羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

第20回 東京国際ミネラルフェア:稀少価値のある石

2007年06月02日 20時29分18秒 | Weblog
 朝日カルチャー土曜クラスは、15分はやく終わった。
 隣のセンチュリーハイアット+第一生命ビルで行われているフェア開場に繰り出した。
 「スニーカーの石膏化」と「水入りオパール」の場所まで、ツァーを組んだようだ。

 ワイワイとケースの前で覗き込む。
「エッ、靴だ!」
「だからスニーカーだって言ったじゃないの」
 話を聞いただけでは想像はつかなかっただろう。
 私だって昨日見たときには、目を疑った。
 丁度そこに堀秀道先生がいらっしゃった。
「塩湖のようなもので、石膏濃度が強い沼地というか湖というか、たまたまスニーカーが落ちてしまった。腐らせないバクテリアのようなものがいて、石膏の結晶がスニーカーにあがってきたような……」
 つまりスニーカーが石膏の結晶をしている石というわけ。

 もう一つは昨日の二つ目のブログに載せた動画。
 ご覧になった方には、なんだかよくわからなかったと思うが、オパールのなかに水泡が閉じ込められている状態のもの。
 特別展示上のほぼ真ん中のケースの中、ルーペで拡大されてみることが出来る。
 昨日の動画も気をつけて見ていただけば、丸い玉はオパールで、向かって左側の上から下へ水泡が移動するのをみることができる。
 
 ということで、そのほかにも高価で美しいオパールを見てまわった。

 教室の皆さんとミネラルフェアをこんなに楽しんだのは久しぶりだ。野口三千三記念コーナーを、特別展入り口に持っていると、純粋に楽しめない。今年は久しぶりにお客としてファンとしてこの開場にいられる。そして石はほどほどに好きで、本当に惹かれるのは野口先生との思い出がついているからに違いない。石の物語が好きなのだ。

 ということで、希少価値のある二つの石を皆さんに自分の物のように自慢げに見せに行くのは、ある種の快感を味わえる。子供じみた楽しみでごめんなさいっていいたい。

 というわけで今日の土曜日は久しぶりに心がウキウキするミネラルフェアだった。一人楽しむのもいいし、教室の皆さんと楽しむのも一興。
コメント
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