日本と韓国と朝鮮の友好をすすめます・・日朝協会です。アジアと世界情勢を観る。

日本と韓国と朝鮮の歴史・現在から、
平和な未来を切りひらくために....
ご入会ください。1ケ月¥500

九州金健昊(36)埼玉県李賢洙(41)・崔龍哲(34)神奈川県金新日(39)愛知県文誠孝(36)各氏の感想を掲載

2017-04-22 | 朝鮮民主主義人民共和国
“祖国は揺るぎない”
信念固めた祖国訪問の日々/主席生誕105周年青商会代表団


【平壌発=文・金淑美、写真・盧琴順】金日成主席生誕105周年に際し、在日本朝鮮青年商工会(青商会)代表団が13日〜17日、祖国を訪問した。中央青商会の林英鉄会長を団長とし、各地域の代表54人から成る代表団は、金正恩委員長の参席の下で盛大に行われた閲兵式および平壌市民パレード(15日)に参加。代表団は、金正恩委員長の指導の下で一致団結して前進する祖国の現実を肌で感じ、祖国での経験を糧に、地域活動を盛り上げていく決意を共有した。
広場の熱気

閲兵式での兵士たちの一糸乱れぬ隊列、自衛的国防力がもたらした最先端兵器の数々。続く市民パレードでは「4.15慶祝」「太陽節」「金日成」「栄光」などの文字が広場に浮かび上がるなか、市民は金正恩委員長を見上げながら「万歳!」を叫んだ。パレードが終わると、金正恩委員長は参加者らに笑顔で答礼を送った。

               
万景台学生少年宮殿を参観する在日本青年商工会代表団

熱気あふれる金日成広場に広がった一連の場面で、青商会メンバーらに強い印象を残したのは、最高指導者と人民との間に行き交う情、若きリーダーの周りに人民が固く団結した祖国の姿だった。

「祖国は揺るぎないと感じた」「朝鮮を取り巻く厳しい国際情勢のなか、人民を率いる時代に合ったリーダー」「一致団結して国を発展させていく意気込みを見た」

「パレードを終えた後の人々の晴れ晴れした表情から、心の底から指導者を慕う思いが伝わった」と話すのは、北大阪地域青商会・金是慶幹事長(37)。閲兵式は「祖国は必ず勝利する」という信念を与えてくれたと語る。

朝鮮半島を取り巻く情勢が極度に緊張するなかで迎えた今年の太陽節。「北の脅威論」を過剰に煽る日本の報道の影響から、心配する家族や周囲を説得し、反対を押し切ってまで訪朝したというメンバーが少なくなかった。

そのようななかで、意気軒昂と前進する祖国の「今」を体感し、「過去も現在も祖国は何一つ変わらない、変わったのは祖国に対する自分の気持ちだったことに気づかされた」(九州青商会・金健昊さん、36)と自身を省みるメンバーが多かった。

またあるメンバーは、「同胞社会を取り巻く情勢は確かに厳しい。だが祖国が一度でも楽だった時代があっただろうか。祖国はどんなに厳しいなかでも発展を遂げてきた。祖国の人々のように青商会が同胞社会の主体となって同胞社会を活性化するため取り組むべきだ」と話していた。

興奮冷めやらぬままに参加した夜会。メンバーらは、真っ先に踊りの輪の中に飛び込み、祖国の青年らと一体となって行事を盛り上げた。

埼玉県青商会の李賢洙会長(41)は、「民族の血が騒いで居ても立ってもいられず飛び出した。祖国の青年たちがわれわれを歓迎し、手を取って丁寧に踊りを教えてくれて、楽しい時間だった。閲兵式では朝鮮の国防力を見たが、夜会では青年たちの力を感じることができた」と話した。
変化を実感

代表団には、朝大・朝高の卒業以来、10〜20年ぶりに祖国を訪れたメンバーが多く、中には初訪朝のメンバーもいた。また、2012年の主席生誕100周年の際、101人から成る青商会代表団の一員として訪朝した人もいた。メンバーらは行く先々で祖国の変化を実感し、それぞれに空白の歳月を埋めていたようだった。

科学技術殿堂を参観する在日本青年商工会代表団

             

4泊5日の滞在期間、一行は竣工されたばかりの黎明通りをはじめ未来科学者通り、科学技術殿堂、クムコプ体育人食料工場などの最新の施設を見て回ったほか、女性高射砲中隊、世界の舞台で活躍する女子サッカー選手との交流も行った。

神奈川県湘南西湘地域青商会の金新日直前会長(39)は、「W杯優勝という高い目標を掲げて、祖国のために頑張る意気込みに触れ、今後に期待が高まった」と話した。

今回の訪朝におけるハイライトは、やはり万景台学生少年宮殿の子どもたちとの交流だった。

青商会と万景台学生少年宮殿との間には深い縁があり、太陽節100周年(12年)、青商会結成20周年(15年)に際した訪朝時にも訪れているが、リニューアルされた宮殿を青商会が訪れるのは初めて。一行は、全面改修(16年)によりいっそう拡充された施設でのびのび学ぶ子どもたちの姿を見て回り、諸外国の代表とともに子どもたちの公演を観覧。終演後、別室に通されたメンバーを待っていたのは、青商会のためだけに用意された公演だった。「祖国の愛は温かい」(조국의 사랑은 따사로워라)などの曲が盛り込まれた特別公演は、メンバーの胸を打った。

初めて祖国を訪れた愛知県尾張地域青商会の文誠孝幹事長(36)は、「特別待遇に驚いた。青商会に対する期待の現れだと感じた」と話した。
地域に還元

あるメンバーが「国の施策のもとで何不自由なく才能を伸ばす祖国の子どもたちのように、在日同胞の子どもたちにも安心して学べる環境をつくってあげなければ」と話していたように、訪朝のさまざまな経験はメンバーにとって、地域における活動について再考するきっかけにもなっていた。前出の文幹事長も、尾張地域で今春からスタートした土曜児童教室に歌などの文化的な活動を積極的に取り入れたいと話していた。

埼玉県東部地域青商会の崔龍哲会長(34)は、「二度目の訪朝で、祖国をより知ることができた。日本に戻ってもぶれない軸を持って活動を続けていくことが大事だ。初めて訪朝した4年前と比べて祖国はまた一段と発展した。祖国のように、青商会もしっかり結果を出さないといけない」と噛み締めていた。

全ての日程を終え、中央青商会の林英鉄会長(43)は、「祖国と同胞社会を取り巻く厳しい情勢のなか、少なくないメンバーが祖国に対して迷いを抱いていたが、訪朝を通じて解消し、祖国とのつながりを強められた」と話す。

7月の第21期総会に向けて会員数3千人、交流網数を5千1人突破の目標を掲げる青商会。林会長は、「今回訪朝したメンバーがそれぞれの地域で柱となり、会員拡大ひいては同胞社会の活性化に力を尽くしてくれるだろう」と期待を示した。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。