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ジョン・ボルトン国家安保補佐官:「ハノイ宣言」失敗後は連日のように対話-圧迫世論戦の前面に立っている。

2019-03-12 | アメリカの対応
“スーパータカ派”ボルトン、連日対北朝鮮圧迫…
「テコは北朝鮮でなく米国に」

登録:2019-03-11 20:47 修正:2019-03-12 07:49


FOXニュースに出演し「制裁が北朝鮮に圧迫加える」 
「トランプ大統領、『ディールしなければならない』という圧迫感じない… 
3回目の首脳会談の門戸は開いているが、時間はややかかるだろう」 
トランプ大統領・米行政府の現在の気流を反映したもよう 
 
北朝鮮ミサイル発射場の特異な動きに「目を見開いて見ている」



ホワイトハウスのジョン・ボルトン国家安保補佐官(左端)とドナルド・トランプ大統領らが先月28日、ベトナムのハノイで北朝鮮側と拡大首脳会談を行なっている//ハンギョレ新聞社

 ホワイトハウスのジョン・ボルトン国家安保補佐官が10日(現地時間)、「テコは北朝鮮でなく米国にある」として、対北朝鮮圧迫を継続した。北朝鮮に対して“スーパータカ派”のボルトン補佐官は、先月27~28日にベトナムのハノイで開かれた2回目の朝米首脳会談の直前までは後に退いたような姿だったが、「ハノイ宣言」失敗後は連日のように対話-圧迫世論戦の前面に立っている。

 ボルトン補佐官はこの日、ABCとFOXニュースとのインタビューで、北朝鮮の東倉里(トンチャンリ)ミサイル発射場復旧の動きなどと関連して警告を送った。彼は「北朝鮮がミサイルや衛星を発射すると見るか」という質問に「特定の商業衛星写真が見せることに対しては推測しない」としつつも「私たちは目を見開いて見ている。彼ら(北朝鮮)の力量に対して、いかなる幻想も持っていない」と話した。

 ボルトン補佐官は、北朝鮮が衛星やミサイルを発射する場合「(ドナルド・トランプ)大統領は自ら話したように、相当に失望するだろう」としながら、トランプ大統領がこれまで核・ミサイル試験の中断を肯定的信号と見ると話してきた点を喚起した。ただし「北朝鮮が衛星やミサイルを発射すれば、交渉は失敗に終わるか」という質問には「それについても推測はしない。大統領は金正恩(キム・ジョンウン)との個人的関係に自信を持っている」と述べた。北朝鮮が状況を悪化させる行動をしないことを願うとして、婉曲に警告したわけだ。

 ボルトン補佐官は、この日も北朝鮮の核兵器と弾道ミサイルなどすべての大量破壊兵器(WMD)の全面的廃棄と制裁解除を対等交換する“ビッグ・ディール”方針を強調した。彼は「私たちは初めから大量破壊兵器の廃棄対象に生物化学兵器も含めていた」とし、「これは(米軍が配備されている)韓国と日本にとって重要だ」と説明した。北朝鮮の非核化に対する「段階的アプローチ」に対しても彼は「トランプ大統領は北朝鮮に“行動対行動”の接近法を取った前の大統領の失敗を繰り返さないという決心が固い」と釘を刺した。

 ボルトン補佐官は「金正恩は経済制裁の解除を望んでいる」、「制裁のために私たちが持つことになった経済的テコが、北朝鮮に圧迫を加える」と述べ、対北朝鮮制裁を維持する意向を再確認した。また「現在テコは北朝鮮でなくわが方にある」とし、「(それを見逃した)すべての専門家がハノイでディールがあるだろうと予測して間違った」と話した。

 ボルトン補佐官は、2回目の朝米首脳会談の後この日までに6~7回マスコミインタビューを通じて“ビッグ・ディール”を主張し、北朝鮮を圧迫した。トランプ大統領と行政府の現在の気流を反映したものと分析される。

 ボルトン補佐官は「大統領は専門家たちが話すこととは違い、なんらかのディールをしなければならないという圧力を感じていない」とし、「彼は“正しいディール”をすることを望み、ハノイでもそれを金正恩に説明した」と話した。彼は、トランプ大統領が3回目の首脳会談開催の門戸は開いているとしながらも、「まだいかなることも計画されておらず、時間がある程度経たなければならない」と話した。
ワシントン/ファン・ジュンボム特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )


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