不安定な天気だ。この数日間の暖気の名残りで空気は生温かいが、風は冷たい。どんよりした雲の切れ間から日が差してきた、と思っているうちに、どす黒い乱雲が来たり。
K子さんから電話が来た。落ち込んだ声だ。会った。数日前から不安定な症状で苦しんでいたのだ。昨秋の化学物質過敏症(CS)軽快当初に陥った症状と似ている。
最近のK子さんはCSを忘れさせるほど元気だった。あまりに急な回復でエネルギーが弾けているようだった。それが潜在的な疲労の蓄積となり、反動としての症状が現れたのだろうか? それとも、化学物質が飛散しやすい季節の到来による反応だろうか?
不安定な症状が和らぐとともに、K子さんは内省を深められた様子だった。やがて声にも力強さが戻った。安堵した私です。