少子高齢社会では、鬼籍に入る人も急増する。
今後30年は、死亡数が増え続けると予想され、
火葬場不足が顕在化。
一方で、「葬儀はしなくていい」とする遺言が多くなり、
お経や戒名を拒否し、永大供養の納骨堂に入ることを、
亡くなる前に選択する動きもある。
多死社会ニッポンの、葬送の風景は、大きく変わろうとしている。
直葬とは、病院で亡くなった後、自宅や葬議場に寄らず、
遺体を直接火葬場に、運び込むことを指す。
葬儀を遠方で営むため、事前に火葬を済ませておく場合もあるが、
増えているのは、葬儀そのものを省略するスタイルだ。
簡素な葬送なので、費用も抑えられる。
葬儀費用の全国平均は、約237万円(03年日本消費者協会調べ)で、
直送は20万~30万円台が、中心とされる。
「子どもに多額な葬式代を、負担させたくないので、葬儀はいらない」
といった遺言を残す人が、増えていることも簡素な、直葬プランが
選ばれる理由だという。
直葬の増加などを受けた、葬儀単価の低下傾向がうかがえる。
人の死を悼む気持ちが、希薄化しているとも、指摘されるが、
「会計が不明朗だとか、内容が画一的だといったイメージのある従来の
葬儀に拒絶反応を示す人が、喪主を務めることが多くなったのも、
直葬の増加に結びついている」。
「戒名はいらない、無宗教葬儀でいい、
という人はますます増えるでしょう。」
*** 朝日新聞・beより抜粋にて ***
「鬼籍に入る」とは、人が亡くなることをいいます。
私も子どももなく、なにかあったときは・・・と考えることもあります。
ノンフィクション作家の井上 治代さんの、
「最期まで自分らしく」という本も、読んでみました。
自分の葬儀は、自分でできないのが「葬送の大原則」。
亡くなったあと、葬儀を行ってくれる人に、困らないように準備や、
根回ししておくことが必要です。
・ 死んだあとに知らせてほしい人
・ 葬儀はどうするか
などなど、家族が困らないように、書いたものを残しておく。
という内容の本でした。
私もいつどうなるかは、分かりませんが、
自分の身の回りのものは、増やさないようにして、処分できるものは
徐々に処分して、迷惑かけないようにしておきたいと・・・・・。
子どものいる人、いない人では、考え方も異なると思いますが、
心がけていたいと思っています。
シャコバサボテンです