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「不可逆的」という表現:「河野談話」などを否定する発言を繰り返すことを念頭に置いたものだ。

2015-12-31 | しんぶん赤旗より
「慰安婦」問題 日韓合意
少女像・記憶遺産…両政府で見解の相違



 日本と韓国は28日の外相会談で「慰安婦」問題の解決策に合意して以降、在韓日本大使館前に「慰安婦」の象徴として設置された少女像をめぐる問題や国連教育科学文化機関(ユネスコ)記憶遺産への登録申請などについて、両国政府の間で見解の違いが相次いで明らかになっています。 (栗原千鶴)

 日本の複数のメディアは30日、韓国政府が設立する財団に日本政府が約10億円を拠出する問題で、「(日本政府は)拠出前に少女像が撤去されるように要請した」「少女像を移転することが財団への拠出の前提になっていることは、韓国と内々に確認している」と報じました。

 外相会談の合意では少女像について、「韓国政府としても可能な対応の方向性について関連団体との協議などを通じて適切に解決されるよう努力する」ことになっています。

 これについて岸田文雄外相は28日、日本メディアに対し、「適切に移転される」と発言しました。

 韓国政府当局者はこれに反発。現地メディアに「完全にねつ造だ」と述べ、「会談や交渉の過程で日本がそのような主張をしたこともない。関連団体との協議を通じて適切解決されるように努力するということがすべて」と強調しました。

 中国と韓国が「慰安婦」に関する資料の世界記憶遺産登録を目指していることについても食い違いが見られます。

 岸田氏は28日、「韓国が(登録の)申請に加わることはないと認識している」と発言。これに対して韓国外務省報道官は29日、「事実無根」として、「この問題は民間団体主導で推進中の事案だ」と述べました。

 また、「最終的かつ不可逆的に解決されることを確認」したとする内容について、韓国の政府当局者は「不可逆的というのは相互に当てはまる。日本側が『謝罪』、『反省』、『責任の痛感』に反したことをしたら合意違反になる」との認識だと表明しました。

 中央日報は、日本側が「不可逆的」に固執したとの報道に対し「事実と違う」という政府当局者の発言を掲載。「不可逆的」という表現を入れる問題は交渉中に韓国側が先に提起したもので、日本の政治家が初めて「慰安婦」の強制性を認めた「河野談話」などを否定する発言を繰り返すことを念頭に置いたものだとしています。

参院選後に「倍返し」で負担増と給付減を押し付けようとしています。

2015-12-30 | しんぶん赤旗より
参院選後に「倍返し」社会保障削減計画ズラリ
安倍内閣 参院選で厳しい審判を


 安倍内閣は、2016年度予算案や15年度補正予算案について「少子高齢化に正面から挑戦し、地方創生も本格的に展開していく」と売り込んでいます。しかし、国民の要求にはほど遠く、参院選後に「倍返し」で負担増と給付減を押し付けようとしています。

 16年度予算案と15年度補正予算案では、「低年金者への3万円の臨時給付金」「第2子以降の児童扶養手当の倍増」など給付の一部を増やしたり、「多子世帯・ひとり親世帯の保育料軽減」など負担軽減を盛り込みました。

 「希望出生率1・8」「介護離職ゼロ」を掲げ、保育と介護の受け皿を整備することも掲げています。参院選を意識して、“生活・社会保障支援”をアピールするねらいです。

 しかし、「3万円の臨時給付金」といっても、年金は毎年、削減されており、来年は物価上昇にもかかわらず改定率をゼロとします。その上、消費税10%が押し付けられることになれば、給付金など吹き飛んでしまいます。

 「児童扶養手当の倍増」といっても収入に応じて支給額を減らします。「多子世帯の保育料軽減」も地方自治体がすでに行っていることを後追いしただけです。
子育て給付金廃止

 一方で、子育て世帯への臨時特例給付金(14年度1万円、15年度3000円)は16年度から廃止します。

 「介護離職ゼロ」にするといいますが、追加する整備目標は10万人分で、特別養護老人ホームの待機者52万人にも及ばない目標です。

 重大なのは、「改革工程表に沿って社会保障制度改革を着実に実行する」としていることです。

 「改革工程表」とは、医療、介護、年金、生活保護など社会保障の全面的改悪を実行する段取りと日程を明記したもの。予算案発表と同時に開かれた経済財政諮問会議で25日、決定されました。参院選後に政府の審議会で議論を開始し、年内に結論を出して実行に移すことを明記しています。
医療崩壊に拍車

 医療では、「入院部屋代の引き上げ・対象拡大」「75歳以上の窓口負担を1割から2割に引き上げる」など負担増・給付減がズラリと並んでいます。いずれも「16年末までに結論」「17年度から推進」としています。「医療難民」といわれる医療崩壊の危機に拍車をかけるだけです。

 介護では、「要介護1・2の人を介護保険から外す」、「利用料を1割から2割へ引き上げ」と明記されています。年金では、「物価下落時にも年金を削減」することや、「支給開始年齢の引き上げ」を掲げ65歳以上に支給を遅らせることもねらっています。

 生活保護では、「就労しない受給者への保護費減額」など削減をさらに強めようとしています。

 社会保障の削減には、「(小泉政権時代の)社会保障関係費の機械的削減を想起させる」(日本医師会)と批判の声が上がっています。国民との深刻な矛盾は避けられません。参院選で厳しい審判を下すことが重要になっています。 (深山直人)


国会開会式が、現行憲法の主権在民の原則と精神にふさわしいものとなるよう、抜本的改革を!

2015-12-25 | しんぶん赤旗より
国会開会式 日本共産党出席へ 引き続き民主的改革を要求
志位委員長が表明


 日本共産党の志位和夫委員長は24日、国会内で記者会見し、国会開会式についての党の対応について以下の通り表明しました。


 一、日本共産党はこれまで、日本国憲法の主権在民の原則に逸脱する、国会開会式のやり方を根本的に再検討することを提案するとともに、その意思表示として、開会式に欠席してきました。

 わが党が問題としてきたことは、おもに二つの点です。

 第一に、開会式の形式が、「主権在君」の原則にたち、議会は立法権を握る天皇の「協賛」機関にすぎなかった、戦前の大日本帝国憲法下の「開院式」の形式をそのまま踏襲するものになっているということです。

 第二に、以前の開会式では天皇の「お言葉」のなかに、米国政府や自民党政府の内外政策を賛美・肯定するなど、国政に関する政治的発言が含まれていました。これは、日本国憲法が定めている、天皇は「国政に関する権能を有しない」という制限規定に明らかに違反するものでした。

 わが党は、国会開会式が、現行憲法の主権在民の原則と精神にふさわしいものとなるよう、抜本的改革を求めてきました。

 一、その後、開会式での天皇の発言に変化が見られ、この三十数年来は、儀礼的・形式的なものとなっています。天皇の発言の内容には、憲法からの逸脱は見られなくなり、儀礼的・形式的な発言が慣例として定着したと判断できます。

 一方で、開会式の形式が戦前をそのまま踏襲するものとなっているという問題点は、現在においても変わりがないということも、指摘しなければなりません。

 一、こういう状況を踏まえての今後の対応について表明します。

 日本共産党としては、三十数年来の開会式での天皇の発言の内容に、憲法上の問題がなくなっていることを踏まえ、今後、国会の開会式に出席することにします。

 同時に、開会式の形式が、戦前をそのまま踏襲するものとなっているという問題点は、根本的な再検討が必要であることに変わりはありません。わが党は、それが、現行憲法の主権在民の原則と精神にふさわしいものとなるよう、引き続き抜本的改革を強く求めていきます。そうした抜本的改革を実現するうえでも、今後は、開会式に出席することがより積極的な対応になると、判断しました。


 志位委員長は同日、大島理森衆院議長と面会し、開会式出席を報告するとともに、民主的改革について検討するよう要請しました。同議長は「承りました」と述べました。
国会開会式問題 志位委員長会見
記者との一問一答

 日本共産党の志位和夫委員長が24日の会見で行った、国会開会式対応に関する記者団との一問一答は以下の通りです。

 ――国会開会式の改革を実現するうえでも出席することが積極的な対応になるといわれました。それはどういうことですか。

 志位  さきほどのべたような状況のもとで、欠席という態度を続けた場合には、わが党が天皇制反対という立場で欠席しているとの、いらぬ誤解を招き、憲法の原則と条項を厳格に順守するために、改革を提起しているという真意が伝わりにくいという問題があります。その点で、出席した場合には、そうした誤解を招くことなく、憲法順守のための改革を提起しているという、私たちの真意がストレートに伝わることになると考えました。そういう意味で、抜本的改革の実現のためにも、今回の対応がより積極的な対応になるという判断をしました。

 ――開会式の形式の改革とは具体的にはどういうことですか。

 志位  天皇のために、特別に高い「玉座」が設けられ、そこで「お言葉を賜る」という形式というのは、現憲法の主権在民の原則と精神に反するものであって、抜本的改革が必要だということです。

 ――なぜ今年のタイミングでこうした方針をとったのですか。「国民連合政府」の構想と関連があるのですか。

 志位  なぜ今かというご質問ですが、政局への対応とかかわって、今回の決定をしたわけではありません。この三十数年来の天皇の発言の全体を見た場合に、憲法上の問題はなくなっている、そういう状況が慣例として定着していると、判断したということにつきます。

 ――よそから見たら、共産党が普通の党になっていくという一環みたいなことでしょうか。

 志位  普通の党というあなたの質問がどういう意味か分かりませんが、私たちが一貫して言っている開会式の民主的改革の提起というのは、将来の政治制度をどうするかという角度から提起しているのではないのです。現在の日本国憲法の原則と精神と諸条項を厳格に貫くという立場から一貫して対応しております。それは一貫しております。

 ――共産党は戦後最初からずっと開会式に出席してこなかったのですか。

 志位  1947年、新憲法下での第1回国会当時、日本共産党所属の一部議員が開会式に出席したことがあります。そのやり方を見聞した後、ずっと欠席してきました。

 ――君主制に関する考えを改めてお聞きしたい。

 志位  2004年に決定した新しい綱領では、天皇の制度について「君主制」という規定をしておりません。

 日本国憲法では、天皇は、「国政に関する権能を有しない」ということが明記されています。それでは「国政に関する権能」を一切持たない「君主」というのはありうるかと考えますと、世界にそういう「君主」というのはないのです。新しい綱領では、日本の政治制度というのは、どんな形であれ君主制の国とはいえず、国民主権の国であることを明瞭にしました。

 そして、天皇の制度に対するわが党の方針としては、当面の民主主義革命の課題としては、「『国政に関する権能を有しない』などの制限規定の厳格な実施を重視し、天皇の政治利用をはじめ、憲法の条項と精神からの逸脱を是正する」ことが課題となります。

 さらに、日本の将来の発展方向としては、新しい綱領では、つぎのようにのべています。

 「党は、一人の個人が世襲で『国民統合』の象徴となるという現制度は、民主主義および人間の平等の原則と両立するものではなく、国民主権の原則の首尾一貫した展開のためには、民主共和制の政治体制の実現をはかるべきだとの立場に立つ。天皇の制度は憲法上の制度であり、その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきものである」

 これが天皇の制度にたいするわが党の見解です。
熊本・野党統一候補について
志位委員長「勝利へ全力つくす」

 日本共産党の志位和夫委員長は24日の記者会見で、来年夏の参院選熊本選挙区(1人区)での野党統一候補の出馬表明(23日)と、来年4月の衆院北海道5区補選への対応について問われ、以下のように答えました。

 一、熊本については、大変いい形で野党の統一候補が決まり、喜んでいます。50の市民団体のみなさんと五つの野党がしっかり協議をし、しっかりとした合意を取り結んでの共闘ですから、ぜひ、勝利のために全力を挙げたいと思っています。こういう形での共闘が、全国にさらに広がるように力をつくしていきたいと思っています。

 統一候補が決まったわけですから、わが党としては、すでに立てている公認候補者を取り下げるということになります。

 一、4月におこなわれる衆院北海道5区補選は、その時点での国政上の審判ということとともに、参院選の前哨戦としても非常に重要な意味を持ちます。ぜひ野党統一候補を実現して、自民、公明両党に勝ちたいと考えています。

 わが党は、橋本みかさんという立派で魅力的な候補者を今年8月に擁立し、活動を続けてきました。

 一方、この間、民主党の役員の方が無所属で立つということになっています。野党側に2人の候補者がいるということになっているわけです。

 ですからぜひ候補者の一本化のための努力が必要だと思っています。候補者を調整して一本化するためには、真剣な協議としっかりした合意が必要だと考えています。

 真剣な協議としっかりした合意で一本化を図り、戦争法・安保法の廃止、集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回、立憲主義の回復、こういう大義で政党、団体、個人、みんなが力をあわせて勝利を勝ち取れるような選挙にしていきたいと思います。

憲法学者の長谷部恭男早大教授は「集会やデモで民意を示していく必要がある。最後は議会の選挙

2015-12-19 | しんぶん赤旗より
戦争法廃止へ早大集い
知性のとりで 政権の暴走止めよう



            

(写真)早大大隈講堂で開かれた「立憲主義・民主主義と平和を考える早稲田大学の集い」=17日、東京都新宿区

 安全保障関連法(戦争法)の廃止を求める早稲田大学有志の会は17日、「立憲主義・民主主義と平和を考える早稲田大学の集い」を早大大隈記念講堂(東京都新宿区)で開きました。同大メディア・シティズンシップ研究所との共催。会場は2階まで満席で、約1500人が参加しました。

 早大有志の会の中垣啓(あきら)早大教授は、戦争法や沖縄米軍新基地、原発再稼働などの安倍政権の暴走を止めなければならないとして、「反知性主義に抗するとりでとして大学は極めて重要な役割をもっている」とあいさつしました。

 戦争法廃止の運動が全国で高まっていることについて、憲法学者の長谷部恭男早大教授は「集会やデモで民意を示していく必要がある。最後は議会の選挙(で民意を反映させること)が必要だ」と述べました。

 講談師の神田香織さんが核兵器の残虐さを伝える講談を演じたのに続き、「自由と平和のための東京芸術大学有志の会」が学徒出陣を二度と繰り返させないようにと戦没学徒にささげる鎮魂歌を歌いました。

 戦争法廃止に向けた国会内外の活動について4氏が発言。「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の高田健氏は、戦争法廃止の2000万署名運動について「2000万を集めて、今度の参院選の(争点の)中心に戦争法制をすえ、安倍内閣に立ち向かっていきたい」と訴えました。日本共産党の田村智子参院議員は「参院選で、別次元の問題として安保法制の廃止を大争点にする一大運動を」と強調し、「ハードルがあっても国民が野党共同を求めれば政治は動きます。野党も誠実に話し合っていきたい」と語りました。立憲デモクラシーの会共同代表の山口二郎法政大学教授、民主党の福山哲郎参院議員も発言しました。

13日、江蘇省南京の「南京大虐殺遭難同胞記念館」の広場で記念式典が開かれました。

2015-12-15 | しんぶん赤旗より
現地の式典に1万人
中国 南京大虐殺から78年



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(写真)中国江蘇省南京市で開かれた南京大虐殺78年の記念式典=13日(小林拓也撮影)

 【南京=小林拓也】中国を侵略した旧日本軍が1937年に起こした南京大虐殺から78年となった13日、江蘇省南京の「南京大虐殺遭難同胞記念館」の広場で記念式典が開かれました。虐殺の生存者や南京市民、日本など外国からの参加者ら約1万人が参列。式典冒頭、市内にサイレンが響き、市内を走る自動車が一斉にクラクションを鳴らし、参加者と市民らが黙とうしました。

 演説した全国人民代表大会(全人代)常務委員会の李建国副委員長は、南京大虐殺について「歴史の定説だ」と強調。日本の一部勢力の言動をけん制しました。合わせて日中関係に関し「歴史をかがみに未来に向かう精神で、友好と協力を不断に進め、世界平和と人類進歩の事業に共に貢献すべきだ」と訴えました。

 式典に参加した生存者の1人は「日本政府はいまだに正式な謝罪をしていない。まずは謝罪が必要だ」と強調。高校1年の男子学生は「このような虐殺事件は二度と起きてほしくない。中日関係がもっとよくなってほしい」と語りました。

 中国政府は昨年、12月13日を「国家哀悼日」に決定。今年は南京市内で犠牲者が埋葬された17カ所でも記念の活動がありました。

「原発やめろ」「原発をインドに売るな」と声をあげる人たち=11日、首相官邸前

2015-12-12 | しんぶん赤旗より
核保有国に原発輸出するな
反原連が官邸前抗議行動
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首都圏反原発連合(反原連)は11日夜、首相官邸前抗議行動を行いました。12日の日印首脳会談で、原発輸出に向けた日印原子力協定の締結合意を狙う安倍晋三首相。750人(主催者発表)の参加者は、「原発売るな」「原発やめろ」と声をあげました。

 東京都大田区の男性(60)は「原発事故が起き、収束していないのに、国の指導者がなぜ、インドに原発を売るのか。世界は核兵器をなくそうとしているのに、被爆国が核保有国のインドの核軍拡に手を貸すようなことは許せない」といいます。

 長野県軽井沢町の女性(70)は、北海道の泊原発以外の原発を全部見て回ったといいます。日印原子力協定について「原発事故があったのに、国の指導者が懲りていないことに違和感を覚える。核兵器保有国に原発を輸出するなんて…」と不安そうに語りました。

 埼玉県狭山市の女性(72)は「原発から手を引くというのが世界の流れ。原発は“安全”“安い”“電力足りない”という再稼働の口実は、ウソです。首相は経済的な利益を優先して、国民の命軽んじています」と憤りました。

 日本共産党の藤野保史、斉藤和子の両衆院議員が参加し、スピーチしました。

客観的合理性及び社会的相当性を欠くものであり、裁量権の逸脱・濫用に当たる。

2015-12-11 | しんぶん赤旗より
都教委の「君が代」強制 司法が断罪
高裁も再雇用拒否は違法
都に賠償命令 原告「画期的判決」



 東京都立高校の元教員が、「君が代」斉唱時の不起立のみを理由に再雇用を拒否されたことは違憲であり、東京都と都教育委員会の「裁量権の逸脱・濫用(らんよう)」であるとして損害賠償を求めていた訴訟の控訴審の判決で、東京高裁(柴田寛之裁判長)は10日、一審判決を支持して都の控訴を棄却し、再雇用拒否は違法であり、採用された場合の1年間の賃金に相当する賠償(約5370万円)を都に命じました。
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(写真)都の控訴を棄却し、賠償を命じた判決を受けて「勝訴」の旗を掲げる原告団・弁護団ら=10日、東京高裁前

 判決では、都教委の再雇用拒否の判断について「客観的合理性及び社会的相当性を欠くもの」であり、裁量権の逸脱・濫用に当たると認め、都側の主張をすべて退けました。「君が代」斉唱時に起立を命じる本件職務命令について「思想及び良心の自由についての間接的な制約となる面があり…過大な不利益が課せられることになるとこれらの自由の侵害になり得るもの」と述べています。

 同訴訟は2007年度~09年度に採用を拒否された元教員25人が09年9月に提訴したもの。東京地裁は今年5月に、都教委による再雇用拒否の判断について「期待権を侵害」し、「裁量権の逸脱・濫用」であることを認め賠償を命じました。都は控訴していました。

 判決後の記者会見で柿沼真利弁護士は、過去に同様の訴訟では高裁・最高裁で敗訴してきた経緯を説明し「完全敗訴が確定している状況をくつがえした、非常に画期的な判決だ」と語りました。

 原告の永井栄俊さん(68)は「高齢者の採用拒否は教育現場にとどまらず、民間でも起きている重要な問題だ」と指摘。原告団代表の泉健二さん(69)は「司法が市民社会の成熟に向けて画期的な判断をくだしたのではないかと受け止めている」と話しました。

 判決後、「日の丸・君が代」強制反対・再雇用拒否撤回を求める第2次原告団・弁護団は報告集会を開催。原告の渡辺和章さん(69)は「あまり政治的問題は関心ないほうでした。でも、処分を持ち出して強制する『10・23通達』にひどいと思いました。仲間と一緒にたたかってきてよかった。うれしい」と話しました。

米・シンガポール両政府は7日、首都ワシントンの米国防総省で改定された防衛協力協定に調印

2015-12-10 | しんぶん赤旗より
米哨戒機シンガポールに配備
防衛協力協定に調印



 【ハノイ=松本眞志】米・シンガポール両政府は7日、首都ワシントンの米国防総省で改定された防衛協力協定に調印し、米軍哨戒機をシンガポールに巡回配備することで合意しました。機種はP8哨戒機(通称ポセイドン)で、12月7日~14日に初配備されます。

 カーター米国防長官とシンガポールのウン・エンヘン国防相は同日の共同声明で、哨戒機配備について「2国間および多国間演習を通じて域内国軍との相互運用性の向上を図る」とし、「人道支援・災害救難作戦や海洋安全保障の取り組みへの支援を行う」と説明しています。

 米側高官によると同機の配備は今後も増える見通し。米国は沖縄やフィリピンに常時配備しているP8哨戒機を運航させ、マレーシアからも調査飛行を行っています。

 米国は、中国による南シナ海域内での人工島の造成や軍事化を批判し、人工島周辺海域での航行や飛行の自由を主張。人工島周辺に米艦船を送り込む作戦を定期的に実施していくとしています。

 共同声明ではまた、カーター氏が、過激組織ISに対する米主導の作戦へのシンガポールの貢献に感謝を表明しました。

英国反戦団体「戦争阻止連合」:デモや集会首相官邸前で抗議の行動、反シリア空爆キャンペーン

2015-11-29 | しんぶん赤旗より
英反戦団体
空爆反対行動を展開首相に反論、デモや集会



 英国のキャメロン首相は、パリでの同時テロ以降、過激組織IS打倒のためとして、英空軍による空爆を拡大する方向を打ち出しました。同国の反戦団体「戦争阻止連合」は、キャメロン首相の主張に対する反論をウェブサイトに掲載したり、首相官邸前で抗議の行動をするなど、反シリア空爆キャンペーンを展開しています。

 (伊藤寿庸)

 掲載された、同首相に対する反論は7項目に及んでいます。

 第一は、過激組織ISを打倒する統一的な戦略が全く描けていない点です。米軍が13カ月空爆を続けても、ISは戦闘員獲得やシリアでの支配地域拡大を続けています。米軍自身がこれを認めているのに、英国の爆撃がそれ以上の効力を持ちうるのか首相は説明できないでいると同団体は指摘します。

 第二は、合法性です。首相は空爆の正当化に「自衛」を主張していますが、「自衛権は外国の侵略に適用されるもので、一握りのテロリストによる攻撃の試みが報道されたからといって適用できない」と述べています。

 第三は、民間人犠牲者の問題です。キャメロン首相が、最新兵器は正確に標的を狙えるため、最小限の被害しか生まないと述べていることに、すでに有志連合の爆撃で数百人の民間人犠牲者が出ているとの調査があると反論。米国の軍幹部も、「無人機による攻撃は、殺すよりも多くのテロリストをつくり出してきた」と認めたと述べています。

 また、7項目のなかで、空爆への代案も示しています。ISやその他の過激主義組織を孤立させるために、シリアのテロリストへ支援をしている地域の反動的権威主義政権への武器売却を中止するよう提案。トルコに対してもシリアへの武器、戦闘員の流入を阻止するよう圧力をかけるべきだとしています。

 同団体はこの間、英国各地でシリア空爆に反対するデモや集会を開催。今後も地元選出の国会議員に対してシリア空爆に反対するよう求める活動や、草の根でアクションを計画するなど、英国全土で取り組むよう呼び掛けています。

知事の尋問と稲嶺進名護市長をはじめ関係者・専門家ら8人を証人とするよう同高裁へ申請しました。

2015-11-28 | しんぶん赤旗より
沖縄県 高裁に書面提出
辺野古代執行訴訟 新基地建設は「違憲」
翁長知事出廷へ



 沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は27日、同県名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐって国が起こした埋め立て承認取り消しの代執行訴訟で、国の主張に反論する答弁書と準備書面を福岡高裁那覇支部に提出しました。県はあわせて、知事の尋問と稲嶺進名護市長をはじめ関係者・専門家ら8人を証人とするよう同高裁へ申請しました。

 県は答弁書で、国の訴えは「訴権の乱用」であり、国の請求を却下するよう要求。口頭弁論を前に県側の主張を明らかにする準備書面では、▽翁長知事の埋め立て承認取り消しは適法▽国の代執行は地方自治法に定める要件を欠く▽沖縄県への新基地建設強行は憲法違反―との3本柱で詳述しました。

 知事の代理人を務める松永和宏弁護士は提出後の記者会見で、辺野古新基地が国内法上の根拠規定なく建設されることは「そもそも憲法違反だ」と指摘。さらに、戦後70年間にわたって基地負担軽減が進まない沖縄の実情に照らして、「地方自治の本旨」(憲法92条)を害し、違憲だと述べました。

 国側が、知事による承認取り消しは1968年の最高裁判決が示した行政処分の要件を満たさないとの主張については、最高裁が示したのは個人(私人)に対する利益保護の判決であり、国に対して適用するのは「失当だ」と反論しました。

 県は準備書面を第1回口頭弁論が開かれる12月2日までに継続して提出する方針です。

コンサルタント「いであ」(本社・東京都)一部の委員に就任後、多額の寄付や報酬を提供

2015-11-25 | しんぶん赤旗より
新基地受注企業に天下り
元沖縄県幹部、仲井真前知事在職中に
埋め立て承認 不当性示す



 沖縄県の仲井真弘多(なかいまひろかず)前知事の在職中に、元県幹部(部長級)が、名護市辺野古の米軍新基地建設のための埋め立て工事を受注したコンサルタント会社に天下りしていたことが24日、本紙の取材で分かりました。埋め立てを承認した前知事と受注企業との癒着は、県民への背信行為であり、埋め立て承認の不当性を示すものです。 (山本眞直)
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 コンサルタント会社は、「いであ」(本社・東京都)。同工事の環境影響評価(アセスメント)作成や環境監視などの指導、助言を行う環境監視等委員会の運営を防衛省から受注しています。一部の委員に就任後、多額の寄付や報酬を提供していたことが判明し、「公正、中立性が保てない」との批判が強まり、沖縄防衛局は「いであ」を監視委員会の運営、会議での議論の整理、進行などの「業務担当の解除」に追い込まれました。

 再就職したのは元沖縄県東京事務所長(2011年4月から13年3月まで在籍)。

 仲井真知事時代からの県幹部は本紙の取材に「昨年の3月に『仲井真知事が上京した際に元所長を、いであ側に会わせた』と関係者から聞いている」と証言しました。

 「いであ」は「元所長は沖縄支社(那覇市)に勤務し、すでに退職している」と認めています。

 しかし、入社・退職日時、(嘱託、顧問などの)待遇、勤務(常勤か非常勤)、沖縄県からの仲介者の公職者名、在職中の業績などについては「回答は差し控えたい」(企画担当役員)と明らかにしていません。

 仲井真氏は本紙に「知事時代のことをいまさら一つ一つ確認はできない。(『いであ』への天下り仲介も)ノーコメントだ」と回答しました。

 同氏は、埋め立て承認に「瑕疵(かし)はない」と主張していますが、そうであるなら県民にすべてを説明する責任があります。

 同時に、同氏の承認を唯一の根拠に埋め立て承認取り消しをめぐる国土交通省の「効力停止」処分、県知事の権限を奪う「代執行」を求めた提訴など、強権的な行為をすすめる安倍内閣はただちに工事を取りやめるべきです。

宣言はASEAN共同体が「恒久的な平和、安全、活力を保証すると確信する」としています。

2015-11-23 | しんぶん赤旗より
ASEAN共同体を設立
10カ国首脳、宣言に署名


 【クアラルンプール=松本眞志】東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟の10カ国首脳は22日、今年12月31日に「ASEAN共同体」を設立するとの宣言に署名しました。共同体は「政治・安全保障」「経済」「社会・文化」の3本柱で構成。宣言はASEAN共同体が「恒久的な平和、安全、活力を保証すると確信する」としています。

 議長国マレーシアのナジブ首相は署名式で演説し、1967年にASEANを結成した東南アジアが「分離主義と紛争の発信源」から「紛争の平和的解決にとって世界的な発信源の一つ」に変貌したと強調しました。

 ASEAN各国は76年、国際紛争解決の手段として武力行使を放棄する「東南アジア友好協力条約(TAC)」を締結。95年には東南アジア非核兵器地帯条約を締結しました。

ASEAN首脳会議
共同体設立 役割、課題は



 【クアラルンプール=松本眞志】22日に閉幕した東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議は「ASEAN共同体」を12月31日に設立すると宣言しました。「政治・安全保障」「経済」「社会・文化」の3本柱から成る共同体は、南シナ海問題など直面する課題に取り組みながら、米中など域外国を関与させて、周辺地域も含めた平和と安定で「中心的役割」を果たそうとしています。

戦争放棄の原則堅持
ビジョン

 首脳会議最終日の22日、「ASEAN共同体設立に関する2015クアラルンプール宣言」と、今後10年間のビジョンとなる「ASEAN2025クアラルンプール宣言」が調印されました。

 共同体設立について、平和と安全、安定を志向するASEAN憲章の精神をふまえたものであり、戦争放棄を明記した東南アジア友好協力条約(TAC)など重要な諸原則を堅持し、域内統合を促進して恒久平和と安全、弾力性を保証するものと位置づけています。

 マレーシアのナジブ首相は22日の閉幕あいさつで、1967年のASEAN結成当時の東南アジアを振り返り、「東南アジアはアジアの“バルカン半島”として、分裂と紛争の発信源だったが、いまや地球規模の紛争を平和的に解決する発信源の一つに浮上した」と評価。「この輝かしい実績はASEANに負っている」と強調しました。

 ASEAN共同体設立については、今後の経済発展に期待を表明し、「地域構想の新たな段階」としながら、「地域的統合の終結を示すものではない」と指摘。「政治・安全保障、経済、社会・文化の三つの柱の下で、統合と統一のための困難な活動を倍加しなければならない」と訴えました。

緊張の激化は自制を
安全保障

 中国が南シナ海で岩礁を埋め立てて人工島の造成を進め、これに対して米国が「航行の自由作戦」としてミサイル駆逐艦を派遣、さらに爆撃機を飛行させたことで、米中間の緊張激化への懸念が強まりました。

 南シナ海の領有権問題は、ASEAN加盟のベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイの4カ国と中国が直接の当事国。しかし、米国の行動に日本やフィリピンが賛成し、対立が拡大する様相を見せています。

 ASEAN10カ国に米中ロ日など8カ国を加えた東アジア首脳会議(EAS)でも南シナ海問題が中心議題となりました。

 オバマ米大統領は「航行の自由作戦」を説明した上で中国側に対し、「南シナ海を軍事化しない」との習近平・中国国家主席の言明を実行するよう要求。中国の李克強首相は「域外国は地域情勢の緊張を招く行動を取らないことを約束する」よう求めました。

 中国の行動を問題視する一方で、域内での緊張激化を避けたいのがASEAN各国の立場です。ASEAN首脳会議の議長声明は、「すべての関係国が緊張を激化させる行為を自制する」よう訴え。インドネシアのジョコ大統領はASEAN・米国とASEAN・中国の首脳会議で、オバマ氏と李氏に直接、緊張を激化させないよう呼び掛けました。

 テロ対策では、ASEAN内のマレーシア、インドネシア、ブルネイといったイスラム教徒の多い国から若者が過激組織ISに参加していることもあり、真剣な議論が交わされました。

 マレーシアのナジブ首相は武力のみによる問題解決を否定した上で、「イスラム」の名をかたるテロと真に対決するものはイスラム教「穏健主義」だと主張しました。



右翼改憲派が「九条の会」に対抗する、きなくさい動き、各都道府県の神社庁、遺族会など

2015-11-22 | しんぶん赤旗より
「九条の会」に対抗 改憲「国民運動」化
全都道府県に組織 危ない“実績”



 右翼改憲派が最近、大規模な集会を開きました。「美しい日本の憲法をつくる国民の会」(共同代表・ジャーナリストの櫻井よしこ氏ら)が東京都千代田区の日本武道館で開いた「今こそ憲法改正を!1万人大会」(10日)です。「九条の会」に対抗する、きなくさい動きが広がっています。

 (竹腰将弘)
署名・映画製作も

 「新憲法制定」を呼号する「日本会議」主導の集会に、安倍晋三首相は「自民党総裁」の肩書でビデオメッセージを寄せました。もはや憲法擁護義務などどこ吹く風です。

 メッセージは「21世紀にふさわしい憲法を追求する時期にきている」としたうえ、「第1次安倍政権で国民投票法が制定され、第2次安倍政権で宿題とされていた投票年齢の18歳への引き下げが実現した。憲法改正に向け渡っていく橋は整備された」とみずからの“実績”を誇示。「憲法改正へ、共に、着実に、歩みを進めていきましょう」と呼びかけました。
「成果」を報告

 主催した「国民の会」は昨年10月、日本会議、神道政治連盟、改憲派の個人を糾合して結成されました。集会への動員を担ったのも、各都道府県の神社庁、遺族会などです。

 注目されるのは、「全国代表者会議」の下に各都道府県の「県民の会」が組織され、「国民運動推進団体」としての体裁が整えられていることです。

 集会では、「会」結成から1年の「国民運動の成果」として(1)全国47都道府県すべてでの「県民の会」結成(2)31都府県議会での改憲決議(3)改憲賛同の国会議員署名422人(4)改憲賛同国民署名445万人余―が、誇らしく報告されました。

 さらに、『永遠の0』の百田尚樹氏総指揮によるドキュメンタリー映画「今こそ日本国憲法を改正しよう(仮題)」を年内に完成させ、全国的な上映運動を展開するなど、いっそうの運動拡大を狙っています。

 思い起こされるのは、第1次安倍政権当時の憲法をめぐる国民世論と改憲派の激しいせめぎ合いです。

 憲法をめぐるキナ臭い動きが極限に達した当時、読売新聞の世論調査(2008年4月8日付)で、1998年以来15年ぶりに改憲「反対」が「賛成」を上回りました。世論の流れの大きな転換点となったのは2004年の「九条の会」結成でした。
「一頓挫」受け

 安倍氏の政権投げ出しによる改憲運動の「一頓挫」を受けた08年3月の新憲法制定議員同盟の総会で、愛知和男・同同盟幹事長=当時=は「われわれと正反対の勢力、『九条の会』と称する勢力が、全国に細かく組織づくりができておりまして、それに対抗していくには、こちらも地方に拠点をつくっていかねばなりません。そこが今後の活動の大きな焦点になる」と、九条の会への対抗意識をむき出しにした「国民運動」志向が表明されました。

 この「運動」はながらく低調でしたが、第2次安倍政権登場後、各種保守団体にベルトがかかり始め、それなりの到達となっているとみるべきかもしれません。

 一内閣の解釈変更で、集団的自衛権行使容認という憲法破壊の行動をとった安倍首相が明文改憲を目指すというのは、大いなる矛盾です。当面の国民のたたかいの焦点は、立憲主義と民主主義を取り戻し、反立憲主義と独裁の政治にストップをかけることにあります。

 安倍政権の暴走の行く手は明文による憲法破壊にまで向かっていることを見すえ、戦争法廃止を実現する政府の樹立に向け、世論と運動をいっそう大きく広げていくことが求められています。

19日から連邦議員らや政治的に影響力のある最大労組などへの要請を予定しています。

2015-11-20 | しんぶん赤旗より
沖縄訪米団 首都入り
新基地反対 連邦議員らに要請へ



 【ワシントン=洞口昇幸】沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設に反対する「沖縄建白書を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議」の訪米団(呉屋守将団長)は18日、先に訪れていたサンフランシスコから首都ワシントンに入りました。19日から連邦議員らや政治的に影響力のある最大労組などへの要請を予定しています。

 同訪米団は15日にサンフランシスコ入りし、17日までカリフォルニア州選出の連邦議員補佐官らと面談。新基地建設に反対する県民多数の民意を伝え、協力を訴えました。

 15日には、米労組「アジア太平洋系アメリカ人労働者連合(APALA)」が同州オークランド市で開いた幹部会議で、同新基地建設に反対し、反対の意思をオバマ米大統領や連邦議員に伝えるとする決議を採択。同会議に出席した訪米団に連帯しました。

 16日にはすでに新基地建設反対決議を採択したバークリー市議会を訪問。また、サンフランシスコ市議会にも同様の決議を採択することを要請しました。市民団体にも協力を呼びかけました。

両氏が笑顔で1分を超える固い握手を交わしたときには、現場の記者から一斉に歓声が上がりました。

2015-11-08 | しんぶん赤旗より
中台トップが会談
49年以降初 平和発展推進で合意



 【北京=小林拓也】中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統は7日、シンガポールで会談し、中台関係の平和発展を推進し、対話の強化、交流と協力の拡大で一致しました。また、「一つの中国」を認め合った「92年合意」の堅持を確認。双方の所管組織トップ間にホットラインを設置することでも合意しました。

 中台トップの会談は、1949年に内戦で敗れた国民党が台湾に逃れ、中華人民共和国が成立して以来初めて。互いに「中国の正統性を持つ代表」と主張してきた中台トップが直接会う歴史的な対話が実現しました。

 中台間は49年以降、3回の「台湾海峡危機」と呼ばれる軍事的緊張を経験しており、58年には金門島をめぐる砲撃戦も起きています。

 両氏が笑顔で1分を超える固い握手を交わしたときには、現場の記者から一斉に歓声が上がりました。

 習主席は、会談は「歴史の悲劇を再び繰り返さないためであり、両岸(中台)関係の平和発展の成果を再び失わないためだ」と強調。「両岸同胞が共に手を携えて努力し、92年合意を堅持し、平和発展の道を断固として進み、交流と協力を深化させることを望む」と訴えました。

 馬総統は、今回の会談は「台湾海峡の平和を堅持するという決心を両岸が全世界に示したもので、地域の平和を促進するものだ」と強調。ホットライン設置や92年合意の断固堅持、交流の拡大などを提起しました。

 92年合意 1992年に中国と台湾の交流窓口機関が確認したとされるコンセンサス。中国は一つであり、中国本土と台湾は「一つの中国」に属するという原則が基本。「一つの中国」の解釈はあいまいで、主権問題を棚上げすることで、中国と台湾・国民党の馬英九政権との交流が進展。一方、台湾の野党・民進党はこの合意の存在を認めていません。