政権、日朝協議再開で調整 飯島氏が首相に訪朝報告
朝日新聞デジタル 5月21日(火)21時56分配信
政権、日朝協議再開で調整 飯島氏が首相に訪朝報告
安倍政権は21日、昨年11月から中断している北朝鮮との政府間協議を再開する調整に入った。安倍晋三首相は対話を通じた日本人拉致問題の解決に強い意欲を示している。ほかに核開発やミサイル問題の包括的な解決を目指す。
菅義偉官房長官は21日の記者会見で、拉致問題について「ありとあらゆる可能性を探りながら内閣をあげて取り組む」と強調。外務省による政府間協議が選択肢となる可能性を問われ、「当然そうなる」と答えた。
安倍首相はこの日、訪朝した飯島勲内閣官房参与から、首相官邸で報告を受けた。同席した菅氏は会見で「(北朝鮮高官との)会談の具体的内容を飯島さんが報告した。内容は控えたい」と説明。飯島氏は記者団に「(訪朝を)一つの判断材料として、総理が不退転の決意で実行していく」と語った。
朝日新聞社