羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

初めての物語-13-

2005年08月21日 11時37分51秒 | Weblog
 昨日は、夏休み明けの朝日カルチャー教室でした。
 このブログ開設をお知らせしていなかったにもかかわらず、読んでいてくださった方々に感謝!

 さて、「制御」としての筋肉について、昨日のレッスンでも「腕たてバウンド」を中心にすすめてみました。私自身の体験からも、筋力の弱い人のほうが、難しい。ところが、筋力のある男性でも、実のところ、「落としすぎないために働く制御としての筋肉に溜められたエネルギーが、はずみのエネルギーになっていく」実感をもつのは、なかなかに大変そうでした。
 
 結局、そうしたからだの使い方をしたことがなかった。いや、実際には、無意識にやっていることだとはおもいますが。意識的に捉えなおしてみたことがなかっただけかもしれません。

 いずれにしても、人生の機微にかかわってくる「制御感覚」は、面白いことでありませんか。

 五木氏だって、齢を重ねてきてから、「制御」と「宗教」とのかかわりを語られるようになったわけで。
 ある年齢に達して、初めてその重要性に気付く。気付いたときはちょっと遅い?ってことはないですよね。

 いくつになっても初体験ということは、胸をドキドキさせるスリリングさがあっていいですね。

 というわけで実際のからだで「制御感覚」を磨いてみるのは、遅いということはなさそうです。

 野口三千三先生の言葉に『今からではもう遅い。しかし、今からでも遅くはない』その間を行ったりきたりしながら、ぼちぼち野口体操を「本気でその気になって」やっていきましょう。

  おっといけません。野口体操では、「頑張れ」は禁句でした。
 皆様、したたかに、つまり「下確か」に。
 
 遅ればせながら残暑お見舞い。
コメント
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