阿川 佐和子さんの、小説を始めて読んでから、
エッセイなども読んでいくうちに、明るい、楽しい人柄に、
魅力を感じています。
「無意識過剰」の本のエッセイの中に、
父上の阿川 弘之氏が、人間のホルモンが、おにぎりの味を
よくするという説、のことが書かれていました。
おにぎりを握るときの、化学反応?とは、
おもしろい発想と思いましたので、書き記してみます。
* 文中より
父はかねてより、人間のホルモンが、
おにぎりの味を良くするという説を、唱えていた。
手で握ったおにぎりが、なぜ美味しいのか。
それは握る人の体内から出る汗と、分泌物が、手のひらに
ほどこした塩と、混ざりあって複雑な化学反応を起こし、
御飯のなかに染みこんで、あの味をかもし出す、
というのが父の言い分だった。
白い御飯を固めるだけの、ごく単純な食べものなのに、握る人の
手によって、大きさ、かたち、堅さのみならず、味まで違って
くるのだから、不思議だ。
そう思うと、父のホルモン化学変化説も、
まんざら、嘘でないような気がしてくる。
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このおにぎりの科学反応を、どう思われたでしょうか。
体内から出る汗と、分泌物が混ざりあって、複雑な化学反応を・・・。
汗と分泌物とは、思いも及びませんでしたが、
おにぎりは、ただ握るだけといっても、その人の堅さなども
ありますが、でも、美味しいものです・・・・・。
求めた、我が家のシクラメンです