羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

阿波踊り

2005年08月27日 11時55分28秒 | Weblog
 八月も残すところ僅かとなりました。
 夏を惜しむように鳴く蝉に、祭り太皷の音が聞こえてきます。
 私の産土様は、東京・新宿十二社にある熊の神社。浴衣に着替えて、山車を引いたことを思い出します。夕方になると、近くの広場で盆踊りが始まります。いつも一番乗り、最後まで踊り続ける子供だったなぁ~と、記憶にしっかり残っている夏祭りでした。
 当時は日本舞踊を習っていて、まわりの大人たちが「操ちゃんの盆踊は、どっか違うね」とほめられることが嬉しくて、眠気もとんで何時までも踊り続けたものでした。
 踊るうちにある境地に入っていきます。音が遠くなり、目に映るものもぼんやりして、気が遠くなるようでありながら、踊る自分の意識だけが鮮明になってゆきます。
 
 そういえば、東横ホールで地方さんを背に「藤娘」を踊ったときも似たような感覚に浸っていました。舞台は大きいほうが気持ちいい。
 一度その味を知ってしまうと、ダンサーや役者を辞められなくなる媚薬のような快感を、幼くして知ってしまった私。
 ま、日本舞踊は理由があってやめさせられましたが。
 今となっては、盆踊りとともに、いい思い出。
 
「踊る阿呆に見る阿呆、どうせ阿保なら踊らにゃ損損」
 阿波踊りの季節です。
 実現こそしませんでしたが、「野口体操連をつくってみたいな」と、阿波踊りがお好きな野口先生でしたっけ。
        
コメント (1)
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