北朝鮮:台湾で観光PR 「私人」としてテレビ出演
【台北・大谷麻由美】
北朝鮮の趙成奎(チョ・ソンギュ)国家観光総局副総局長が今月11~14日、台湾を訪問し、テレビ番組に出演して北朝鮮への観光を呼び掛けた。
21日夜に放送された人気番組「台湾演義」(民間全民テレビ=通称・民視)では、趙副総局長が流ちょうな中国語で「平壌-台北のチャーター便を準備した
い」と訴え、北朝鮮と台湾の観光交流促進をアピールした。外交関係のない北朝鮮の関係者が台湾でこうしたPRを公然とするのはまれだ。
趙副総局長は、台湾の観光業者の招待で観光ビザをシンガポールで取得し、私人として台湾入りしたという。訪台は3回目。
21日夜の番組に趙副総局長とともに出演した李応哲(リ・ウンチョル)朝鮮国際旅行社副社長は日本語で「希望としては年内に首都圏(平壌)に10万人
ぐらいは(観光客を)受け入れたい」と述べた。中国語や日本語を話せる人材が豊富だと強調することで、観光事業の促進を図ろうとしている模様だ。
台湾外交部(外務省)は趙副総局長の訪台をテレビのニュースで初めて知ったという。
北朝鮮生まれの日本人の知り合いがある。
親が何らかの仕事で韓国「併合」時代にすんでおられたからだ。
70歳前後の方が生きているうちに生まれた所に行きたいものだと言われ、なるほどと合点したことがある。
だから日本人に限らず、いろんな関係で北朝鮮と関係がある人がいるものだ。
世界中のどこにでもいけるようにしておくのが政府の責任である。
北朝鮮とだけ国交を結ばないと言う差別意識は、韓国・北朝鮮が同時に国連加盟した1991年9月17日
以降は理論的根拠を失っている。