国宝松本城、現存天守12城の中で1~2の輝きを放つ!
本丸に向かう登城道に歴代城主名入りの「ぼんぼり」が並んでいる。
一つを選べと言われれば、迷うことなく「笹竜胆紋の石川数正」だ。
生い立ち、行動になぞの多いと言われる石川数正、妙に気になる武将の一人だ!
さすが国宝であり、松本市の金看板でもあるだけあって、登城道から天守がバッチリ!
チョット感心しない色使いで見難いが、松本城の縄張りが詳細に描かれている。
内堀を挟んで天守を臨み、背景を取り込んだつもりだが山が写っていない。
この角度から見ると望楼型から層塔型への、移行期に建てられた天守だとわかる。
すなわち2重目までが望楼型で、3~5重が層塔型の外観をよく現わしているようだ。
本丸御殿の入り口は高麗門。
入り口脇の城塀の支えは、漆塗りの柱をそのまま土中に埋め込み。
お濠に向かってほぼ等間隔で、狭間が穿ってある。
本丸御殿が残っていないのは残念であるが、場内はよく整備されていて気持ちが良い。
5重6階の天守を挟んで右が乾櫓、左が付・月見櫓である。
折しも紅葉の真っ盛り、紅葉の紅、銀杏の黄、下見板の黒を楽しむ。
この石積は「打ち込み接ぎ」かな?
石垣上部に張り出した開口部分は石落とし。
間近で見る下見板は、1ケ月前に塗り替えが終わったばかりで、光り輝いている。
背景は日本の屋根ともいえる北アルプスだ!
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