コロナ禍で間合いを取るためか少し待たされた後、場内へ案内された。
5重6階の平城だが、標高はこの通り…
お侍い様達、さぞかし寒かったことでしょう。
低層階内部は、この通り柱が林立してとても手狭な感じ…
上層階の重量を多くの柱で支えているのだろう。
通し柱があると聞いていたが、どれかは聞き忘れた。
城内にこれと言った展示物はなく、目立ったのはこれくらい。
何処かの破風に付けられていた、「蕪懸魚」と「六葉紋」。
渡り櫓の鬼板にはなぜか五七桐紋が?
3重には四方に、千鳥破風と唐破風は設えてある。
内部にはそれぞれに、破風の間がある。
狭い階段の開口部と手摺、多くの人の手に触れたため表面はツルツルである。
竹の部分は、近年補足されたものだろう。
最上階は屋根までが高く明るい。
野物材の組み物が露出しており、普請の様子が良く分かる。
珍しいものを見付けた。
全国の国宝に数多くお目に掛かったが、この書を見るのは初めて。
華頭窓が設えられたこの部屋は「詰丸」か?
天守に連結された「月見櫓」は窓が広く、とても開放的。
幾度となく、月見の宴が開かれたことだろう。
月見櫓脇には、内堀へ出られる船着き場がある。
国宝松本城の御城印である。
蛇足ながら…
本丸展示場にあった「広島城の写真」、このアングルからどのようにして撮影したのだろうか?
広島城の下見板も漆塗りであったと言う説があるが、松本城の漆塀を見た後では、この状態はあまりにみすぼらしい。
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