みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

美しい人

2012-05-04 20:47:03 | 暮らし

首都圏から美しい友人が来庵してくれました。彼女が美しいのは、容貌やファッションだけではありません。ダンスを始めとする多彩な趣味のいずれもが、美を享受し創造する世界のものばかりなのです。そして家族を大切にし、仕事に誠意を尽くし、人との関係を大事になさっている・・生き方も美しいのですね。

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昼食は当地の蕎麦店「しげふじ」に案内しました。店主が打つ10割蕎麦の味と歯応えもさることながら、私は店長(接客も担当)手作りのお豆腐が最高に好きなのです。

「しげふじ」の窓外には酒米「渡舟」の代田が広がり、その向こうに穏やかな山並みが見えます。木々の緑はこの数日でずいぶん濃くなってきました。

昨日の大雨の名残りのような小糠雨も、食事を終えて当庵に向う頃には止んでくれました。「晴れ女」の友人のおかげかも。雨が上がるやいなや、あちこちで田植えが始まりました。

友人の心尽くしの手土産も有難かったけれど、彼女の都会的感性が豊かな話題に深く興を惹かれました。私は八郷に移住して10年となり、都会には無い八郷の自然と人情に益々惚れ込んでいます。だからこそ、彼女の話から新鮮な良い刺激を受けることが出来たのではないかと思います。都会暮らしをしていた頃のかっての知人たちの、その後の様子なども色々知ることが出来て、時の流れを思い、しばし感無量となりました。

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庵内でのお茶うけは、当地の菓子店「銅山堂」の練り菓子「藤の花」にしました。

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遠路の帰り支度を友人がする頃には、雲間に青空も覗いてきました。やがて、ふっくらとしたお月様が東の空に上がってきました。