韓国軍「南側公海上での800キロミサイル試験発射を検討」
2015年09月12/中央日報日本語版
2015年09月12/中央日報日本語版
ヤン・ビョンヒ合同参謀本部戦力発展部長は11日、「わが軍が現在開発している射程距離800キロの弾道ミサイルを離於島(イオド)南側の公海上に試験発射することを検討中」と明らかにした。この日、合同参謀本部で行われた国政監査でだ。
新政治民主連合の金光珍(キム・グァンジン)議員が「我々に800キロのミサイルを飛ばす空間があるのか」と尋ねると、ヤン部長は「韓国防空識別区域(KADIZ)南側、離於島南側の公海上に発射することを検討している」と答えた。軍がこのミサイルの発射計画を公開したのは今回が初めて。このため軍が北朝鮮全域を射程圏とするミサイルの開発が最終段階にあるのではという見方が出ている。韓米は2012年10月の韓米ミサイル指針改定に基づき、韓国軍の弾道ミサイル射程距離を800キロに延長した。
この発言で波紋が広がると、崔潤喜(チェ・ユンヒ)合同参謀議長は国政監査の最後に「金光珍議員が800キロのミサイル試験発射に関する質問をし、ヤン・ビョンヒ戦力発展部長が返答したが、800キロミサイルの試験発射計画があると誤解されかねない発言をした」とし「ヤン部長の返答はそのような(発射可能な)空間が存在するという報告であり、試験発射計画ではないので理解してほしい」と強調した。