北朝鮮、豪雨で4万4000人の被災者発生
2016年09月04日09時50分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
2016年09月04日09時50分
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北朝鮮の咸鏡北道(ハムギョンブクド)地域で最近300ミリ前後の雨が降り、豆満江(トゥマンガン)が氾濫して15人が行方不明になるなど大きな被害を受けたと朝鮮中央通信が3日に報道した。また1万7000世帯の家屋が全半壊し、4万4000人の被災者が発生した。
朝鮮中央通信は「8月29日に発生した台風10号と北西側に形成された低気圧が重なり29日から9月2日にかけて咸鏡北道をはじめとする朝鮮全域に強い風が吹き雨が降った。8月29日0時から9月2日12時の間に慶興郡(キョンフングン)と富寧郡(プリョングン)に降った雨はそれぞれ320ミリと290ミリ」と伝えた。
また、穏城(オンソン)、鏡城(キョンソン)、慶源(キョンウォン)、延社(ヨンサ)、花台郡(ファデグン)、そして両江道(ヤンガンド)の大紅湍(テホンダン)など各地で150ミリ以上の雨が降り、豆満江が氾濫して会寧市(フェリョンシ)、茂山郡(ムサングン)、穏城郡、慶源郡、慶興郡、延社郡、羅鮮市(ラソンシ)の一部地域が大きな被害を受けた通信は伝えた。
通信は「会寧市で15人が行方不明となり、咸鏡北道で8670棟、1万7180世帯の住宅が全壊または半壊し、4万4000人余りが家を失った」と伝えた。
通信はまた「被害に対する調査は続いており、水害地域で人民の生活を安定させ被害を収拾するための闘争が力強く行われている」と伝えた。