数の子、すなわちニシンの卵巣は、雌一匹から2個とれる。
ニシンは近世まで、「カドイワシ」、または「カド」と呼ばれていた。
カドの子であることに、卵の数の多さをかけて、
「数の子」になったといわれる。
お節料理や結納の縁起物として、欠かせないのもその数の多さが、
子孫繁栄を想起させるからだ。
歯ごたえこそ、数の子の命。だが、もとの卵巣は柔らかい。
ニシンを塩漬けにすると、卵巣が硬くなる。
こういう性質は、ニシンの卵巣だけ。
理由は不明です。
「黄色いダイヤ」と呼ばれる、独特の色は、「カロテノイド」のせい。
かつて北海道の漁場が、ニシン漁でにぎわったころには、
数の子もむしろ、ありふれた食品だった。
しかし、1950年代からは、水揚げが激減。
国産数の子は、「超」もつく貴重品になった。
*** 「今さら聞けない」新書化より・抜粋にて ***
お正月には、数の子も食卓に・・・の食品です。
数の子のプチプチした歯ごたえも、魅力的です。
ニシンを塩漬けにして、卵巣が硬くなるのは、
ニシンの卵巣だけとは、始めて知りました。
でも、コレステロールも高いので、ほどほどにしませんと・・・・・。
「DUMPR」を使っての、遊び心のアレンジです