタイムで見てきた私は、そう認識しているのよ。


そこへ彗星のごとく現れた、濃いおじさん。

それがゴーンさん。

しがらみの無い外国の人だもの、日本人に容赦ないわよ。

バッサバッサと、リストラに工場閉鎖。

優秀なデザイナーや技術者も他社へ流れたはずよ。

これで得をしたのがトヨタやマツダだったら、面白いわね。


で、ゴーンさん、しがらみの無さを活用してバッサバッサやった後は

去るはずだった。

ここで去れば「厳しくも立派な経営者だった」で終わったはずなのよね。

でも、去るには惜しいお金や権力を握ってしまった。

おいしいから、去れねえじゃん。

こうなると欲も出るってもんよ。

なるべくしてこうなったと思ってるわ。


閉鎖やリストラで浮いたお金が

ゴーンさんの懐に入っていたとしたら

解雇された人たちは、腹が立つと思う。

今後はクロをどこまでグレーに薄められるか

じっくり眺めましょうっと。

ああ、今日も勝手なこと言っちゃったわ。

ごめんなさいね〜!
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