殿は今夜もご乱心

不倫が趣味の夫と暮らす
みりこんでスリリングな毎日をどうぞ!

還暦パーティー

2018年02月26日 11時22分16秒 | みりこんぐらし
去る23日は同級生ユリちゃんのご亭主、モクネンの誕生日だった。

由緒あるお寺の僧侶でありながら、キャバクラ好きの生臭坊主モクネンも

はや還暦。

お寺で盛大なパーティーを開くことになり

奥様のお友達である我々同級生も招待された。


今回のメンバーは3人。

結婚式と同じ立派な招待状が届いたが

月末に近い金曜日だったので農協勤めのモンちゃんは来られず

けいちゃんとマミちゃんと私が出席することになった。


指折り数えて楽しみにしていながら

当日は開始時刻の18時半ギリギリに到着。

ユリちゃんのお寺と我々の住む町は離れているのに

夕方のラッシュを考えなかったからだ。

これも老化か。


何度も行って慣れているはずなのに

本堂脇の大広間が別世界になっていて驚いた。

煌々と明るい文科省推薦スペースが、ほの暗いバーみたいになっているのだ。

壁や床はもちろんのこと、天井の照明まで変えてあった。


それもそのはず、このパーティーをプロデュースしたのは

ユリちゃん夫婦の兄貴分Sさん。

帰国子女で、誰でも知っている広告代理店勤務を経て芸術家になった

70代のダンディなおじ様である。


20年余り前、何に惹かれたのか、東京からこの瀬戸内に移住し

創作活動を始めた。

精力的な作品制作もさることながら

持ち前のセンスと知識と行動力で町おこしにも協力し

その過程でユリちゃん夫婦とも懇意になった。

美的感覚に優れ、それでいて豪快な人柄が人望を集めているが

私はユリちゃんから聞き込んだ

『鬼平犯科帳』の中村吉右衛門が友達というプロフィールのみ

密かに気に入っている。


受付で3千円の会費を支払い、記名帳の代わりに置かれた大きな板に

それぞれマジックで何か一言と名前を書いてテーブルに着く。

会費制にしたのはプレゼントを用意しなくていいように、という配慮。

それでは申し訳ないからとフラワーアレンジメントを持って行ったものの

他に豪華な花がたくさん届いていて、我々の持ち込んだ3千円の花は

荷物置き場の末席を汚すにとどまった。


照明が明るくなると、いよいよパーティーの始まりだ。

天井全体に取り付けられたムーディーな照明は

10分ほどの導入シーンのためだけ。

大変なこだわりと労力である。


明るくなってみると広間の両側には

Sさんの信奉者らしきシェフと、その従業員たちが数人

シャンパンやワインボトルを背に並んでいる。

前には生ハムの塊やら土鍋が‥。

メニューは、チーズフォンデュとアヒージョらしい。


司会進行は、観光協会の世話役という40代の男性。

「皇太子殿下のご入場です!

皆様、盛大な拍手でお迎えください」

大爆笑は言うまでもない。


そうよ、この日の主役は、あのお方と1年違いの同じ誕生日。

モクネンは『還暦だもの』と書かれた赤いTシャツに

定番の赤い頭巾をかぶってヒョコヒョコと登場し

「ただ今ご紹介にあずかりました、ナルヒトです」

モクネンは気位が高く冷酷だが

こういうノリの良さも持ち合わせていて、そこが人気を集めている。


「再来年から、この日は祝日になりますからね」と司会者。

「楽しみにしています」とモクネン。

それにしても、このやり取りと会場のウケようは尋常ではない。

老いも若きも、お腹を抱えて笑い転げている。

もしかしたら『色々わかってる人々』なのかもしれない。


司会役は場慣れしているらしく、とてもうまい。

こんなのを見ると

38年前にあった自分の結婚披露宴を思い出してしまう。

司会者はプロを雇う予定だったのに、式場で働く30代の男性社員が

どうしても自分にやらせてくれと言い出したのだ。


彼は、これを足がかりに司会進行の新境地を拓くつもりだった。

けれどもいざ本番を迎えると声は震え、最初から最後までしどろもどろ。

「あの‥えっと‥」ばっかり。

初めてで緊張したらしい。


彼から出るのはセリフでなく、冷や汗。

招待客から出るのは喝采でなく、ため息。

盛り下がるなどという生易しい段階ではない。

我々の結婚式は、彼のチャレンジの場に使われたのだ。


終盤、見かねた父の長兄がスピーチで盛り上げてくれた。

一人でしゃべるだけでなく、列席者との掛け合いにして

終わり良ければ全て良しの位置まで、何とか持って行った。

伯父の機転に感謝しつつ

「やればできる」を過信したシロウトを私は憎んだ。


数年後、結婚式場は潰れ、経営者夫婦は夜逃げをする命運となる。

つまらぬ社員を雇っているからだ。

司会をした男は無職となり、じきに町内で居酒屋を開いた。

今でも見かけるたびに腹が立つ。



さてパーティーに戻ろう。

総勢40人ほどの招待客はモクネンのお母さんや叔母さんを始め

半分が家族や親戚。

我々はかなりディープなイベントに招かれたらしい。


まずは、大きなイチゴが沈められたシャンパンで乾杯。

以後は赤や白のワイン、スパークリングワイン

天寶一(てんぽういち)という名の高級らしい日本酒

今が旬の“はるみ”という柑橘の生搾りジュースなどが飲み放題。

Sさんは、アイスワインというのを飲ませてくれた。

今流行でお高いらしいけど私には甘過ぎて、豚に真珠だった。


途中で出席者にマイクが回り、一人ずつ短いスピーチをすることに。

大半がモクネンとユリちゃんの夫婦仲に触れる。

身内も友達も、触れずにはいられない様子だった。

「奥様を大切にしてあげてください」

「妻あっての夫だと思います」

皆、この夫妻の問題を知っているらしい。

ユリちゃんはそのたびに手を叩いて喜び、モクネンは仏頂面になった。


我々同級生はモクネンと懇意なわけではないため、夫婦問題を避けた。

マミちゃんも私もサラッと流したが、張り切ったのがけいちゃん。

「15年前に大阪から帰って来て〜(中略)

ま、苦労はしましたけど〜(以下省略)」

長い自分語りを始めたので、痩せる思いだった。

が、思いだけで痩せはしなかった。


帰りには引き出物が用意されていた。

結婚披露宴と同じように、一人ずつ名前の札がついている大きな袋だ。

中には一人一人違うSさんの作品と

ハート型の紅白饅頭に紅白餅、菓子折りと果物が入っていた。

今回もまた、わずかな出費で大荷物をせしめてしまった。
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緑海苔(みどりのり)の掟

2018年02月21日 19時09分33秒 | みりこんばばの時事
私の生まれた家に存在した妙な掟(おきて)のことは

以前、記事にしたわ。

おでんは関東炊き、刺身はお造り

トイレはご不浄(ごふじょう)と呼ばなければならないとか

ミカンを焼いて食べたら貧乏になるとか

行っちゃいけない島があるとかね。

その時は書かなかったけど

「家の柱に釘を打つと、主(あるじ)の足が立たなくなる」

というのもあったわ。


これらの掟の大半は、明治生まれの祖父が

古い言い伝えや思いつきで取り入れたものよ。

そんなしょうもない掟の中に、こんなのもあったのわ。

『緑海苔(みどりのり)の掟』。

ずっと以前、コメント欄では触れた記憶があるんだけど

詳しく説明させていただくわね。


自分の家は金持ちだ‥

自分はええとこの子供だ‥

自分の親は地位が高い‥

子供でも大人でも、あからさまに

あるいはさりげなく、そんな自慢をする人っているじゃない。

そういう人の弁当の海苔を見ろってことなの。

本人の申告通りなら、弁当のおむすびに巻かれた味付け海苔は

真っ黒なはずだっていうのよ。


相手の自慢が事実なら、あちこちからの進物が引きもきらないはず。

進物の中には、必ず味付け海苔がある。

昔の進物は、海苔が多かったのよ。


たくさんの頂き物を消費するため

弁当のおむすびには当然のごとく、漆黒の海苔が使用される。

自慢話に脚色があれば、そいつの弁当の海苔は緑色というわけ。

安物の海苔は、緑色で細いの。

贈答品の高級海苔とは、品質が全然違うのよ。


おかずは参考にならないわ。

ちょっと見栄を張れば、ご馳走を並べられるもの。

だけどにわか仕立ての見栄では、海苔の粉飾まで気が回らない。

自分で家自慢をするようなバカは

たいてい緑海苔に甘んじているというわけ。

白いおむすびに巻けば、海苔の緑が一層引き立つってもんよ。


だからって、私がなんぼバカな子供でも

人の弁当ばっかりのぞいてたわけじゃないわよ。

そのような者にだまされて、高みのお方と思い込むべからず‥

ましてや親身に付き合う必要無し‥

ほころびは、小さな所に出る‥

言ってることと実際の辻褄が合わないことに気づけ‥

観察眼を磨いて真実を見抜け‥

それがこの掟の本意。

うちの掟の中で一番役に立ったのは、これかもしれないわね。



前置きが長くなったけど、小室母子の緑海苔。

わりと早い時期に発見していたのよ。


昨年5月17日、お姫様の結婚相手として小室計算!が躍り出て

あのお母さんも衝撃的な姿でお目見えしたわ。

ワイドショーも週刊誌もアレらのことを

女手一つで育てただの、苦労人だのと持ち上げてた。

何か怪しいけど、喜ばなきゃいけないのかな?って

頑張って何とか、そう思おうと試みたけど‥



発表があって間もない時期のこの写真を載せるのは3回目だけど

これでおおかたのことがわかってしまったわ。

男の子を2人育てた母親の目には、違和感だらけなのよ。


よく考えてみて。

高貴なお姫様のお相手として、全国の大注目が開始された直後よ。

母親だったら誰でも、息子に言うと思うわ。

「きちんとした格好しないと、誰が見てるかわからないよ?

先様に恥をかかせちゃいけないよ?」

この注意喚起が行われてないのは一目瞭然。


一人息子が本当にかわいくて「私の王子」とまで呼ぶのであれば

今の立場で、緩んだボディラインが出てしまうTシャツは許さないわ。

大切な王子が笑い者になるからよ。

「僕がお母さまを守る」と本気で豪語する息子であれば

そんな格好して出歩いたら、大好きなお母さままで

とやかく言われてしまうことがわかるはずよ。

言ってることと、実際にやってることに矛盾が生じているのよ。


しかも買った物を見たんさい。

私には『ロッテ・パイの実』に見えるけど

何であるかはわからない。

でもさしあたって、どうしても必要な物ではなさそう。

荷物が多くてお母さん一人じゃ大変、という買い物でもない。


息子がパジャマに毛の生えた普段着しか持ってないなら

家で留守番させときゃいいのよ。

嬉しげにニコイチで出かけて

わざわざカメラの餌食になることないじゃん。


母子でつまらぬ物を買いに出るのは、彼らの長年の習慣だろうけど

こういう事態になったら自粛しなきゃ。

マザコンと思われるからよ。

ひとたびそう思われたら、印象は生涯ぬぐえないわ。

その印象は結局、お相手に恥をかかせることになるのよ。


マザコンって言葉は、簡単でインパクトが強いわ。

人間関係の何割かは、この一言で片付けられてしまう面があるの。

男の子を持つ母親は、私ら庶民だって

誤解されないように気をつけてるんだから。

人に子供の自慢話をしない、助手席に乗らない、並んで歩かない

ましてや密着しないなんて、基礎中の基礎よ。


それをなぜやっちまうか。

何が起ころうと習慣を変えない意固地に加え

母一人子一人の苦労人母子というプロフィールが

出回っていたからよ。

母子で買い物に出かけて荷物を持つ、孝行息子を演じてるのよ。


パラリーガルのアルバイトで収入面を疑問視された時

わざわざ本屋に行って『月たった2万円のふたりごはん』

という節約本を買ったのも同じ路線ね。

貧しいとなったら、とりあえず節約の方へ行っちゃう。

それで解決したつもり。

ケチだと思われるかも‥そういうことには考えが及ばない。


見られたい、撮られたい。

一夜にしてスターとなった自分たちに、世間がどんな反応を示すか

母子共々知りたくてたまらない。

だから2人でノコノコと人前に出るのよ。

人目はどうだ?カメラはあるか?

無意識に探すから、目つきが怪しくなるのよ。


しつこく言うけど、私は男の子2人の母親。

万が一にも無いけど、もしもうちの息子が

お姫様と付き合ってたら、必死で諦めるように説得するわ。

息子だって、お宅の御門をくぐっただけでおしっこ漏らすわよ。

あまりにも釣り合わないとは、そういうこと。

とてつもない責任にビビるのが当たり前よ。


それが平気なのは、愛情でも度胸でもない。

アレらの視線の先にあるのが

お姫様の後ろにある特権と税金だから。

本当に愛情があれば、身の丈に合わないことや

場違いなことを日々痛感して緊張するし

連日の取材攻勢や警護のわずらわしさで痩せ細るはずなのに

母子でますます太ってんじゃん。


特権と税金という大きな獲物を狙っておきながら

元手をかけなかったのも敗因だったわね。

ボロを着てウロウロ、タクシー代は惜しむ、洋服はねだる‥

それらの一つ一つが不信を呼ぶことも

お相手に恥をかかせることも気がつかない。


大物を狙うなら、それなりの準備が必要よ。

怪しまれたら終わりだもの。

まずスーツの着方をマスターするところから始めて

お母さんが変だったら取り替えるぐらいはしないと。

在庫のお母さんで乗り切ろうなんて、甘えもいいとこだわ。


唯一かけたらしき元手がICUと留学だったのに

それもよそのおじさんから巻き上げたお金だとバレちゃった。

お母さんの元交際相手の竹田さん(仮名らしいけど)

グッジョブ!


『太陽のようなヒモ』

計算にはこのニックネームを贈って、結びの言葉といたします。
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卑し系

2018年02月18日 07時52分27秒 | みりこんばばの時事
「あのお母さん、なんか変」

これは多くの人が感じたことじゃないかしら。

顔は隠してチチは出す‥

周辺をうかがうような目つき‥

最初の姿を見た瞬間から、私も感じてたわよ。

一目見たらば二度と忘れられないわ。


上品、柔和、優雅、知的、爽やか、たおやか、控えめ‥

中高年女性を持ち上げる日本語はたくさんあるはずなのに

どれ一つ当てはまらない。

同じ人間なのに、どこか薄汚い感じがする‥

その人を取り巻いている空気が、なぜか濁っているような気がする‥

この気持ちに戸惑った人はたくさんいると思うわ。


母一人子一人で苦労したから‥

世の中にはいろんな人がいるから‥

人を見た目で判断するのは‥

多くの善人は自分にそう言い聞かせて

彼女から漂う濁った空気を打ち消そうとしたんじゃないかしらね。


その濁りとは、すなわち卑しさよ。

私は浅学無知のただの主婦だから

“卑しさ”の意味をどこかで調べてウンチクをたれるつもりはないわ。

見苦しい‥それが卑しいということなのよ。


卑しいと、なぜ見苦しいのか。

他者の財布をあてにする暮らしをしていると

自然に卑しい空気をまとうようになるのよ。

権力者に取り入る下っぱ

上司におべんちゃらを使う部下

金持ちに揉み手ですり寄る貧乏人

ドラマでも実際の生活でも、見苦しい人たちはいるわ。


それは生活のためかもしれない。

だけどこういう人間って、甘えられると踏んだら

際限なくのさばって甘えようとするものよ。

ひとたび膝に上がるのを許したら、次は肩に登ろうとするし

うっかり肩を許したら、最後は頭の上にまで登ろうとするのよ。


この意味、わかる?

お情けで足元へ近寄らせてくれた相手の慈悲を読み取れず

膝がOKなんだから肩‥

つまり同じ高さに並ぶことも許されるだろうと勘違いして

最後は頭‥あわよくば相手よりも上に立とうすることよ。

そう思い込んでしまう厚かましさが、卑しさなのよ。


「騒動をおさめるためにも、皇室で借金をサポートしてもらえないか」

元交際相手との金銭トラブルで

小室母は宮内庁にそう頼んだと言われてるけど

これが本当だとしても全然不思議じゃない。

卑し系なら、当たり前のことよ。


得をすることがないか、損をしないだろうか‥

自分の野心を誰かに見破られはしないだろうか‥

卑し系は常に考えているから、自然に周辺をうかがうようになるわ。

その打算は目つきに現れる。

目は心の窓とは、よく言ったものね。


打算ばかりの人は、いつも周りを見ているわ。


高貴な人と、そうでない人の違いは目線に出るのよ。

高貴な人は、視線が動かない。

目が座ってるの。

どっかの組の親分さんなんかより、ずっと安定してるわ。

運命を天にお任せできる、ブレない強さ‥

人はそこに気高さを感じるのよ。



さて、延期でこれだけ騒がれても、あまり取り上げられないのが

小室さんのお父さんの死因。

河原で焼身自殺したことは、すでに明らかになっているけど

自死遺族への配慮から、積極的に語られないわ。


知らない人がいるかもしれないから話すけど

焼身自殺って、大変なことなのよ。

首吊り、飛び降り、入水、刃物、毒物、各種ガス‥

自殺の方法はさまざまあるけど、一番苦しいんじゃないかしら。

だって最期まで意識があって、生きながら身を焼くのよ。

痛いじゃないの。


還暦も近い私くらいの年になると、余計なことを知ってしまうものよ。

葬儀屋の一人や二人、知り合いはいるし

ちょっと年上の友人になると、いろんな仕事の現役をリタイアして

守秘義務の意識も薄らいでくる。

知ってる人の自殺だって、5人や10人じゃない。

でも苦しい焼身自殺は少ないわ。

誰でも楽に死にたいからよ。


みんながみんな、そうじゃないと断っておくけど

私の知る範囲では、焼身自殺をする人は男性。

自殺の原因は、家庭の悩みとお金の悩み。

この二つの悩みが絡み合うと、人は恨みと絶望にさいなまれるわ。

中でもことのほか強い恨みと絶望に支配された場合

抗議の意味で激しい死に方を選択するのよ。


知り合いのご主人は、海岸で亡くなったわ。

焼身自殺は、河原や海岸などの水辺を選ぶことが多いの。

類焼で迷惑をかけない、人の来ない場所といったら

水辺になりやすいのよね。

原因は奥さんの浮気と、自分の借金。


まず包丁でお腹を刺して、死に切れなかったから

用意していたガソリンをかぶって火を点けたの。

ガソリンかぶるのだって、生半可な気持ちじゃ無理よ。

目がものすごく痛いもの。

ガソリンは揮発性が高いから、ライターをこすった途端に引火するわ。

そして絶命するまで、大変な苦しみよ。

本当によっぽどのことなのよ。


もちろん本人の性格や精神状態もあるだろうし

世の中には色々な事情が絡まって

どうしようもないことだってあるわ。

遺された家族にも、非があるわけじゃない。

通常はそんなことを望む人なんて、いないもの。

だけど背景に『我が身を焼いて命を絶つほどの

凄まじい怨念が芽生えてしまった家庭』があることは否定できないわね。


小室さんの父、勝敏さんが焼身自殺で亡くなった一週間後に

勝敏さんのお父さん、つまり小室さんのお祖父さんも

方法は明らかになってないけど自殺してるそうじゃない。

ちょっと珍しいご家庭だわ。


この家系に入るって、霊的にかなり大変なことだと思うの。

嫁ぐ方も迎える方も、それ相応の覚悟が必要よ。

先立った人の無念を思いやり、負の連鎖を断ち切るための覚悟よ。

庶民であれば、苦労しながらも

悲しい過去は二人の愛情で、いつか乗り越えられるかもしれない。

だけどお姫様が、わざわざ行く所じゃないわ。


それを収入も無い頃から、簡単に「おいで」と言える。

一躍スターになったら、坊ちゃんぶってノリノリ。

母親も、いさめるどころか自分も有名人気取り。

さすが卑し系ね。

おかしいと思ってた人の感覚は、正しいと思うわ。
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どうにも止まらない

2018年02月14日 08時17分11秒 | みりこんばばの時事
困ったわ。

お幸せを願う一心でずっと我慢していたのに

一度解禁しちゃうと悪口が止まらない。

抑えていた分、重箱の隅をつつきたい気持ちがどんどんわいてきちゃう。


何かおかしい‥どこか胡散臭い‥

年を取ってくると、そういうアンテナの感度が高まってくるもので

それを経験と言うのかしらね。

そして年を取るにつれ、その感触にあんまり大きなハズレが無くなってくる。

これも経験かもしれないわね。

そうよ、アレらのことよ。


変な気分は、お相手が発表された瞬間に始まったわ。

以前記事にしたけど、スーツのボタンを全留めしてたじゃない。

三つボタンなら一番下は留めない‥

二つボタンなら下は留めない‥

元々は立ったり座ったりの動作で上着が傷まないように

という配慮らしいけど

うちには旦那と息子、3人の男が家にいるので

すごく気になるのよ。




で、あの男の子、ボタンを全留めしているから

いたずらに几帳面な性格かと思いきや

ワイシャツの第一ボタンは留めてない。

第一ボタンって大切なのよ。

だって窮屈だもの。

その窮屈をあえて受け入れて耐えるのが、服装における礼儀の基本よ。

ワイシャツの第一ボタンをはずしてるってことは

ただ今リラックス中ということで

礼儀よりも自分の首の楽を優先します、という意思表示なのよ。


わざとじゃない、知らなかっただけ‥

たまたまサイズの合わないシャツだった‥

なんて言い訳があるかもしれないわ。

だけど日本で一番、堅苦しいおうちのお嬢様のお相手として

出てきたのよ。

知らなかったでは済まされない。

あの場面で、サイズが合わないシャツを着るのも言語道断。

言い訳はできないわ。



日本一の姫様のお相手が、スーツの着方すらわからない男‥

この事実はショックだったわよ。

日本中に初お目見えする一世一代の場面で

留めなくていい上着のボタンは留め

留めなきゃいけないワイシャツの第一ボタンは外してるというチグハグが

彼の持って生まれた感覚であることは一目瞭然だわ。


チグハグって、危ないのよ。

「笑われないようにしたい」

「相手に恥をかかせないようにしたい」

そういう意識が無いってことだもの。

オリジナルや個性という言葉では誤魔化されない大切な何かが

すっぽり欠落していると思って間違いないのよ。

それをスルーできる母親の無知と呑気も

しっかりキャッチさせていただいたわ。


同時に、この子に男の装いを教えるような

しっかりした男性の身内がいないことも

アドバイスしてくれる友人や知人がいないことも

そしてそもそも「他人から見て自分はどうなのか」

この疑問が湧かない人種であることも、見て取れたわ。


つまりこの惨状の前には

まともな付き合いをしている相手がいないという現実が存在し

それはほとんどの場合、あちこちで不義理を重ねてきた結果なのよ。

自分の周りとマトモに交流できなくて、何が国際交流よ。

寝言言ってんじゃないわよ。


とまあ、ボタン一つでこれだけのことを考えてしまうのが

年寄りってものよ。

だから老婆心って言うでしょ。


彼のチグハグは、他にも現れているわ。

黒髪と紺のスーツで真面目を装っても

眉毛は青々と剃り上げて半分にしてる。



幼い顔立ちとは裏腹に毛深そうだから、伸ばしたらゲジゲジで

それがコンプレックスなのは明らかだけど

あそこまで眉毛を剃る26才は、なかなかいないわ。

元ヤンかチャラ男の証明じゃないの。

信用や信頼なんて、考えたことが無いからできるのよ。

マルチ商法で年寄りをだます営業マンだって

もう少しマシなはずよ。


あのしっかりした毛根じゃ、毎日剃らなきゃ間に合わないわ。

どんな顔して眉カットしてるのかしらね。

私はそこに、場末のホスト臭を感じてしまうのよ。

自分の経験から言うと

派手なおパンツ履いたり、白髪を染めてロングヘアを気取ることで

いっぱし愛人やってるつもりだった、夫のメンバーさんと同じ匂いよ。

媚びることで生き延びるという、楽ちんを選んだ者が放つ独特の匂いね。


ああ、困ったわ。

悪口が止まらないから、次に続くわ。
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延期

2018年02月11日 09時51分40秒 | みりこんばばの時事
奇妙な母親と調子のいい息子の組み合わせって

横浜あたりだけじゃなく、この辺にもチラホラいるわ。

母親と世間との間で、小さい頃からクッションの役割をしてるから

自然に調子が良くなっちゃうのよね。




挨拶程度ですれ違うだけなら「いい子」で終わるんだけど

深く付き合うとなると、人懐こさと図々しさは紙一重で

愛嬌と打算はコインの裏表だとわかってくる。

陰と陽の違いだけで、結局は母親と同じ。

ニコイチなのよね。



風邪で熱を出してる時、このニュースが駆け巡って

何だか元気になったような気がしたものよ。

『眞子様のご婚約、再来年に延期』


私ね、皇室のことをあからさまに申し上げるのは遠慮しているの。

たかだか私みたいな庶民の考えなんて

およそ及びもつかない別世界だと思っているからよ。

それでもこの報道にはホッとしたわ。



昨年の5月に小室さんが出現して以来

その胡散臭さにDNAレベルで反応していたのは

私だけじゃないはずよ。


当時、あんまり胡散臭いんで、知人の息子に確認してみたのよ。

その子、ICUの卒業生。

「あの子、本当にICUに通ってたの?」

「学年は違ったけど、見たことある」

他には、わりと小柄ということぐらいで

たいした聞き込みにはならなかったわ。


あのお母さんも、かなりの怪しさだったわね。



呼ばれもしないのに、報道陣の前に出てきてお辞儀よ。

メガネとマスクで顔を隠しつつ、でも人前には出たい‥

そこに変質系犯罪者の特徴を感じてしまって

私は自分の心の歪みをいましめたものだけど

あの頃は『圭与』と報道されていた彼女の名前が

そのうち『佳代』に変わったじゃない。

こういうことって、案外大事なのよ。

誰かの意思が働いているのは確かだからよ。

叩けばホコリが出そうと思ったわ。


ともあれ、この母子には楽しませていただいたわ。

スクープが出た翌日、職場で囲み取材を受けることになった小室さんは

前日に宮内庁から要請されたそうよ。

「混乱が予想されるので、明日だけは電車でなくタクシーで出勤してください」

でも小室さんは

「タクシー代がありません」

そう言って断ったそうじゃない。


そこで宮内庁が車を差し向けたんだけど

その車になぜかお母さんも乗り込んで、ケーキ屋へ出勤。

差し回しの車を運転していた人は、驚いたでしょうね。

「乗るな」とも言えないしさ。

コントよね。

以後の私は、あの母子をキワモノのコメディアンとして眺めることにしたの。


小室さんが一度、白いサマーセーターで宮邸を訪問したことで

カジュアル過ぎると物議をかもしたこともあったわ。



私、あの時は新しいスーツの仮縫いだと思ったのよ。

9月の婚約内定の記者会見用よ。

どうせ脱ぐから、簡単な服を着たんだわって。


で、当日、ちょっといいスーツ着てたから

「やっぱりね」と満足しちゃった。



靴は借り物だったようで、ブカブカだったけど。

そりゃいくらなんでも、靴まで面倒は見られないわよね。


同じ日、宮家におよばれしたお母さんも

水色のけっこうなスーツを着てたわ。



こんな時は着物だろうと思うけど

普通とか常識が通用しないおかたのようだから仕方ないとして

このスーツは誂えたものに見えるわ。


染色といい、生地といい、デザインといい

お母さんの個性的な体型にピッタリ添わせる裁断や縫製の技術といい

そんじょそこらの洋装店に一見さんで飛び込んで

なかなか作れるものではないと思うのよ。

私は宮家御用達のデザイナーによるものだと踏んでるの。

もしや着るものまで、おすがりしたのであれば

母子の厚かましさにゲンナリするべきか、宮家の思いやりに感心するべきか。


以後はちょっと静かになって

3月4日の納采の儀を待つばかりになっていた昨年12月

お母さんが交際相手の男からお金を引き出した話が出てきたわ。

さすがコメディアン、はずさないわね。

そのお金で息子を大学へ行かせたり、留学させていたことに

私はむしろ納得。

息子のために身を粉にして働いてちゃ、あんなに太っていられないわよ。


母子はそのお金を贈与と認識してるそう。

小室圭与さんならぬ、小室贈与さん。

お金を出した男性は、貸与と主張。

すると小室圭与さんならぬ、小室貸与さん。

いずれにしても息子の方は

小室圭さんならぬ、小室計算で間違いなさそうね。

その計算は、限りなくご破算になりそうだけど。
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鬼のカクラン

2018年02月01日 15時59分48秒 | みりこんぐらし
去る1月27日は、38回目の結婚記念日だった。

その日は我々夫婦にとって、イマシメの日。

若気のいたりを悔い、注意一秒ケガ一生の重みを噛みしめる日。

だから祝わない。

それが我が家のならわしである。


その結婚記念日に先がけ、今年は夫からプレゼントをもらった。

風邪さ。

けっこう重篤。

ものすごく口惜しい。


やれバドミントンだ何だと好き勝手に出歩いて

風邪を引くのは夫の勝手よ。

苦しめばいい。

でも、私にウツすのはけしからん。

家事労働に明け暮れるばかりで体力の無い私には

ひとたまりもないではないか。


治るまで、どっか行ってりゃいいものを。

ああ、ヤツが愛人のアパートに入り浸って

何日も帰らなかった昔が懐かしい。

あの頃は、楽で良かった。



さて風邪を引いても寝ていられないのが、姑仕えの哀しさよ。

「休んだら?寝たら?」

うちの姑は優しいので、そう言ってくれるが

本気にしてはいけない。

これは『京のぶぶ漬け』。

喜んで寝たりなんかしたら、必ず用事を作って起こされる。


「手伝おうか?何かしましょうか?」

うちの姑は優しいので、そう言ってくれるが

本気にしてはいけない。

これも『京のぶぶ漬け』。

彼女がそう言いだすのは、やることが無さそうな時だけだ。

この計算高さには、毎度のことながら腹が立つ。


思い起こせば夫の実家に帰って6年、毎年のように風邪を引いている。

夏はいたずらに暑く、冬は暴力的に寒い鉄筋コンクリートの家は

全力で私を否定しているような気がする。

家のくせに生意気な‥と、やっぱり腹が立つ。


いや、やはり一番腹が立つのは、外から風邪を持ち帰り

何食わぬ顔で私に感染させたあげく、一足先に全快した夫だ。

またバドミントンへ行くようになり

息も絶え絶えの私に山のような洗濯をさせる。

ええ加減にせえ‥と、さらに腹が立つ。



「晩ごはん?何でもええよ。

そうじゃ、ハンバーグは?」

熱のある私を思いやって、献立を考えてくれる優しい夫であった。

バカめ‥ハンバーグと付け合わせの野菜で

どんだけ体力消耗すると思ってんだ。


「オムライスなんか、簡単そうじゃん。

オムライスがええわ!」

夫は一生懸命考えてくれる。

バカタレが‥弱った体でオムライス5個作るのが

どんだけ大変か、てめえがやってみろってんだ。


検討の結果、夕食は焼肉ということになった。

準備が楽‥理由はそれしか無い。

牛肉さえ与えておけば、少なくとも姑はご機嫌だ。

「瀬戸内寂聴さんも、お肉が好きだから長生き」

というのが、最近の彼女の口癖。

牛肉を食べたら長生きするというより

牛肉には、死ぬのを忘れる成分が入っているんじゃなかろうか。

わたしゃそう思う。


メニューは決まったものの、私はまだ動けないでいた。

なぜって、ホットプレートを出さにゃならん。

うちのホットプレートは、なぜか冷蔵庫の上に鎮座しており

取り出すには椅子が必要。

熱があると、高い所に上がったらフラフラするのよね。

だから私は冷蔵庫の横にある自分の席に座り

斜め上方に見えるホットプレートをにらんでいた。


と‥夫が気を利かせ、ホットプレートを取ってくれた。

が‥次の瞬間、私の横を何かがかすめる。

ホットプレートとセットになっているガラスのフタが

私めがけて飛んできたのだった。


重たいフタはガン!と椅子に当たって床に落ちると

生き物のように転がった。

そうよ‥夫の迂闊(うかつ)は筋金入り。

ホットプレートを出すという行為と、フタに気をつけるという行為は

彼の中で必ずしも一致しない。


「‥ねえ、さっき私、多分死ぬところじゃった?」

「ワシもそう思うた」

そう言いながら、夫は満面の笑みを浮かべているではないか。

怒る気力もなかった。
コメント (6)
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