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会談の成果を一歩一歩実行  対話と緩和を支えた中国  朝鮮半島の平和にも助力してきた。

2018-05-04 | 板門店宣言を歓迎する
「和平交渉」が朝鮮半島問題のキーワードに
人民網日本語版 2018年05月04日09:13


朝韓首脳による4月27日の「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」署名以来、双方は前向きなシグナルを発し、国際社会は期待に満ちている。人民日報海外版が伝えた。

■会談の成果を一歩一歩実行

朝鮮中央通信は4月30日、朝鮮最高人民会議常任委員会が「平壌時間」を変更し、新たな標準時を5月5日から採用すると発表したことを報じた。朝鮮半島は「時間上の統一」を実現する。

韓国聯合ニュースによると、朝鮮は5月に豊渓里核実験場を閉鎖すると発表したほか、マクドナルドやトランプ氏関連企業の対朝投資を望む考えを表明した。

これらの措置に、人々は4月27日の朝韓首脳会談での成果を積極的に実行に移す朝韓双方の誠意を見ている。

朝鮮の金正恩国務委員会委員長と韓国の文在寅大統領は4月27日、朝韓国境韓国側の「平和の家」で板門店宣言に署名した。

宣言は、朝鮮半島の非核化実現という共通目標を明確にした。双方は年内に朝鮮半島休戦協定を平和協定に転換し、恒久的で強固な平和体制を構築するため、韓朝米3者会談または韓朝米中4者会談を積極的に推進するとした。韓朝双方は「敵対行為」を全面的に中止し、交流・協力を強化し、南北共同連絡事務所の開城設置、離散家族の再会などを行うことを約束した。双方は文大統領が今年秋に訪朝することを決めた。

韓国聯合ニュースは宣言について、韓朝関係の発展の勢いの不可逆性を確保し、朝鮮半島の非核化プロセスが良好な循環を形成するための基礎を固めたとする、韓朝首脳会談韓国側準備委員会委員長、韓国青瓦台秘書室長の任鍾晳氏による評価を報じた。

朝鮮中央通信は宣言について、朝鮮半島の平和的統一という全民族の一致した望みと求めに合致し、朝韓関係の全面的、画期的発展の成果として、断ち切られ続けた民族の血脈が、共同繁栄と自主統一の未来へと前進するうえで転換的意義を持つ新たな一里塚だと報じた。

■対話と緩和を支えた中国

朝鮮半島情勢の緩和には各方面の要因が関係していると分析される。

「戦術上の調整ではなく国家戦略の転換が、朝鮮が対話と緩和を積極的に求めた主因だ」。中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院の董向栄研究員は人民日報海外版の取材にこう指摘した。

「朝鮮にとって現在の主要課題は経済発展に力を集中することだ。これには国内経済の発展にプラスとなる良好な国際関係を創造する必要があり、朝韓関係の発展はそのあるべき道筋だ」。遼寧大学転換期国家経済政治研究センターの李家成研究員は人民日報海外版の取材にこう指摘した。

実際、情勢の緊張を緩和し、朝鮮半島の非核化を実現し、休戦から平和への転換メカニズムを構築することは、朝韓双方の共通利益にかなう。

中国は朝韓双方の重要な隣国として、朝韓双方の対話による関係改善を断固として支持し、朝鮮半島の平和にも助力してきた。3月25~28日、金委員長が中国を非公式訪問した。習近平国家主席が金委員長と会談し、朝鮮半島情勢について踏み込んだ意見交換をした。習主席は「われわれは各国に対して、朝鮮半島北南双方の関係改善を支持し、平和と対話の促進のために確かな努力をするよう呼びかける。中国側は朝鮮半島問題において引き続き建設的役割を発揮し、朝鮮側を含む各国と共に努力して、朝鮮半島情勢の緩和を後押ししたい」と表明した。

中国の支持がなければ、朝鮮半島の非核化と恒久平和の前進は不可能だと考える外国メディアが少なくない。「朝鮮半島の和平プロセスが前進したのは、朝鮮の国家路線の転換、韓国政府の調整外交、及び中国など大国がその成功を楽観視し、積極的に支持したことの共同作用の結果だ」と李氏は指摘した。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年5月4日

このような世論の変化は、事実上自由韓国党独りが反対している板門店宣言の国会批准を圧迫する数値として現れている。

2018-05-04 | 板門店宣言を歓迎する

すべての年齢・地域で「北朝鮮信頼度」急上昇…
大邱・慶北も35%p上がる

登録:2018-05-02 21:21 修正:2018-05-03 17:11


リアルメーター・韓国社会世論研の調査

20代9.8→58.7%、30代11.6→70.3%
60代以上でも17.2→58.8%に跳ね上がる
首都圏も「北信じるに値する」 64~71%に

板門店宣言に90.7%賛成
国会批准にも78.4%が共感
「平昌五輪から信頼積もったおかげ」

                    
    文在寅大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長が27日午後、板門店の徒歩橋で対話している=写真共同取材団//ハンギョレ新聞社

 世論調査の結果、韓国国民の10人中9人は南北平和協定締結を歓迎し、北朝鮮の非核化意志を信頼する国民が信頼しないという国民の2倍を越えることが分かった。4・27南北首脳会談以後72時間の間に表れたことだが、平壌(ピョンヤン)冷麺の一時的特需や鉄道株の瞬間的上昇程度で終わることではないようだ。個人によりそれぞれ数十年ずつ固まっていた対北朝鮮認識が変わり、理念地形の指標であった世代と地域まで跳び越えたという点で「地殻変動」に近いという評価が出てくる。

 世論調査専門機関であるリアルメーターは先月27日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が午前の首脳会談を終えた直後に全国成人500人を対象に緊急世論調査を実施した。「北朝鮮の非核化・平和定着の意志をどう見るか」と尋ねた。「板門店(パンムンジョム)宣言」が出る前の時点だった。にもかかわらずリアルメーターが30日公開したその半日の世論変化は、朝鮮半島に春が来つつあることを如実に示した。北朝鮮の意志を「信頼する」という回答は64.7%で、「信じない」(28.3%)に比べて2倍以上高かった。 国民の10人中6人以上が「今回は北朝鮮を信じるに値する」と見たわけだ。

                    
北朝鮮の非核化・平和定着の意志についてどう考えるか//ハンギョレ新聞社

 この日の調査で「これまで北朝鮮を信頼しなかった」と答えた人は78.3%、信頼していたという層は14.7%であった。この構図が首脳会談に入って半日で信頼64.7%、不信28.3%にひっくり返ったのだ。不信層(78.3%)だけで見れば、実に66.5%が「不信」から「信頼」に移ったわけだ。

                    
南北首脳会談時に見せた北朝鮮の非核化意志に対する評価//ハンギョレ新聞社

 太陽政策以後20年間、北朝鮮イシューは代表的な“南内部の葛藤”の素材だった。朝鮮半島危機状況の周期が短くなるたびに、南側は制裁と圧迫か、対話と交渉かという二者択一の前で保守と進歩に分かれた。大統領選挙と総選挙、地方選挙など大型政治イベントがこれらの葛藤を育てる触媒になった。今後、朝米首脳会談など変数が多いことは確かだが、当分このような南内部の葛藤は再演されにくいと見られる。リアルメーター調査によれば、すべての年齢層で北朝鮮に対する信頼度が急上昇したことが明らかになったためだ。30代(11.6%→70.3%)、40代(12.5%→66%)、50代(20.8%→71.1%)で50%ポイント以上上がり、20代(9.8%→58.7%)と60代以上(17.2%→58.8%)でも40%ポイント以上の変化が現れた。

 地域別に見ても、変化はソウル(13.3%→64.8%)と京畿・仁川(15.9%→71.1%)など首都圏地域だけに留まらなかった。保守層の票田である大邱(テグ)・慶尚北道(10.4%→45.3%)の認識変化は桑田碧海に近いという評価だ。

 リアルメーターの調査より標本の大きい韓国社会世論研究所(KSOI)の南北首脳会談関連世論調査でも、同じような結果が出ている。全国成人1018人を対象に先月28~29日に実施した世論調査で、「北朝鮮は非核化の意志がある」という回答は78.9%に達した。「非核化の意志がない」という回答は19.3%にとどまった。

 これは北朝鮮自体に対する認識変化とともに「朝鮮半島の運転者」論を掲げる韓国政府の交渉力と真正性に対する信頼が一緒になった結果と見られる。 南北首脳会談の成果を尋ねる問いに対し、85.9%は「成果があった」と答えた。 特に文在寅大統領が板門店宣言を通して明らかにした「今年中に終戦宣言、停戦協定を平和協定に転換」の方針に対しては、90.7%が賛成意見を表明した。

 このような世論の変化は、事実上自由韓国党独りが反対している板門店宣言の国会批准を圧迫する数値として現れている。 批准賛成意見は78.4%に達したが、批准反対は13%にとどまった。

 過去、北朝鮮が見せた数回の“約束破棄”の経験が反映されたためか、今後の南北関係の変化については比較的慎重な判断も伺えた。首脳会談以後の南北関係を尋ねる質問に対しては「根本的に変わるだろう」(59.6%)、「根本的に変わりはしないだろう」(34.8%)、「全く変わらないだろう」(4%)と、他の質問に比べて変化に対する肯定の比率が低かった。

 韓国国民の対北朝鮮認識の変化を、イメージに偏った即興的変化とは見難いという分析もある。平昌(ピョンチャン)冬季五輪を前後に、韓国と北朝鮮が積み重ねてきた信頼の重さが反映された側面があるということだ。3月中旬に韓国ギャラップが実施した「北朝鮮の態度変化の有無」を尋ねる世論調査で回答者の53%が「変わった」と答えたが、これは1月の金正恩国務委員長の新年の辞直後のギャラップの同じ調査の結果より2倍近く増加した数値だった。

 今回の世論調査は、リアルメーターが信頼水準95%で標本誤差±4.4%ポイント、応答率5%、 韓国社会世論研究所(KSOI)が信頼水準95%で標本誤差±3.1%ポイント、応答率12.2%だった。 詳しくは中央選挙世論調査審議委員会のホームページを参照。
キム・ナミル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

文正仁氏はこのほど米外交誌への寄稿で、平和協定が締結されれば在韓米軍の韓国駐留の正当化は難しいとの見解を示した。 

2018-05-03 | 板門店宣言を歓迎する
「在韓米軍は韓米同盟の問題」 平和協定締結とは別物=文大統領

2018/05/02 10:30


【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2日、在韓米軍について「韓米同盟の問題」とし、「(朝鮮戦争の休戦協定から転換される)平和協定の締結とは何の関連もない」と述べた。青瓦台(大統領府の)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が同日の会見で、「文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官の在韓米軍に関する発言に対する文大統領の言葉」として伝えた。

                    
                     文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)


 文正仁氏はこのほど米外交誌への寄稿で、平和協定が締結されれば在韓米軍の韓国駐留の正当化は難しいとの見解を示した。 

 また、金報道官は「任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長が先ほど文特別補佐官に電話し、文大統領のこうした言葉を伝え、大統領の立場との混線が起きないようにしてほしいと要請した」と説明した。 

mgk1202@yna.co.kr

「最大の問題として朝鮮半島の非核化、そして北東アジアの平和体制の構築――この二つをしっかり一体で進める

2018-05-03 | 板門店宣言を歓迎する
米朝会談―非核化と平和体制の構築を一体で進める包括合意を
志位委員長が語る


 日本共産党の志位和夫委員長は1日、南北首脳が朝鮮戦争の終結や「完全な非核化」などが盛り込まれた「板門店宣言」を合意した成果を踏まえ、米朝首脳会談への期待について問われ、「最大の問題として朝鮮半島の非核化、そして北東アジアの平和体制の構築――この二つをしっかり一体で進める包括的な合意がつくられることを期待したい」と表明しました。東京都内で行われた中央メーデー後、記者団に答えました。

 さらに、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に日本人拉致問題を提起したことについては、「(文大統領が)先方に伝えたというのは誠意ある対応だと思います」と述べました。その上で、「ただこの問題は他国任せでは解決しない問題です。やはり日朝両政府間の交渉が必要になってきます。今の状況のもとで、日朝首脳会談も真剣に検討すべきだと思います」と強調しました。

南北首脳会談で、北東部・豊渓里の核実験場を5月中に閉鎖し、韓国と米国の専門家やメディアを招いて公開する意向を示した。

2018-05-02 | 板門店宣言を歓迎する
北核実験場の閉鎖 国連も確認を=文大統領が国連事務総長に要請

2018/05/01 15:54

【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は1日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が同日に国連のグテレス事務総長と電話会談し、「北の核実験場の閉鎖現場を国連も一緒に確認してほしい」と要請したと明らかにした。

                    
                    文大統領(左)とグテレス氏(資料写真)=(聯合ニュース)

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は4月27日に文大統領と行った南北首脳会談で、北東部・豊渓里の核実験場を5月中に閉鎖し、韓国と米国の専門家やメディアを招いて公開する意向を示した。

 金報道官によると、文大統領はグテレス事務総長に対し、南北首脳会談の「板門店宣言」に盛り込んだ、軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)を実質的な平和地帯にするという合意に関連し、「平和地帯化のプロセスを国連も参観し、履行を検証してほしい」とも求めた。

 グテレス氏は「喜んで協力する用意がある」と応じた。

tnak51@yna.co.kr

ポンペオ氏は極秘会談で「金氏は非核化について話し合い、その目標を達成するための行程を示す用意がある」と言及したと指摘。

2018-05-01 | 板門店宣言を歓迎する
「非核化行程示す準備」
北朝鮮表明 米側明かす
金・ポンペオ氏会談時


 【ワシントン=池田晋】ポンペオ米国務長官は29日放送の米ABCテレビとのインタビューで、4月初めに北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と秘密会談を行った際に、金氏が「非核化の行程を示す準備がある」との意向を示していたことを明らかにしました。また、拘束中の米国人の問題に加え、非核化を検証する「仕組み」についても北朝鮮側とすでに議論したと述べました。

 ポンペオ氏は、国務長官就任前の極秘訪朝について、米朝首脳会談の下準備として、トランプ大統領の目的が達成できるかどうかを見定めるためのものだったと説明。北朝鮮との議論は「生産的なものだった」とし、「(目標を達成する)真の機会がそこにあると信じている」と米朝首脳会談の成功に改めて自信を示しました。

 また、ポンペオ氏は極秘会談で「金氏は非核化について話し合い、その目標を達成するための行程を示す用意がある」と言及したと指摘。「私は米国人拘束者の解放について話をし、それから、完全で、検証可能、不可逆的な(非核化の)メカニズムとしてどのようなものがありえるかについても相当議論した」と述べました。

 非核化の検証方法をめぐっては、「非核化の達成を証明する諸段階が必要になる」と説明。「約束や言葉は真に受けず、行動を求めることになる」とも述べ、過去の試みとの違いを強調しました。

しんぶん赤旗

全世界にとって非常に喜ばしいニュース」だとしたうえで、「金委員長との会談を待ちわびており、朝米首脳会談でも非常に良い成果をあげられるだろう」

2018-04-30 | 板門店宣言を歓迎する
トランプ米大統領「朝米会談3~4週以内に開かれるだろう」
登録:2018-04-29 22:20 修正:2018-04-30 07:02


文大統領と電話会談…時期繰り上げ朝米会談場所も2~3カ所に絞る 
大統領府「北朝鮮や米国、板門店ではない」

                    
文在寅大統領とドナルド・トランプ米大統領//ハンギョレ新聞社

 大統領府が29日、朝米首脳会談と関連し、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領とドナルド・トランプ米大統領が28日の電話会談で、(会談場所の)候補地を2~3カ所に絞った」とし、「北朝鮮や米国、板門店(パンムンジョム)ではない」と明らかにした。時期と関連し、大統領府は「朝米首脳会談とそれに先立って開かれる韓米首脳会談の日程が繰り上げられる可能性がある」と述べた。トランプ大統領は5月開催の可能性を示唆した。

 キム・ウィギョム大統領府報道官は同日の記者会見で「文大統領が28日夜9時15分から10時30分まで、1時間15分間にわたってトランプ大統領と電話会談を行い、朝米首脳会談の成功的開催に向けた方策について幅広く意見を交換した」とし、「時期と関連し、南北首脳会談の成功のモメンタム(動力)を維持するためには、朝米首脳会談をなるべく早期に開催するのが望ましいということで、意見の一致を見た」と述べた。トランプ大統領は同日、ミシガン州で開いた集会で「北朝鮮との会談が3~4週間以内に開かれるだろう」とし、5月中の朝米会談の開催を示唆した。これに伴い、5月中旬に予定された韓米首脳会談も繰り上げられるものとみられる。

 朝米首脳会談の場所と関連しても、両首脳は候補地を2~3カ所に絞り、意見を交換した。大統領府関係者は「両首脳が各場所の長所と短所について意見を交換した。文統領が先に発言した部分もある」とし、「北朝鮮や米国、板門店(パンムンジョム)ではない」と話した。韓米首脳は南北米会談についても話し合ったという。

 電話会談でトランプ大統領は「板門店宣言を通じて完全な非核化を通じた核のない朝鮮半島の実現目標を確認したのは、南北だけでなく、全世界にとって非常に喜ばしいニュース」だとしたうえで、「金委員長との会談を待ちわびており、朝米首脳会談でも非常に良い成果をあげられるだろう」として、期待感を示した。彼は南北首脳による終戦宣言の合意にも共感を示した。キム報道官は「文大統領がトランプ大統領の強力な支援に重ねて謝意を表明し、『トランプ大統領に会ったら、気が合いそうだ』という北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の言葉も伝えた」と話した。彼は「トランプ大統領が『文大統領からの電話はいつでも最優先で受ける』として、緊密な韓米協力が非常に緊要だと強調した」と伝えた。
ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

今後解決しなければならない課題の一つは合意内容の“履行”問題だ。特に今回の合意を国会の批准同意を経て法的効力を担保することがその核心関心事だ。

2018-04-29 | 板門店宣言を歓迎する
板門店宣言「国会同意」受けることに
登録:2018-04-28 00:17 修正:2018-04-28 06:14


合意内容を法制化し履行の意志
文在寅大統領と金正恩国務委員長が27日午後、板門店の平和の家で開かれた南北首脳会談で、朝鮮半島の平和、繁栄、統一のための板門店宣言文に署名し、お互い手を取り上に掲げている//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、4・27首脳会談で「朝鮮半島の平和、繁栄、統一のための板門店(パンムンジョム)宣言」(以下、板門店宣言)を出したが、今後解決しなければならない課題の一つは合意内容の“履行”問題だ。特に今回の合意を国会の批准同意を経て法的効力を担保することがその核心関心事だ。

 大統領府は首脳会談後に出した説明資料で「法的根拠と手続きにより透明かつ速かに後続措置を推進する」として「板門店宣言は“南北関係の発展に関する法律”第21条により、南北合意書の締結・批准に関する法的手順を踏み発効される」と明らかにした。それと共に閣僚会議審議→大統領批准→国会同意→公布という推進順序も提示した。

 南北合意を法制化し履行の拘束力を高めなければならないということは、文大統領の以前からの信念だ。2000年と2007年の首脳会談でそれぞれ6・15共同宣言と10・4首脳宣言を導き出したが、実行できずにうやむやになった経験を繰り返してはならないということだ。文大統領は先月21日、南北首脳会談準備委会議でも「南北首脳会談で合意した内容を制度化しなければならない」として「今回南北合意が出てくれば、過去二度の首脳会談で合意した基本事項を盛り込み国会批准を受けるよう準備しろ」と指示した。

 この日の「板門店宣言」でも、両首脳は「すでに採択された南北宣言とすべての合意を徹底的に履行することにより、関係改善と発展の転換的局面を開くことにした」と明らかにした。金委員長は宣言文発表記者会見で「今日の合意が歴代合意書のように口火を切っただけでうやむやになるという歴史を繰り返さないよう、私たち二人が緊密に協力する」と述べた。

 だが、国会批准は野党の合意が必要で険しい道が予想される。さっそく洪準杓(ホン・ジュンピョ)自由韓国党代表は、首脳会談の結果に対して「金正恩が唱えたとおりに書いたもの」とし「結局、金正恩と文在寅政権が合作した南北偽装平和ショーに過ぎなかった」と猛非難した。

 大統領府はこの日、説明資料で「国会同意の有無は今後法制処など関連部署間の検討を経て決定」すると明らかにしたが、これは北朝鮮を条約締結の相手“国家”と見るのかについての憲法的論議の他にも、国内の政治状況まで考慮して身動きの幅を広げたという解釈も可能だ。
ファン・ジュンボム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

金委員長は「来てみれば分かるが、従来の実験施設より大きい二つの坑道がさらにある。これは健在だ」と述べ・・・

2018-04-29 | 板門店宣言を歓迎する
金正恩氏「5月中に核実験場閉鎖」 韓米の専門家ら招き公開

2018/04/29 11:57


【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は27日の文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領との首脳会談で、北朝鮮北部の核実験場を5月中に閉鎖すると表明した。公開の透明性を確保するため韓米の専門家やメディアを招く意向も示した。韓国青瓦台(大統領府)の尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官が29日の記者会見で明らかにした。

                                        
                    板門店宣言を発表し、握手する文大統領(右)と金委員長=27日、板門店(聯合ニュース)

 金委員長は「来てみれば分かるが、従来の実験施設より大きい二つの坑道がさらにある。これは健在だ」と述べ、使用不能だから核実験場を閉鎖するのではないかとの国際社会の指摘に反論した。

 また、「米国が北に対し体質的に拒否感を持っているが、われわれと対話すれば私が南側や太平洋上に核を発射したり米国を狙ったりする人間ではないことが分かるだろう」と強調。「今後頻繁に会って米国と信頼を積み重ね、(朝鮮戦争の)終戦と不可侵を約束するなら、われわれがなぜ核を持って困難に生きるだろうか」と述べた。

 さらに「朝鮮戦争のつらい歴史を繰り返さない。韓民族の地で再び血が流れることがあってはならない」とした上で、「決して武力を使用しないことを明言する」と表明した。

 北朝鮮は20日の朝鮮労働党中央委員会総会で北東部・豊渓里の核実験場閉鎖と核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験中止を表明している。

 金委員長はそのほか、韓国より30分遅い北朝鮮の標準時を韓国の標準時に統一すると表明した。南北首脳会談が行われた板門店の韓国側施設「平和の家」で待機室に韓国時間と北朝鮮時間を示す二つの時計が並んで掛けられているのを見て「非常に胸が痛かった」と話したという。

ikasumi@yna.co.kr

金正恩委員長と文在寅大統領は板門店で対面し、分断の象徴とされた場所から戦争の影を消していった。

2018-04-28 | 板門店宣言を歓迎する
北南首脳が板門店で示した希望と確信
平和そして統一へ、新たな歴史の始まり
境界線を越えて


全世界が見守る中、朝鮮半島分断の象徴であった板門店が、平和の象徴となった。金正恩委員長と文在寅大統領が北南を隔てる軍事境界線を越えて対面し、戦争なき時代の開幕を宣言した。

委員長と大統領の初対面は、破格な出来事の連続であった。両首脳は軍事境界線上で握手を交わし、委員長が境界線を越えて南の地を踏んだ。大統領が「私は、いつ頃越えられるだろうか」と問い、委員長は手を差し伸べ「それでは、いま越えますか」と応えた。北南首脳は手をつなぎ、境界線を越え、北と南を往来した。すべての民族が心を一つにして前進すれば、分断を克服し、統一を実現することができるという希望と確信を両首脳はたった十数秒間の場面で示して見せた。

首脳会談場となる板門店の南側地域「平和の家」の前では、委員長を歓迎する式典が行われた。式典終了後、事前発表のスケジュールにはなかった場面がまたしても繰り広げられた。委員長と大統領が北南の随行員たちと握手し、ときおり笑顔を見せながら会話を交わした。そして大統領の提案で両首脳と随行員たちがその場で記念写真を撮ることになった。一部のメンバーは旧知の仲ということもあり、和やかな雰囲気になった。委員長と大統領は2月と3月に自らの特使を派遣、両首脳の側近たちがソウル、平壌を訪れた。特使交換を通じてすでに間接対話を十分に行った両首脳のお互いに対する信頼感が記念写真の場面にも垣間見えた。

                    
                    談話する金正恩委員長と文在寅大統領(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

南は今回の首脳会談の標語を「平和、新たな出発」とした。首脳会談場に到着した委員長は、芳名録に「新しい歴史はこれから、平和の時代、歴史の出発点にて」と記した。板門店での首脳会談は、同じ目標を掲げた北と南の以心伝心を感じさせる場面で始まった。
守勢に立つ米国

首脳会談では、北南関係を改善し、朝鮮半島の平和と繁栄、統一を実現するために取り組むべき諸問題が議論された。首脳間で虚心坦懐で真摯かつ率直な話し合いが行われ、その結果が板門店宣言としてまとめられた。

今年1月1日に委員長の新年の辞が発表されてから約4カ月の間に北南関係はダイナミックに進展した。平昌オリンピックでの北南合同入場、北南単一チーム結成の興奮が、板門店における首脳会談と平和宣言発表の感動に繋がった。

「両首脳は、朝鮮半島ではもはや戦争は起きず、新しい平和の時代が到来したことを闡明した」

北南首脳が一日の会談で戦争と平和をテーマにした重大合意を導き出せた最大の要因は、朝米対決構図の劇的変化だ。昨年、朝鮮は国家核武力を完成させ、長年の交戦国である米国に対し、核戦争威嚇と朝鮮敵視政策の放棄を迫る地位を固めた。一方、守勢に立たされた米国のトランプ政権は、年始からの北南融和と対話の流れに沿って朝米首脳会談に臨む意向を明かした。そして、北南首脳会談の直前に開かれた朝鮮労働党中央委員会総会は 核実験と大陸間弾道ロケット試射の中止、核実験場の廃止を決定。力のレベルを目標に到達させ、国家と人民の安全を担保したことに基づき、核兵器なき世界の建設に積極的に貢献していく立場を表明することで「非核化」を主張する米国との対話を前に先手を打った。

米国は朝鮮に戦争を仕掛けることができなくなり、北南の軍事的対立を煽ることが、自国の国家安全保障を脅かす状況に置かれている。分断と戦争の元凶である米国が、北南首脳による平和宣言を受け入れ、歓迎する構図は、金正恩委員長が板門店を訪れる前につくられていた。

首脳会談の冒頭発言で、文在寅大統領が「今日のような状況をつくりだした金正恩委員長の勇断にいま一度、敬意を表したい」と述べたのも、単なる社交辞令ではなかったはずだ。
手と手を握り合い

板門店は65年前、停戦協定が締結された場所だ。戦争でも平和でもない状態が長く続いてきた。境界線を挟んで北南が軍事的に対峙する構図を維持するため米国はあらゆる手段を講じてきた。

しかし、金正恩委員長と文在寅大統領は板門店で対面し、分断の象徴とされた場所から戦争の影を消していった。首脳会談以外にも平和と繁栄を祈願する記念植樹を軍事境界線上で行い、周辺を共に散策し、なごやかに談笑した。それらの場面は、すべて生中継された。

板門店宣言発表後、「平和の家」の前では歓送行事が行われた。民族和合の雰囲気が最高潮に達する中、両首脳は手と手を固く握り合っていた。分断を強いられ、同族相残の戦争を経験した民族が自らの力で平和と統一を実現する。2018年4月27日、世界は新たな歴史のスタートを目撃した。

(金志永)

関連各国が対話の流れを継続し、非核化および“政治的解決”プロセスを推進しなければならず、中国もまたそのために積極的役割を果すと明らかにした。

2018-04-28 | 板門店宣言を歓迎する
中国「板門店宣言、祝福とともに歓迎」
登録:2018-04-27 23:18 修正:2018-04-28 06:10



中国外交部報道官声明「南北は一つの民族」 
「相互信頼と関係改善を一貫して支持」
習近平・中国国家主席//ハンギョレ新聞社

 中国政府は11年ぶりに開かれた4・27南北首脳会談が「朝鮮半島の平和、繁栄、統一のための板門店(パンムンジョム)宣言」(以下、板門店宣言)を出したことに対して「祝福とともに歓迎する」という立場を明らかにした。

 中国外交部の陸慷報道官は27日午後、声明を出してこのように明らかにし「朝鮮(北)と韓国は一つの民族で、中国は両側が対話と交渉を通じて相互信頼を積み上げ、互いに関係を改善することを一貫して支持する」と明らかにした。陸報道官は「これは両側とこの地域の共同利益に合致し、国際社会の共同の期待」として、南北が今回の会談成果を実質的に結実させることを注文した。

 ただし陸報道官は、板門店宣言が南・北・米、または南・北・米・中の対話体を取り上げ論じたことを意識したように、かつて中国が議長国を務めた北朝鮮核6カ国協議を特定して論じはしなかった。彼は、関連各国が対話の流れを継続し、非核化および“政治的解決”プロセスを推進しなければならず、中国もまたそのために積極的役割を果すと明らかにした。

 華春蛍報道官も定例ブリーフィングで「今朝私たち皆がテレビを通じて南北首脳が板門店の軍事境界線を越えて握手する歴史的な会談の最初の瞬間を見た。中国は、南北首脳が歴史的な第一歩を踏み出したことに拍手を送り、彼らが見せた政治的決断と勇気を高く評価する」と話した。彼女はさらに「長い苦難を経験した兄弟は、相逢うて一笑すれば憎しみは消える」という文豪魯迅の詩句を引用して「中国は歴史的な会談が肯定的成果を上げることを心より望む。歴史的な板門店会談を契機に、朝鮮半島に新しい長い安定の道を開く第一歩になることを期待する」と話した。

 こうした立場は会談を眺める中国政府の態度を率直に反映したものと見られる。中国の対外政策の核心目標である「朝鮮半島の安定」が達成されることを願うという期待を明らかにしながらも、その過程には時間と努力が必要だという見通しを「第一歩」という表現の中に込めた。中国政府は北朝鮮核問題解決のために、中国がさらに踏み出さなければならないという米国などの要求に対して「双中断」(北朝鮮の核・ミサイル開発と韓米の大規模軍事演習の同時中断)を折衷案として掲げ、朝鮮半島情勢の安定化を試みてきた。

 金景一・北京大学教授は「朝米首脳会談は南北首脳会談とは別個の軌道に乗ったと見るが、今回の会談結果は朝米会談の推進にも力を与えることができると見る。米国にとっても強く必要な状況であるので、朝米会談は正常になされると見る」と見通した。

 6カ国協議の参加国であるロシアも、朝鮮半島情勢の安定に寄与するだろうと評した。ロシア連邦安保会議のニコライ・パトルシェフ書記は「モスクワは朝鮮半島での軍事衝突が回避されることを望む。首脳会談が地域情勢を改善させることを期待する」と話した。官営タス通信も「金委員長が韓国を訪問した最初の指導者になった」と評価して、「(南北間に)直接対話が始まったことはきわめて鼓舞的なことだ。これ以外に代案はない」というコンスタンチン・コサチョフ上院外交委員長の反応を伝えた。
北京/キム・ウェヒョン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

南北首脳会談の成果を踏まえ、米朝首脳会談が大きな成功をおさめることを、強く期待する。

2018-04-28 | 板門店宣言を歓迎する
歴史的な南北首脳会談と「板門店宣言」を心から歓迎する
日本共産党幹部会委員長 志位 和夫



 日本共産党の志位和夫委員長は27日、韓国・板門店で行われた南北首脳会談について、次の談話を発表しました。

 一、韓国(大韓民国)の文在寅大統領と、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金正恩国務委員長が本日、板門店の韓国側施設で南北首脳会談を行った。

 金委員長が北朝鮮指導者として歴史上初めて韓国側に足を踏み入れ、文大統領は、そのことによって「板門店は分断の象徴ではなく、平和の象徴になった」と述べた。今回の南北首脳会談は、文字通りの歴史的会談となった。

 一、両首脳は、「板門店宣言」に署名し、その中で「完全な非核化を通じて核のない朝鮮半島を実現する」「(朝鮮戦争の)終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で堅固な平和体制構築のための南北米3者または南北米中4者会談の開催を積極的に推進していく」「民族的和解と平和繁栄の新たな時代を立ち起こし、南北関係をいっそう積極的に改善し発展させていく」ことなどに合意した。

 「板門店宣言」は、朝鮮半島の非核化と、北東アジアの平和体制の構築に向けた大きな前進である。日本共産党はそれを心から歓迎する。

 一、今回の合意が履行され、73年間に及ぶ南北分断と対立が解消に向かい、南北の人々が平和と繁栄のなかで暮らせるようになり、統一に向かうことを心より願う。

 文大統領自身が、今回の首脳会談を米朝首脳会談への「道案内」と位置づけているように、南北、米朝の二つの首脳会談は密接につながっている。南北首脳会談の成果を踏まえ、米朝首脳会談が大きな成功をおさめることを、強く期待する。

今回の首脳会談が朝鮮半島での分断と対決を終わらせ、新しい時代を開く出発点になることを確信している」との立場を発表した。

2018-04-27 | 板門店宣言を歓迎する
板門店宣言 民団と総連が「歓迎」表明

2018/04/27 20:59


【東京聯合ニュース】在日本大韓民国民団(民団)と在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)は27日、南北首脳が会談し「板門店宣言」に署名したことについて、いずれも歓迎するコメントを出した。

 民団は談話文を発表し、「今回の南北首脳会談で南北関係の歴史的な改善と和解につながる終戦宣言に合意したことを歓迎する。北朝鮮が非核化し、民主化する大きな転換点となる」と期待を示した。

 朝鮮総連側も「共同宣言に接し、総連と在日同胞は大きな喜びと希望に沸いている。今回の首脳会談が朝鮮半島での分断と対決を終わらせ、新しい時代を開く出発点になることを確信している」との立場を発表した。

csi@yna.co.kr

[全文] 「朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた板門店宣言
登録:2018-04-27 20:28



(1)南と北は、わが民族の運命は自ら決定するという民族自主の原則を確認し、すでに採択された南北宣言とすべての解放を徹底的に履行することで、関係改善と発展の転換的局面を切り開いていくことにした。

(2)南と北は、高官級会談をはじめとする各分野の対話と交渉を早期に開催し、首脳会談で合意された問題を実践するための積極的な対策を打ち立てていくことにした。

(3)南と北は、当局間協議を緊密に行い、民間交流と協力を円満に保障するために、双方の当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城地域に設置することにした。

(4)南と北は、民族的和解と団結の雰囲気を高めていくために、各界各層の多面的な協力と交流往来と接触を活性化することにした。

内部では6.15をはじめ、南と北双方に意義がある日を機に、当局と国会、政党、地方自治体、民間団体など各界各層が参加する民族共同行事を積極的に推進し、和解や協力の雰囲気を高揚させ、外部では2018年アジア競技大会をはじめ、国際試合に共同で進出し、民族の知恵と才能、結束した姿を全世界に誇示することにした。

(5)南と北は、民族分断によって発生した人道問題を早急に解決するために努力し、南北赤十字会談を開催して離散家族・親戚の再会を含む諸問題を協議し、解決していくことにした。

さしあたって、8.15を機に離散家族・親戚の再会を進めることにした。

(6)南と北は、民族経済の均衡的発展と共同繁栄を実現するために、10.4宣言で合意された事業を積極的に推進し、1次的に東海(トンヘ)線と京義(キョンウィ)線鉄道と道路を連結し現代化して活用するための実践的対策を取ることにした。

2.南と北は、朝鮮半島で対立する軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するために共同で努力する。

(1)南と北は、地上や海上、空中をはじめすべての空間で軍事的緊張と衝突の根源となる相手に対する一切の敵対行為を全面的に中止することにした。

さしあたって、5月1日から軍事境界線付近で拡声器放送とビラ散布を含むすべての敵対行為を中止し、その手段を撤廃し、今後非武装地帯を実質的な平和地帯に作っていくことにした。

(2)南と北は、西海の北方境界線一帯を平和水域とし、偶発的な軍事的衝突を防止し、安全な漁労活動を保障するための実際的な対策を打ち立てていくことにした。

(3)南と北は、相互協力と交流、往来と接触が活性化することによる様々な軍事的保障対策を取ることにした。

南と北は双方の間で提起される軍事的な問題を遅滞なく協議・解決するために、国防部長官会談をはじめとする軍事当局者会談を自主開催し、5月中にまず将官級軍事会談を開くことにした。

3.南と北は、朝鮮半島の恒久的で堅固な平和体制構築のために積極的に協力する。

朝鮮半島の非正常な現在の停戦状態を終息させ、確固たる平和体制を樹立するのは、これ以上先送りできない歴史的課題である。

(1)南と北は、いかなる形の武力も互いに使用しないときに対する不可侵合意を再確認し、厳格に遵守していくことにした。

(2)南と北は、軍事的緊張が解消され、互いの軍事的信頼が実質的に構築されることによって、段階的に軍縮を実現していくことにした。

(3)南と北は、停戦協定締結65年になる今年、終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で堅固な平和体制構築に向けた南北米3者または南北米中4者会談の開催を積極的に推進していくことにした。

(4)南と北は、完全なる非核化を通じて、核のない朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認した。

南と北は、北朝鮮側が取っている主導的な措置が朝鮮半島の非核化に向けて非常に有意義で重大な措置であるという認識を共にし、今後それぞれ自分の責任と役割を果たすことにした。

南と北は、朝鮮半島の非核化に向けた国際社会の支持と協力に向けて積極的に努力することにした。

両首脳は定期的な会談と直通電話を通じて、民族の重大事を頻繁に真剣に議論し、信頼を強固にして、南北関係の持続的な発展と朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた良い流れをさらに拡大していくために、共に努力することにした。

さしあたって、文在寅大統領は今年秋に平壌を訪問することにした。

2018年4月27日
板門店
大韓民国大統領 文在寅
朝鮮民主人民共和国国務委員会委員長 金正恩